はぁ~~ん
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概要
『スーパーマリオRPG』に登場するキャラクター。
ストーリー中盤に訪れる事になるブッキータワーの主で顔はワリオに似ており、自分の事を「ボキ」と言う。
この時代は声が付いていないキャラが当たり前だったのだが、それにもかかわらずキャラは濃い、とにかく濃い。
子供っぽくて何を考えているのか全く分からず、敬語の使い方が滅茶苦茶で文章では説明しにくい性格。
また、マリオを知っているのに本人を旅の御方と間違えたりピーチの「マリオ!助けて!」という悲鳴を「マリオタスケテ」という謎の呪文と思い込む、人形が見つからなくて泣き出したり自分がピーチを背負っているせいで「後ろから声がする」と振り向いてもピーチの顔が見えない事を「かくれんぼをしている」と考えるなど天然な所もある。
塔の内部には仕掛けの他に路線が敷かれており自慢の機関車「ブキ96」で塔内を移動しながらマリオと何度か対峙する場面もある。
部下には3体のブッカーを引き連れている。
カブトムシが大好きであり、それゆえに後々のカジオー軍団の一員を撃破後にプレイ可能なカブトムシ捕獲ミニゲームもブッカーが運営している。
塔のフロントエリアには「古い順にご先祖様にあいさつせよ」との張り紙と6枚の肖像画があり、塔の道中には順番がぐちゃぐちゃになった肖像絵をフロントの順番どおりに調べると隠しアイテムが手に入るのだがこれが先祖の肖像画ならブッキーは7代目に当たる。
なお、本作の敵勢力でもあるカジオー軍団は武器の軍団なのだがブッキーは名前が武器っぽいだけで無関係である。
作中の動向
初登場時、彼はブッキータワーに天空から舞い降りた花嫁(カリバーが出現した時にクッパ城から吹き飛んだピーチ)を監禁していた。
どうやらピーチと結婚しようと企んでいたが、クッパを仲間に加えたマリオ達が阻止するべく塔に侵入して彼らと対立する事になる。
マリオ達が塔の最上階の部屋に着くとブッキーが戻ってくるので、カーテンの裏に隠れる事になる。
その後、結婚式の練習を始めたブッキーは練習に必要なマリオ人形を探してカーテンの裏を探索し始めるのでブッカーに見つからないようにカーテンの中を動くミニゲームが始まる。
なお、ブッキーの部屋にあるおもちゃ箱にはサムス・アランとディスくん、ファミリーコンピュータロボットの人形が確認できる。
最後まで見つからずにいた場合、マリオが代わりに人形を見つけてお礼に『ブッキーのおまもり』というアクセサリーが貰える。
装備すると素早さが少し下がる代わりに他の能力がアップして属性攻撃を半減できるレアアイテムであり、中盤でお世話になる装備でもある。
魔法防御が低いマリオかクッパに装備させるのがおすすめで特にクッパに関してはもともと鈍足なので素早さ減少が気にならず、非常に相性が良い。
なお、アイテム説明文によると少し臭うらしい(本作はばっちいパンツという防具アイテムもあるが、これも装備させているとゲーム上では問題は全くないとはいえやたら不潔なクッパが完成してしまう事になるが…)。
ブッキー坂ではマリオがブッキーを追いかけるミニゲームが発生して転がってくるタルやブッカーを利用してブッキーに追いつくたびにピーチからフラワーを獲得できる。
あまり獲得できなかった場合は一定期間のみ再びブッキー坂を訪れると取りこぼしたフラワーを少しだけ獲得できる。
その後、ブッキーはピーチを担いでメリー・マリー村まで逃亡。
先に結婚する予定だったキノ&ナンシーを追い出して結婚式場を乗っ取り、ピーチと結婚しようとする。
しかし、式場の裏口から入ったマリオ達に再び阻止された際の衝撃でピーチのアクセサリーが紛失。
結婚式を一時中断し、ピーチのアクセサリーを探す事になるが見つけるスピードに応じてマリオがキスされる相手が変わる。
最短だとピーチなのだが、手間がかかるとクッパやブッキー(下手したらその両方)からキスされる羽目に。
紆余曲折を経てピーチと無事に再会したのでマリオ達は一旦キノコ城に帰還するのだが、ウエディングケーキを製作していたノコックがせっかく作ったケーキを放置して帰るのに反対してしまい…。
騒動の解決後、ブッキーは塔の最上階で次の花嫁が降るのを待っていながら出番が終了したかに思えたがストーリー後半に訪れるとマシュマロの国から逃亡していたマルガリータが現れており、ブッキーは彼女といい感じになっていてEDで結婚しようとしていた。
ただし、ブッキーは結婚をケーキを食べる口実と解釈している節があり実際にマルガリータと結婚する事になると逃げ出している(リメイク版ではあれほど結婚を強要していたピーチの事もすっかり忘れている)。
戦闘では
かくれんぼで2度見つかると戦闘になるのだが、ブッキーは飽くまで「本当にマリオかどうか確認するためにヒゲを触って来い」とブッカー達に命令する。
あまり敵意の無い振る舞いだが、この時点ではなかなかの強敵なので注意。
戦闘になった場合はブッカーを3体連れて出現し、それらを倒すまでは攻撃してこないがこちらから攻撃対象にすることもできない。
ブッキーとの直接対決となると中盤に戦うキャラとしては能力が高めであり、特に「ばくれつきかんしゃ」がガード不可4倍ダメージと特に警戒する必要のあるので早めの回復や仲間の蘇生手段をあらかじめ用意するなど注意が必要。
ブッキー戦に勝利するとFPの最大値を5増やすフラワーギフトをドロップするのだが、そもそもとしてこの戦闘に突入した時点でブッキーのおまもりが手に入らないと言う取り返しのつかない要素があるためよほど拘りがないならミニゲーム前からやり直した方が良い。
と言う訳で、そもそも戦った事がないと言うプレイヤーも少なくないだろう。
リメイク版
かくれんぼに成功した場合でも「ブッキー(かくれんぼ失敗)」としてモンスターリストに「なにかんがえてるの」も掲載されるので安心。
逆に失敗した場合でも、後述の再戦で勝利するとブッキーのおまもりを入手出来るようになった(持っていない場合のみ貰えるので2個手に入る訳ではない)が、既にエンディングを迎えた後ではありがたみが薄いのでやはりかくれんぼについてはなるべく成功させたいところ。
なお、原作ではセーブデータの名前が最上階の扉を開くための呪文だったがリメイク版ではSwitchに登録したユーザーアカウントの名前になる。
「ジマンのアレを ジマンしたいのかもしれない。」
リメイク版ではクリア後に再戦イベントが追加。
ブキ96を改良したブキ023を自慢しようとしてくる(96というのは原作が発売された年の1996年から取っており、リメイク版は発売が2023年になった事で023に進化した)。
ブッキー自身は攻撃に参加せずブキ023の発車準備に集中し、攻撃は基本的にブッカー(強)が行ってくるが当然ながら彼らも大幅に強化されている。
さらにブッカーの1人はブッキーを応援する事で作業スピードを上げてきて数ターン後に上記の「ばくれつきかんしゃ」の強化版「ばくれつブキ023」を繰り出す。
これはガード不可の全体に9999ダメージと言う最強防具であるひまんパタこうらやスーパージャンパーの鉄壁の防御力すら凌駕する正に一撃必殺の攻撃となっており、演出も衝突した瞬間にバトル画面を覆いつくす程の大爆発を引き起こすなどいろんな意味で派手な技でこれを防ぐには作業中のブッキーを直接攻撃して集中力を無くすしかない。
発動までどういう処理になっているのかというとターンの開始時に発車準備をし始め、ブッキーのターンが回ってきたら「ばくれつブキ023」をしてくるという実は結構シンプルなもの。
ブッカーが応援するとブッキーの素早さが上昇していき、発車を阻害するのが難しくなっていくので間に合わない場合はマリオ、ピーチ、ジーノの3人わざによる敵の攻撃を一度だけ無効にする合体技『まもってヴェール」での防御か、レッドヨッシーエキスで無敵になるしか防ぐ手はない。
攻略法としてブッカー(強)はジーノカッターのアクションコマンド成功による9999ダメージが効くため前述の通りこの戦闘では素早さが極めて重要なので、パーティーでは最速のジーノが攻略のカギとなる。
ブッカーを全滅させると応援が入らなくなり、ブッキーは「ばくれつブキ023」以外の攻撃をしてこないので負ける要素は無くなるが逆にブッキーを先に倒すと自動的にブッカー達も倒れる。
勝利するとリメイク版から追加されたジーノの最強武器である「ステラ023」を託される。
ブッキー曰く、コレをブキ023に取り付けてなかったからマリオ達に負けたと言うが…。
なお、再戦イベントには特にマルガリータは関わってこない。
そもそもマルガリータとのイベントを見る前に再戦した人も多いだろう。
とはいえ、メニュー画面の地図から直接ブッキータワーの最上階まで行けるため再戦イベント発生前でも気軽にマルガリータとのイベントを見に行ける。
なお、既に見ている場合はブッキーとの再戦後にバルコニーを見てみると元通りお互いに寄り添っている姿を見られる(そもそも、ボス達との再戦イベントはマリオ達がカジオーとのラストバトルに挑む直前の出来事なので2人はエンディングのように結婚はしていない)。
ちなみに、かくれんぼに成功して戦闘を回避した場合は再戦イベント時にボス戦前の見え切りシーンが入る(他の再戦ボスは、一部を除いて見え切りシーンはない)。
ブキ96をブキ023にグレードアップするなど自らの手でメンテナンスする程の技術力を見せているが、モンスターリストによるとタワーや機関車のメンテナンスで出費がかさんだ影響によりクッパに壊されたドアが修理されないまま放置されている事が解説されている。
さらに資金繰りのためにお気に入りだったゲームをキノコ城の少年に100コインで売却するなど金銭面で悩まされている事が再戦時のモンスターリストで判明する。
なお、そのゲームが何なのかは明言されていないが上記のカブトムシが大好きである点から作中のミニゲームのひとつである「ばくれつカブトムシ」と思われる。
ちなみにその少年はそのゲームを500コインでマリオに売っている、ブッキーは泣いてもいい。
参考として本作における世界の物価はメリー・マリー村の最高級ホテルのスイートルームで一泊200コインである。
なにかんがえてるの
ブッキー(かくれんぼ失敗)(SFC・Switch共通)
「今のしんきょうは、夏休みの最後の日に、宿題を1つもしていなかった事に気付いた時に、にている」
本作で戦えるキャラクターの中でセリフがもっとも長い。心境を要約すると凄い焦っていると思われる。
ブッキー(ブキ023)(Switch再戦時)
「今のしんきょうは、大事にしていたプラモデルを掃除で棚から落とされてしまった時に、にている。」
こちらもセリフがとにかく長い。「ばくれつブキ023」準備中に攻撃されて集中力を無くされた時と通ずるところがあると思われる。
スーパーマリオくん
50巻~51巻に収録されたスーパーマリオRPG編に登場。
原作と比べるとボケキャラになっており、意味不明な言動は取らない上に顔立ちもまともで表情豊か。
50巻の「コロコロコミック」編では、ブッキータワー内でピーチと結婚式を挙げようとするがマリオたちに突入される。
この時、なぜか巨大ケーキの自慢ばかりしてマウントを取っていたせいでマロから「マリオさん、ケーキも結婚式もぶちこわしてやりましょう!!」と怒りを買った様子。
しかし、巨大ケーキの正体はカジオーによって生命を与えられた刺客であったためそれを知ったブッキーはせっかくのケーキが台無しになったと悲しんでいる。
マリオ達によってケーキが倒された後は「やった! やった――っ!!」とバンザイして喜んでおり、ブッカーからツッコミを入れられたが、この展開からブッキーとは戦闘にはならなかった。
51巻に収録された三年生版では、原作と同じくメリー・マリー村でピーチとの結婚式を挙げようとする中でそこへたまたま通りかかったマリオ達がその事を知って教会まで乗り込んで来る。
ピーチには嫌がられているのに「大よろこびであ~る」と発言するなどボケを披露するもマリオ達が邪魔者だとわかっているようで、直後にピーチ姫を連れて逃走する。
ポピンとブッカー隊がマリオたちの行く手を阻むが倒されてしまいマリオに追いつかれる。
ブ「よ――し、こうなりゃ…」
マ「やる気だな!」
ブ「ピーチ姫を返すから、ゆるしてちょ――だい」
マ「なさけないやつ~!!(ズッコケる)」
こんな感じで決着を迎えた。
ちなみにこのネタは、スーパーマリオ64編でも使われている。
余談
スーパーマリオくんに登場するワリオとは見た目以外にも共通点が多い。
「子供っぽい思い付きやワガママで手下たちを振り回す(6つの金貨編)」「ツリーの最上階におり、会うためには数々の罠を潜り抜ける必要がある(ワリオの森編)」「ワリオとの対決の際にはクッパがマリオたちの味方となる」などがあげられる。
本山一城版のワリオも自分の居城にやって来たデイジー姫を捕まえたり、ピーチ姫に対する恋愛感情を抱き強引に夫婦になろうとしていた。
キャラクターの事を書いてある古い資料にはブッキーはバカと書かれている。
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