概要
サングラスと水玉模様のバンダナが特徴のドンキーコングの友人。趣味はサーフィンで、釣りが好きという一面も持っている。長い間ハワイに行っていた為、会話に英語風の訛りが見られる。一人称は「ミー」または「オレ」。基本的に二足歩行で行動しているが、作品によっては四足歩行で駆け回ることも。
サーフボードの柄はバリエーション豊富。ちなみに『スーパードンキーコング2』では何故かボードに乗ったまま浮遊している上にそのままサーフィンの動きをしており、『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』では打席へ立つ際、サーフボードで飛んで現れる。
操作キャラクターとして
2005年以降、本人はプレイアブルとして登場する機会が大幅に増えている。ファンキーは中でも『ぶらぶらドンキー』シリーズや『ドンキーコンガ3』、『ドンキーコングたるジェットレース』においてはコングファミリーにおける4番手的立ち位置となっている(『たるジェットレース』の場合はロード画面の一つの内、ドンキー、ディディー、ディクシーと並びクレムリン軍団と対峙している)。
標準的な性能のドンキーを上回るパワータイプとして、もしくは最高速(レースゲーム)を誇る立ち位置として設定されることが多い。
『リターンズ』以降の作品ではコングファミリーからの登場キャラクターまでもが絞られる傾向にあるが、2000年代にパオンによってレギュラー化されたおかげか『トロピカルフリーズ』で無事に再登場を果たしており、現在マリオシリーズのレギュラーであるドンキー、ディディー以外の近年に出番があるキャラクターは本人を含めて3人のみとなっている。
登場作品
大体の作品ではファンキーバレル空港を経営しており、ファンキーバレルに乗って、一度クリアしたステージや離れた小島に行くことができる。
初登場作品。建物に掲げられた看板の文字は左側が角度的に非常に読みづらいのだが、おそらくは「Barrel Flights」「Book Now(こちらは赤字。「今すぐ予約しよう」という意味)」。
予約とは言っているが、ドンキーコングが友人だからか無料でタル型のジェット機「ファンキーバレル」を利用させてくれる。
たとえキャンディーの小屋が見つからなくても、ファンキーの小屋が見つかればファンキーフライトでそれまでのレベルで見つけたキャンディーの小屋まで飛んでいきセーブするという手が使えるため結構重要(またファンキーの小屋に行き飛んでいけばいいので)。このことはクランキーがヒントとして教えてくれる。
なお、敢えてすぐには乗らないでいると素顔を見ることができる。
上記のように「一度クリアしたステージしか行けない」ことを「ゲ~ムのつごうだゴメンしてね」と初登場時からメタ発言をかまして説明している他、色々と簡単なアドバイスもしてくれる。
ファンキーのすぐ下に掲げられた看板は「FUNKY flights」。
建物が変化していることも併せてリニューアルしたのかもしれない。なお、ファンキーのいるエリアの名前も「ファンキーフライトII」になっている。
本作からバナナコインが通貨として導入されたのだが、ドンキーコングがプレイアブルキャラとしていないからなのか、フライトが有料になった(バナナコイン2枚なので格安な上、各レベルで初めて利用したときのみであるとかなり友好的な値段設定だが)。やはり重要性は変わっておらず、リンクリーの学校が見つからなくても飛んで行ってセーブする、という手を使える(ファンキーとは逆に初回が無料なので、すでに使ったポイントに飛んでいくとバナナコインを取られる欠点があるが)。
本作では乗り物が変わっており、ジェット機ではなくプロペラ飛行機に。一部では乗り物が劣化した上に有料になったことで「サービスが悪くなった」とネタにされたことも。
ディクシー達に移動用の乗り物を貸してくれる。最初はモーターボートしか借りれないが、特定のボスを倒して手に入れたアイテムを所持した状態でボート小屋に訪れると新しい乗り物を造ってくれる。
ランニングシャツを着用したのは本作から。
なお、乗り物を借りたにもかかわらずそれを乗り捨ててファンキーのいるボート小屋へと戻ってくると怒られてしまう。
武器商人として登場し、飛び道具の武器を販売する。ステージを進めていくにつれ、弾薬やオレンジ(いわゆる手榴弾のようなアイテム)の上限を増やしてくれたり、武器自体の性能を高めてくれる。
本作に限り、丸サングラスや迷彩柄のキャップとつなぎを着用して大筒を背負っているというミリタリーチックなスタイルで登場している。よく見ると丸サングラスが半透明なので目元が確認できる。
この作品のみ口調が標準語になっている。
4P専用キャラとして参戦しているほか、ファンキーニュースでプレイヤーにアドバイスを送ったり、リズムバナナ収穫のためにスーパータル大砲を発明している。収穫の際には一発ごとにチップの支払いが必要。ちゃっかりしてはいるが、何度も弾代わりにリズムバナナの木にぶつけられるドンキーの身を案じて最大5発で打ち止めとなる。口調はSFC時代と同様。
初期キャラクターであり、性能としてはジャンプ力が最も低いが最もアタックが強いというもの。つまり、ドンキーコングよりもアタックが強い。
最高速に特化した隠しキャラクターとして登場。アタックは右足蹴り。メニュー画面のオプション欄にポインターを合わせると、ディクシーの手を借りながら作業に取り掛かっているムービーが流れる。
ちなみに本作のボイスは後の『マリオカートWii』で流用されることとなる。
6年ぶりに再登場。プレイアブル化したクランキーコングに代わりアイテムショップ「フライ・アンド・バイ」を経営。収集要素であるフィギュアが手に入る「シャカポン」も取り扱っており、これがダブりやすいためバナナコインはできるだけ集めておくと良い。
Switch版ではファンキーモードが追加され、まさかの操作キャラクターに格上げ。ファンキーモードは初心者に配慮したイージーモード的扱いから体力がドンキーより多い・サーフボードを使った二段ジャンプ・ホバリング・トゲ無効・シュノーケルによる水中活動時間無制限・連続ローリング可能と相対的にスペックが非常に高く設定されている。ただし必殺技は使用不可。
冒険に出掛けている間は新たに登場したオウムのトークスにショップを任せている。
公式からの宣伝文句は「助っコング ファンキー参上!」
他のシリーズでは
マリオシリーズ
ディクシー同様、マリオシリーズにも登場しており、『マリオカートWii』から隠しキャラとして初登場。
『マリオカートWii』ではスピードの伸びが最も高く、とくに「ファンキーコング+スーパーバウザー(通称ファンバウ)」の組み合わせが強力だったことから性能面での人気が非常に高く、最速を目指す場合は軒並みファンバウが選ばれたため「マリオカートWiiならぬファンキーバイクWii」等と言われたりしていた。実はグリップ性能も重量級の中では最も高い。
また、自身の名を冠したバトルコースの一つ「ファンキースタジアム」が用意されている。
先述の人気具合に加えて本作はマリオカートシリーズの中でもトップクラスのセールスを叩き出している影響もあり、それまでドンキーコングシリーズに触れたことのなかったユーザー間への知名度向上に繋がった。
『マリオカート7』以降は長らく不参戦となっていたが、スマホアプリの『マリオカートツアー』にて2020年5月20日から開催されたジャングルツアーにてディクシーコングと共に復活参戦。モーションの殆どがドンキーから流用されていた『Wii』から一新され、ジャンプアクションでは波に乗る様な動作を取ったり、サイドチェスト等マッシブなポージングを決める。
スペシャルスキルはバナナバレル。前方に大量のバナナを撒き散らすアイテムだが、その特性ゆえにかなり自滅しやすい。さらに同作で重要なアイテムスロットの数を最大の3つの状態で走れるコースもかなり少ないため、実用性には乏しかった。
『マリオカート8デラックス』ではコース追加パス第6弾の追加キャラクターとしてディディーコング、ポリーン、キノピーチと共に参戦。
ジャンプアクションではサーフボードを持ち出し、ついには水飛沫まで起こすようになった。『Wii』の時に似てスピードの伸びが最も高く、クッパやモートンといった最重量級のキャラクターよりも多少コーナリング性能に恵まれている(代わりに重さや被弾後の無敵時間で劣る)という特徴があり、タイムアタックでスピード重視のカスタマイズが強いコースでは世界上位の記録にファンキーが君臨している。
『スーパーマリオスタジアムファミリーベースボール』にも登場し、スポーツ作品へ隠しキャラとして初参戦。なんとサーフボードをバット代わりに使用する。投手としてはチャージしてボールを投げると投球スピードが下がるという変則的な特徴を持つ。
チャレンジモードではDKジャングルで宝探しをしていたところ、ファイアブロスに石板の在処を問い詰められ逃げ回っていた。救出すれば仲間入りと同時にショップがオープンする。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』まではフィギュア・シールなどで登場していたが、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではマスタースピリットとして登場。
映像作品では
アニメ版
サーフィン好きな事が強調されており本人曰く「脳みそは常に波乗りをしている」とのこと。だが、飛行機が欠陥だらけだったり、クリスタル・ココナッツを「石ころ」呼ばわりするなどサーフィン以外のことにはトンと疎いようである。基本的に目の前の事しか見ておらず総合的な人物評価や物事の本質を冷静に見極める能力に欠けており、クルールのせいで何かを台無しにされるとクルールではなくドンキーに怒りの矛先を向ける事もある。
叔父にスペイシーなる者がいたとされ、魔法のランプ「ミステリーフューチャー」を形見として所持している。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
作戦会議のシーンにてサーフィンを楽しむファンキーが描かれたポスターが飾ってある。サーフボードの柄はトロピカルフリーズのもの。
また、作中にはサングラスを掛けたコングが複数登場しているが、バンダナやランニングシャツを身に付けておらず、どれがファンキーと言えるかは断定し難い。
なお、マリオ達の元上司が彼を人間にしたような姿だったが、勿論別人である。
担当声優
ゲーム版:土屋トシヒデ(『ドンキーコングたるジェットレース』以降)
アニメ版:BANANA ICE
関連イラスト
関連タグ
スーパードンキーコング ドンキーコング ファンキー コングファミリー サーファー メカニック エンジニア
バンジョーとカズーイの大冒険…64版のグランチルダのクイズショーの選択肢に『おサルのファンキー』がある(XBOX系列版では未確認)。