- つなぎ、ツナギ、つなぎ服(つなぎふく)とは、上衣と下衣が一体の外衣。作業服や防護服、子供服に多く取り入れられる。英語圏ではスカイダイビング用の外衣に由来するという意味でジャンプスーツ(英: Jumpsuit)と呼ばれるが、日本で多く用いられる(シルエットのゆったりした、作業服としての)つなぎはボイラースーツ(英: Boilersuit)と呼ばれることが多い。Pixivにおいては作業服としてのイラストが多い。上下が繋がっているため通気性が悪く、夏場は非常に暑い。ゆえに、下半身部分だけを着て上半身部分は脱ぎ、袖を腰に巻いて結ぶ着用法もよく見られる。
- 主に料理で食感を良くしたり成形しやすくするために加える結着剤のこともこう呼ぶ。そば粉に対する小麦粉や、麺類の鶏卵など。
作業着として
上下に分かれた服装は、ウエスト(くびれ)部分から汚れや破片などが服の中に侵入する可能性があり、また機械を使った作業の際に、作業部に近いウエスト部分の布に余裕があると機械に巻き込まれる危険性もある。そのため、ウエスト部分の開口部をなくしたつなぎが整備士や塗装業者の作業着として多く用いられている。作業で着用する際は前述の目的に沿い、足首や手首の開口部は、体型に合わせて隙間のないようにしっかりと締める。
一部でなにやらあやしいイメージが醸しだされるのはだいたいこいつのせい。
なお、そのようなイメージに反して実際は大変尻を出し難い構造であり、普通に用を足すだけでも上半身部分の扱いに苦労する。
コスチュームとして
ツナギを纏い、悪を討つ。とくれば多くの人があの2人を思い起こすだろう。彼らは作業着(=普段着)とヒーローコスチュームがリバーシブルであるため、変身前も後もツナギである。ツナギがベースのヒーローコスチュームというのは異色であったものの、2年間の平均視聴率は20.1%、最高視聴率は第11話の28.4%と、タツノコプロ制作のアニメの中で最も高い数字を残し、同スタジオの代表作となった。
ボディスーツとして
レーシングスーツやライダースーツなど。またパイロットスーツにもつなぎ状のデザインが多い。近未来感を演出する為だろうか。スタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』 (1968年) においても、宇宙飛行士の船内服としてつなぎが用いられた。しかし現実には米国、ロシアの宇宙計画においてつなぎが船内服に用いられたことはない。
囚人服として
ベルトを使わないことから、囚人服にも用いられている(ベルトが武器や自殺に使われないため)。