『さぁ!しゅっぱ~つ!』
日本語CV:北島淳司
概要
『スーパーマリオブラザーズワンダー』のキャラクター。
「おしゃべりフラワー」という名称は任天堂公式サイトのニュース記事より。
チョウセンアサガオに目がついたような外観で、近づくとプレイヤーにフルボイスで喋りかけてくる。
本体設定に合わせて全14言語が用意されており、もちろん日本語音声も用意されている。
その内容は、今いる場所で現在の進行に対する小さな反応であるが、中には「クリボーっておいしいのかな?」と言い出したりするものや、メタ発言をするもの、中には腹黒い一面を見せるものもいる。
また、状況に応じて内容に変化が出る個体もいる(ワンダーフラワーを無視する、目の前でやられる、動かさずに放置する等)。
花の色がオレンジのタイプとバッジチャレンジに登場する赤色のタイプとW4『ここはどこ?赤青迷宮』でのスイッチで赤と青に色が切り替わるタイプの3種類がおり、バッジチャレンジ時のタイプはオレンジのタイプよりも野太く勇ましい喋り方をする。
スイッチで切り替わるタイプは赤の方がプレイヤーに友好的な性格で、青の方はクールな性格になっており、つまり二重人格である。
水中でも普通に活動できる他葉の部分は上下に動かす事で飛ぶ事が出来る為、植物でありながら移動する事が出来る(ステージによっては谷底や毒沼、溶岩に落ちようが何事もなく上がってくる)が、あまり遠くへは行けないようで、ゲーム中には隠し通路に咲いてしまったせいで話し相手がおらず寂しがっている個体も確認できる(ちなみに根があるらしいが、葉の下側には特にそのような部位は見られない)。
おしゃべりフラワーのボイスや吹き出しの表示は「ボイスあり・表示あり」がデフォルト設定になっているが、オプションで変更することができる。
このときボイスOFFにすると、「えぇ!?ボク、うるさかった!?」との声量で嘆く。
なお、このオプションを洞窟内など周りへ広がりやすい場所で変更すると、ご丁寧に嘆きのボイスにも残響がかかる。
ボイス言語は「本体設定と同じ」に設定されているが、これもオプションで自由に変更可能。
なのだが、中国語の好驚奇(ハオジンチィ、意味は「ワンダー」)や、辛苦了(シンクーラ、意味は「おつかれ」)は日本人からは下ネタにしか聞こえず、結構ネタにされている。
語彙集
- さぁ!しゅっぱ~つ!
- ヤッホー!
- あっ(の後に)いらっしゃーい
- おーい!
- はーい!
- またね!
- またおいで
- ん?
- わ!
- わわわ~!
- ゴー!ゴー!レッツゴー!
- いけいけー!
- はやーーーい!
- あわわ…
- とんでけー!
- おひるね日和だね
- あ(※「おひるね日和だね」の後に寝ているクリボーを倒したりした際に)
- ウキウキ〜
- どうやってここに?!
- 夕日がキレイだ…
- なにごともタイミングがダイジ
- むこうになんかあるような…
- ねっこまでカラカラ…
- キチョウな水をボクのために…!?
- ポヨーン!
- おちついていこー!
- ありがとぉ〜!
- べんりなハナだね
- ハッ!
- なんだよ~
- びっくりしたぁ!
- うわ!
- ぁああーーーーー!
- わ〜い
- キミ やるなぁ…
- さぁ!いってみよう!
- うわぁ〜!
- イイ天気〜
- 連続ゲーーット!(スーパースターを連続で手に入れたとき。吹き出しはないが、画面左右におしゃべりフラワーが一瞬現れる)
- イテッ!ちょっ!ヤメ…!ぅわ!しつこい!(※W1-2『歌って踊ってパックンマーチ』でワンダーフラワーを取らずに進み天井にいる個体に攻撃する)
- 空中でRボタン!(の後に)…Rボタンってなんだ?
- クリボーっておいしいのかな?…じゅるり(※フラワー諸島『なんでも食べるぞアングリの並木』にて)
- こまるんだよね、そういうの(※W4『頭上注意!ゴロゴロ回廊』でワンダーフラワーを取らずに強引にコースを進む)
- やっちゃったね…(※W2『氷つるつるズンドコの谷』でズンドコを倒す)
- ワンダーーー!(※W6『溶岩トンネルの波リフト』にてルーレットブロックのイラストがおしゃべりフラワーの際に叩くと出現。直後に「アッチィ!」と言って溶岩から飛び上がってくる)
- ボクたちいつも プカプカしてるの こんなカンジで(※フラワー諸島『デーン!と飛び出るハイデンのなわばり』にて)
- ボクといっしょに およがな~い?→ス~イ ス~イ→キモチイ~!→キミがいるとせまいな…(※フラワー諸島の『嵐の予感!どしゃぶり雲で雨のぼり』にて)
- めでたし めでたし また 会いに来てね!(※エピローグ・The Endの画面にて)
ゲーム内だけではなく、公式サイトで聴けるものもいくつかある。スマートフォンではサイトの画面下に5体いるおしゃべりフラワーをタップすると、ランダムでいくつかセリフを聞くことが可能。
- あっ ボクです
- GO! GO! GO! GO! GO!(※左から順番に聴ける)
- 今日はなにたべた?(の後に)やさいも たべるんだよ
- キミ ボクのことばがわかるのかい?
- さがしものは みつかった?
- フラワー王国で まってるよ!
- ハックション!!(の後に)オシベがムズムズする…(※公式サイトではセリフの順番が逆になっている)
- あぶないからここでジッとしてるの(の後に)ま…うごけないだけだけどね(※フラワー諸島の『吹き矢で登ってフキヤンの巣』にて)
- ボクのしゃべりかた ヘンじゃない?(※W4『そこのけマジローの散歩道』にて。ボイスは高速化している)
余談
- 「開発者に訊きました」によると、開発段階のワンダーにはサッカーや野球のような実況機能があり、通常のアナウンサー実況の他にもツンデレ実況という攻めたものもあったという。
- しかし、正式に機能として組み込むには声のバリエーションが多くなりすぎるとして不可能と判断されてしまうも、半年も掛けた実況機能の試行錯誤を完全にやめてしまうのはあまりに勿体なかった為、「マリオの世界に合う実況」として形を変えたものが「おしゃべりフラワー」である。
- やけに友好的な性格や別のゲームに登場する喋ってくる黄色い花のせいで発売前はラスボス疑惑が出ていた。実際、前例はある。
- 日本語CVをつとめる北島淳司氏はドンキーコングたるジェットレースへの出演を経て、本作が本格的なマリオシリーズの出演になった。
外部出演
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では2024年から計4回開催されたスピリッツのイベントでワンダーフラワーとセットで登場。DLC込みでは全スピリットでリストの最後を飾るスピリットとなった。
関連タグ
実況おしゃべりパロディウス:コナミのSTGであるパロディウスシリーズの中でも「ゲーム中に実況が入るSTG」。もしもワンダーが当初通り実況システムだったらこれに次ぐ異例のものとなっていただろう。