「Wowee Zowee!(ワーウィザーウィ!)」
概要
「スーパーマリオブラザーズワンダー」で登場したマリオの変身形態。
ゾウの牙と耳を象ったリンゴのようなアイテム『ゾウフルーツ』を取得することにより変身する。
今までのマリオは動物への変身にタヌキやカエル、ネコなどといった着ぐるみを着用してきたものの、ゾウマリオはなんとゾウそのものに姿を変えてしまった。
とはいっても着ぐるみではない変身もスーパーマリオギャラクシーよりオバケマリオという前例があるため、『着ぐるみやスーパーマリオオデッセイのキャプチャーではない動物系変身としては初めて』となる。
長い鼻を振ることで敵を吹き飛ばしたり、レンガブロックを破壊できる。重いトゲ鉄球も鼻で弾くとノーダメージでわずかに押し戻すことができる。ボス戦ではクッパJr.が甲羅にこもった状態でスピン攻撃を仕掛けて来た際も同様に跳ね返すことが可能。
水のある場所に行くと自動的に鼻に水を溜め、ボタン操作で地面に撒ける(鼻に水を溜めた状態でゴールに着くとポプリンに水やりをして頭の花を咲かせる演出がある)。
甲羅を象の鼻で叩くと上に弾かれ、5回連続で地面に落とさず弾き続けると中から5コインが出てくる。ズラカルの撃ってくるフルーツでも同様になる。
単純なパワーも上がっているので、本来複数回ダメージを与えなければならない敵も踏みつけ1回で倒せたり、他の変身では持てない大きな甲羅を持ちあげて投げると固いブロックも壊せる。
土管や扉は当然身体の幅より狭いので、窮屈そうに通り抜ける。ゾウピーチ・ゾウデイジーの場合はドロワーズをパンモロしている。
ちなみに本作でもマリオ(と言うかヨッシーさえも)はヨッシーに乗る事が出来るが、そのサイズ差は思わずヨッシーが心配になるほどである。
スーパーマリオくんのスーパーマリオブラザーズワンダー編でもゾウ変身したマリオ達に一斉に乗られ「みんなで乗らないで〜〜!!」とツッコんでいた。
ちなみにゾウ変身のサイズだが、どうやらクッパとあまり大きさが変わらない様子。
反応
前述の通り着ぐるみを着用したこれまでの変身と異なり、動物そのものに姿が変わるマリオが初めて登場し、ニンテンドーダイレクト発表時点で世界中のファンが反応した。
特に太っちょ体型の動物への変身というニッチな属性に反応した人は多く、発表から間もなくファンアートが数多く描かれた。
また、2003年の30巻のタヌキの化けネタとして登場し2023年6月現在もコロコロコミックで連載中のギャグ漫画『スーパーマリオくん』の作者である沢田ユキオも反応し、早速ゾウマリオのイラストを作成、発表翌日にコロコロコミック宛に送った。そのイラストはTwitterにアップされている。
また、ツイッター(現:X)では情報初公開時の「ゾウマリオのその何とも言えない突っ立ったポーズと何を考えているかわからない表情」が一種の独特な雰囲気を感じさせたのか、
「話が通じない、常識がずれている、場の空気が微妙に読めてないタイプの人間が言いそうな台詞」をゾウマリオの画像と共に呟くゾウマリオ大喜利が局地的に行われた。
関連タグ
歴代の動物系変身マリオ
カエルマリオ(スーパーマリオブラザーズ3)
太る変身マリオ繋がり。本作でも一部のワンダーにてこの姿に変身することがある。
こちらも太る変身繋がり。
ゾウのエリー 魔神タージ:任天堂キャラのゾウ。前者は『スーパードンキーコング3』で主人公が変身できる姿、後者は二足歩行するうえに体型が似ているという共通性がある。