概要
「ルイージマンション」に登場したオヤ・マー博士の会社で製作された機械で、ゲーム中マリオにアクションなどを説明してくれる。『スーパーマリオサンシャイン』におけるメイン武器であり、放水することで、落書きや泥を消したり敵を倒したりするなどの活躍をしてくれる。
英語名は「The Flash Liquidizer Ultra Dousing Device 」略して「F.L.U.D.D.」。
しかし、水を放水することで画面右下のポンプメーターが減っていきゼロになると放水できなくなる。
ポンプメーターの主な回復方法は水中でRボタンを押したり、噴き出す水に触れたり、ペットボトルを入手したり、ノズルを交換することで回復できる。
ノーマルノズル以外のノズルは各種のノズルボックスから入手することができる。
会話をする際には丁寧な口調で話す。字幕では機械音であることを判別するためか、「です」「ます」がカタカナで表記される。
エンディングで動かなくなってしまうが最終的には(おそらく一旦、オヤ・マー博士の処へ送還され)修理された。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、マリオトルネードに代わるマリオの下必殺ワザとして登場した。
その後の大乱闘スマッシュブラザーズforと大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにも下必殺ワザ続投ゲストだが、フィギュア化はXのみだった。
ちなみに、なぜドルピック島の空港に放置されていたのかは謎。ただ、ポンプからはマリオのことを最初から認知しており、ピーチ姫やキノピオ達と同様にマリオが無実であることを最初から知っていた。
前述通り終盤でクッパ撃破後に壊れかけた後に一応生還したが、その後の公式説明がなく、おそらくはオヤ・マー博士に返却された可能性が高いが、何せ「サンシャイン」以来2024現在マリオシリーズ新作にはゲスト出演しておらず、動向が明かされていない点はモンテマンとマジック・ブラシ同様の謎要素と化してしまっている。
ノズルの種類
ノーマルノズル
前方に放水する。放水の勢いを利用してバック宙や、ロープに捕まっての大車輪ジャンプなどにも用いる。
ノズルボックスはなく、ノーマルノズルを別のノズルに変更することはできない。
ホバーノズル
下向きに放水する。地面の落書きを消せるだけでなく、一定時間空中移動できる。青いボックスに入っており、ターボやロケットノズルと違って半透明になって取得出来ないという状態になることは無い。
ジャンプで穴を超える自信がない人にお薦めである。コースをクリアするかヨッシーを降りた後はこのノズルに戻っている。
ターボノズル
パワーをチャージした後、地上・水上を問わず高速ダッシュが出来る。灰色のボックスに入っている。
水上のほうが操作しやすい上、ポンプメーターが減らない。ダッシュ中にジャンプすれば通常より大きなジャンプが可能。通常届かない場所に行けるほか、ボディアタック等のアクションでは壊せない扉を突き破ることもできるが、水の消費量が多く汚れを消すには向いていない。
ロケットノズル
赤いボックスに入っている。
3秒ほどパワーをチャージした後、通常より高くジャンプが出来るが、一回の使用で多くの水を消費する。飛び上がった状態でヒップドロップすると強力なスーパーヒップドロップとなり、これでしか破壊できないブロックやギミック(仕掛け)も存在する。
唯一、放水し続けることができず、ターボノズル同様汚れを消すには向いていない。
余談
『サンシャイン』のプロローグで、マリオを自身の購入者としてユーザー登録を行う場面がある。
その認証画面からはマリオのプロフィールの一部が分かるだけでなく、このポンプの個体情報も左上に漢字で表記されているのが分かる。なお、数字は日本のものとは異なる漢数字で表現されている。
その説明から、製造から100年は利用が保証されていることが分かる。
製造番号 | 6418541 |
整理番号 | 5913 |
製造年月日 | 2001年7月19日 |
保証期限 | 2101年7月18日 |
おこるでしかし |
また、ビアンコ村の洞窟アスレチックやマンマビーチの砂の城アスレチックなどでは初めて攻略時にはその度にニセマリオがポンプを奪ってホバー禁止になるが、攻略後は何事もなかったかのようにマリオの元に戻る。少なくとも改造や自我消失の類は受けておらず、おそらくはニセマリオの分身が一時預かりだけで済ませているようなもので、公式説明がないことには謎が多い。
スーパーマリオくんでは
道で倒れていたところを、パックンから逃げるマリオに偶然発見されて出会う。
初期の頃は、自身をうまく使いこなせないマリオとケンカすることがしばしばあったが、マリオに引けをとらないボケキャラのヨッシーが加入してから2人のツッコミ役に回ることが多くなった。
また、初登場回においてはコロコロコミック掲載当初タメ口で喋っていた(マリオに対して「おめー」呼ばわりするなど)が、次の話以降および単行本では修正されてゲーム版に準じた口調となった。