※本記事は『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のネタバレを激しく含んでいます…というより、このキャラの存在自体がネタバレです。
「神の一族への永き恨み・・・」
「我が力を開放する悦び・・・」
「全てを、お前に叩きつけてやろう」
「・・・そしてあの万能の力・・・」
「トライフォースを我が手に納め」
「未来永劫、魔族の支配する世を!!」
概要
『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のラスボス。
「封印されしもの」の本当の姿であり、今作から数千年前に起こった戦争の黒幕。
真っ赤に燃える炎の髪の毛に漆黒の肌、巨大な剣と強大な魔力を携えた真の魔族の王。その体躯はリンクの2倍ほどはある(このキャラとあのキャラを足して割ったような外見をしている)。
女神ハイリアとは対になる存在であり、世界を支配しようとして多くの魔物を引き連れて征服した。
世界征服後、女神ハイリアとは何度も戦うが、ついに敗れて封印されてしまう。
しかし女神の力をもってしても完全には封印できず、未来から来た女神ハイリアの転生者であるゼルダが自らを封印し終焉の者の封印のみに注力させることで、ようやく封印が安定していた。
女神と終焉の者との戦いから時は流れ、過去に行ったゼルダが安定させていた封印の力が弱まったことにより再び活動を開始。
腹心である魔族長ギラヒムにスカイロフトに住むゼルダを拉致させ、女神ハイリアの力が宿っている彼女の魂を生贄とすることにより完全復活を目論む。
この事態を予測していた女神は、勇者としてリンクを地上に送るが、このリンクが使う女神の力に反応し、「封印されしもの」として復活を果たす。
その後はパワーアップしながら何度も甦ったが、その度にリンクがスカイウォードで再封印を施していた。
そして女神の試練を乗り越えてトライフォースを手に入れたリンクの願いによって完全に消滅するが、ギラヒムによって再びゼルダが拉致されてしまう。
「魔王様がいないこんな時代に用はない」というギラヒムは封印の地にある時の扉を使って過去(まだ封印されしものが生きている時代)に戻り、さらったゼルダを使って儀式(通称ギラヒムダンス)を行う。
儀式によって女神ハイリアの力を吸収した終焉の者は完全復活してしまう。
そして、ギラヒムとの最終決戦で彼を倒すと、封印が解かれ、長きにわたる復活を果たす。このときの彼は終焉の者を”マスター”と呼び、剣の姿となる(つまりファイのポジション)。
かつては空へ逃げるだけだった人間の成長を認め、リンクに一騎討ちを挑むが、これに敗北。
断末魔に「我の呪縛によりお前たちと我の権化との戦いは永遠に繰り返すのだ」という言葉と黒い残留思念を残して消滅した。
その後、終焉の者の残留思念はマスターソードに吸収され、マスターソードの中でその思念が消え去るまで封印されることとなる。
戦闘
第1形態では、剣攻撃は大きく分けて3種類で、剣を引いた後の斬り上げ攻撃・剣を振り上げた後の斬り下ろし攻撃・剣を左or右側に構えた後の横斬り攻撃があり、これに加えて近づくと左手でパンチすることがある。
第2形態では雷が来ると、剣を空に向けて雷を溜めて衝撃波を放つようになる。この衝撃波はリンクも同様の方法で雷を貯めて衝撃波で相殺できる。最終的にこの雷を纏ってからのサンダーウォードで倒すことが鍵。
他にも、突進攻撃を繰り出してくる。
ちなみにファイの「スカイウォードが使えない」発言を受け、加えてラスボスだから小細工抜きの実力勝負だろうと考えた結果、サンダーウォードを使わずに彼を倒すプレイヤーも多かった。
余談
- 上記の断末魔や容姿が酷似していることから彼の転生体、あるいは呪いで運命に干渉した結果が魔王ガノンドロフだと思われる。
- 『ゼルダ無双』のガノンドロフは長髪・武器が巨大な(双)剣・天に掲げた剣に雷を溜めて衝撃波を放つ、終盤でギラヒムを倒すと「この世界はマスター(ガノンドロフ)のもの」と言葉を遺すなど、終焉の者を意識していると思われるところが随所に見られる。
- 「リンクとの一騎討ちで剣に雷をまとう」という展開は、姫川版のガノンドロフが行っている。こちらは鍔迫り合いに圧されていたガノンドロフが剣に電流魔法を流してリンクを感電させた。
- 姫川明の漫画『[[ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス>トワイライトプリンセス]』]7巻では、3つのトライフォースを手にして完全体になったガノンドロフのイメージとして終焉の者と思われる横顔が描かれている。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では召喚スピリッツで登場。条件は言うまでもなくこの二人。