概要
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて登場する地名。
ハイラルの中心部からやや南寄りにある、切り立った崖に囲まれた台地。
北側に入口があるが、現代では土砂で塞がっており、入口内部の坂道には水が溜まってしまっている。他に入口は無いため陸の孤島と化しており、基本的に現代では人はほぼいない。
この台地はハイラル王国建国の地であり、時の神殿のある場所に建国されたという説もある。
上記の入口の前には門前宿場町(『厄災の黙示録』での描写から、東の宿場町と合わせてかなり大規模な町だったことが分かる)の跡があるなど、大厄災前は巡礼か何かの地として栄えていたことが窺える。
ブレスオブザワイルド
ゲーム開始時にリンクが目覚める場所(回生の祠)。
今後の冒険におけるチュートリアルステージとなっており、シーカータワー、シーカーストーンの基礎能力が封じられた4つの試練の祠、女神像が座する時の神殿跡、更にはイワロックなど多彩なランドマークが存在し、南側には雪山があって全てのプレイヤーが気象ダメージをここで初体験することになる。
住人らしい住人は木こりを営む老人が一人きり。料理や狩猟の作法を教えたり、防寒着を提供してくれるなど、右も左もわからないリンクを手助けしてくれる。彼の正体はチュートリアルの最後に明かされる。
チュートリアルステージであるため、出現モンスターは基本的にボコブリンやチュチュ、キースなどの初級モンスターである。しかし上記のイワロックのほか、東の神殿跡にはみんなのトラウマな初見殺しが3体も居座っている。
さらにDLCで追加された『マスターモード』では敵のレベルが全体的に上昇しているほか、草原を白髪のライネルが闊歩しており、挑戦者を待ちわびている。
厄災の黙示録
終盤でのステージとなる。範囲としては寒冷地帯を除いたほぼ全域。時の神殿を始めとする各種建造物の破壊される前の姿も見られる。
ハテノ砦での戦闘を終え、反撃の狼煙を上げた直後となり、厄災ガノン復活によって追い詰められ陰鬱になっていた雰囲気も吹き飛ばすような戦いとなる。
ティアーズオブザキングダム
始まりの空島が存在するため、チュートリアルステージではなくなった。
本作では台地の入口を塞いでいた土砂を破壊して中に入れるようになる。
破魔の祠は2つ(台地外から入る洞窟も含めれば3つ)あるが、洞窟の中や僻地の入り組んだ場所にあるので、ワープポイントとしての使い勝手は悪い。特に台地の東側へアクセスするなら近場の空島からの方が楽だろう。
本作では古代シーカー族の技術は厄災ガノン封印後に消滅したとされており(記事)、始まりの台地もシーカータワー、試練の祠、回生の祠が消滅している。なお、前作で試練の祠があった場所は深穴になっている。
地底では高低差が逆転しているため窪地になっている。時の神殿の真下に中央大廃坑が存在する。
チュートリアルステージではなくなったためモンスターの種類も増えており、ボコブリンなどだけでなくウィズローブやライクライク、カックーダなども生息している。因みに前作でイワロックがいた場所にはイエロックがいる(前作の奴と同一個体かは不明)。
さらに本作ではなんとイーガ団の縄張りになっており、変装したイーガ団員の姿がちらほら見られる。
メインストーリーに関わるイベントは無いが、重要なサブクエストがいくつか有るので立ち寄ってみるといいだろう。
ムービーでは建国当初のハイラル王国としても登場している。当時は南のハイリア山はまだ雪山では無かった模様。