概要
「ブレスオブザワイルド」のハイラル各地で散見出来る構造物。古代シーカー族の技術によって、シーカータワーやガーディアン、神獣と共に建造されたとされる。なかでも祠は新たな勇者の育成を目的としているという。
総数は120個(DLCで追加されるものを含めると136個になる)。
普通に見つけて入る他、依頼や謎解きなどをクリアしないと入れないなど、様々なパターンが用意されている。
始めて最初はただの石の塊でしかないが、序盤の塔を起動するとそれに合わせて光り出し、中に入れるようになる。
入り口右の台座にシーカーストーンをICカードのようにかざすことで入り口が解放され、中に入ることが可能になる。
なおこの時にワープ地点として登録される。
攻略すると最奥に安置されている(即身仏によってミイラになった)古代シーカー族の導師から「克服の証」が貰え、各地の女神像にてこれを一定数消費することでハートの器やがんばりの器を入手でき、リンクを強化できるという仕組み。
外観
ガーディアンの外装と同等の、黒や黄土色の石のような非常に硬い古代素材で作られており、いかなる攻撃でも破壊出来ない。
シルエットはマトリョーシカのようなずんぐりとしたものと、DLCの角のように尖っているものの二種。
上部にシーカー族の紋章があり、初期は祠全体がオレンジ色、解放のみでは紋章がオレンジ色のまま下側が青色、攻略すると全体が青色になる。
入ってすぐにエレベーターがあり、これで地下と地上を行き来する。
内部(地下空間)
内部も精巧に古代素材で作られていて、ガーディアンのレーザーですら傷一つ付かない。
天井は全体が青白く光っており、ランプも所々に設置されているため、地下でありながら内部は明るい。
殆どの場合、最奥に導師の鎮座する台座があり、ここを目指して進んでいく。台座に触れれば試練クリアとなり、「克服の証」を授けてもらえる。この際、導師は役目を終え、青い光となって消滅する。
途中で宝箱も設置されており、武器やルピー、あるいは宝石や古代素材などが入っている。
そのまま無造作に置かれているパターンの他、死角に置かれていたり取り方に一工夫が必要な場合もある。
仕様
主に風、炎、電気、水にちなんだ謎解きや物理的な謎解き、本体そのものを動かして解くこともあるなどパターンは様々。
稀に謎解きではない祠も存在する。
足場から奈落や溶岩に落ちるとダメージを食らって引き戻される。
また、特殊な力が働いているのか、英傑の加護は一切使用出来なくなっている。
ワープ自体は可能で、仕切り直しは出来る。
種類
回生の祠
物語冒頭でリンクが目覚める祠。
瀕死の重傷者さえも長い年月を掛けて健全な状態に戻せるコールドスリープに近い機能を持つ。
シーカーストーンの機能には若返りの機能があり、それを未完成ながらリンクに用いて100年も掛けて蘇生させて今に至る。
中には古びた服が入った宝箱と朽ちた樽や木箱が置かれているほか、入り口は段差になっており、簡単な操作練習をさり気なく行わせる意図もある。
尚ティアーズオブザキングダムでは欠片も残さず朽ち果て、イーガ団の拠点にされている。
DLC『英傑たちの詩』では一回きりの一撃の剣を用いた《一撃の試練》を受ける場所にもなる。
そして最後のダンジョンでは…
試練(チュートリアル)
序盤の台地に4つ設置されている祠。
シーカーストーンの機能を4つ追加し、練習も兼ねた謎解きを行う内容となっている。
- マグネキャッチ
- ビタロック
- リモコンバクダン
- アイスメーカー
ちなみに4つの祠の内の一つは(色々な意味で)ニクい場所にあり、(紹介も兼ねてか)トラウマを植え付けるアイツに高確率で遭遇するように仕向けられている。
この4つとは別に、カカリコ村では、一度きりの戦闘訓練を行う祠も存在する。
ここでは貴重な白いガーディアンを見ることが出来る。
試練(謎解き)
シーカーストーンの機能や武器、そこらに配置されている要素で謎を解いていく最も一般的な祠。
解き方には複数のパターンが用意されているらしい。
謎そのものは至ってシンプルであるものが多いため、思考の柔軟さや実行、応用力などで解き方や解く時間に差が出てくる。
早い人は一つの謎を数秒で判断して解くが、人によっては数十秒~数分掛かることもある。
まれに内部に小型ガーディアンが配備されていることもある。
また、配置されている要素とアイテムなどを組み合わせ、ゴリ押しで攻略するプレイヤーも存在する。
力の試練
こちらは謎解きではなく小型ガーディアンと1対1の戦闘訓練を行うという内容になっている。
序位<中位<極位の三段階が用意されており、倒すと所持していたナイフや盾などのガーディアン装備が手に入る。
難易度が上であるほど武器の性能も上がっていく。
ガーディアン系装備群は、マスターソードや古代兵装同様、ガーディアンに対して有効打となり、攻撃時のダメージが1.3倍にまで上がる。
祝福
他の試練の祠のような謎解きや戦闘は一切なく、宝箱が一つ置かれている。
祠自体を探したり、登録するまでが面倒な祠(ほこらチャレンジ)がこの傾向にある。
余談
解放後の祠は簡易的な避難所としても使え、悪天候時には雷を避けたり、雨であってもエレベーター手前で火種(火打ち石と金属、または炎属性武器)と薪を用いれば、雨の影響を受けずに焚き火を行って日をまたぐことが出来る。
また、導師の名前はいずれも任天堂スタッフの名前(の一部)のアナグラムとなっている。
厄災の黙示録では
依頼をこなして報酬をもらうハイラルチャレンジとして登場。内部に入ることはできない。
指定のアイテムを持っていけばある人物の強化ができる。