概要
『ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説』は、カナダのインディーゲームスタジオBrace Yourself Gamesが開発した2019年発売のNintendo Switch用ゲームソフト。
Brace Yourself Games開発による音楽ゲームの要素を含むローグライクゲーム『クリプト・オブ・ネクロダンサー』と、任天堂が展開するアクションアドベンチャーゲーム『ゼルダの伝説』シリーズとのコラボレーション作品。
ゼルダシリーズでは初となるインディーゲーム会社開発の作品である。
日本ではスパイク・チュンソフトが発売している。
あらすじ
「ハイラル王国」にやって来た旅人の「オクターヴォ」が、神の力「トライフォース」を宿した「黄金のリュート」の奏でる音楽の力で国王を眠らせ、王国を支配してしまう。力の均衡を取り戻すべく、トライフォースが異世界(クリプト)から戦士「ケイデンス」を召喚。トライフォースの勇者「リンク」、王国の姫「ゼルダ」と共に、オクターヴォの野望を阻止するための、冒険の旅に出るのだった。
登場キャラクター
プレイアブルキャラクター
『クリプト・オブ・ネクロダンサー』の主人公。異世界からやってきた旅人の女性。
シャベルが得物で、序盤でプレイヤーにシャベルをプレゼントするほか、必殺技にシャベルストライクがある。
なお彼女の紹介文から、本作は時系列としては本家ネクロダンサーから2年後となっていることがわかる。
『ゼルダの伝説』シリーズの主人公。勇気のトライフォースの力を宿す。
盾を使うことができるほか、回転斬りで周囲の敵を一掃可能。体力が満タンであれば、向きの直線上に光波を放つこともできる。
『ゼルダの伝説』シリーズのヒロイン。ハイラル王族の姫。知恵のトライフォースの力を宿す。
ディンの炎はスマブラのように遠隔操作可能で、任意で起爆できる(ボム属性なのでヒビのカベやイワロック系列も破壊可能)。またネールの愛ではダメージを受ける瞬間に発動することでカウンターをキメたり、飛び道具の反射も可能とかなり強力。
- イヴ
デクナッツの子供。子供の割には三人称がオヌシというなかなか個性のある性格。
チンクルにデクのタネを一定数渡すことで解除される。
体力がハート1コのみで、アイテムがほとんど使えないという高難易度キャラクター。
ただし固有スキルを持っており、タネをとばして攻撃したり、潜って敵の攻撃をやりすごすといったことができる。
DLC『仮面交響曲』の主人公として、まさかのスタルキッドがプレイアブル化。
「デクナッツの仮面」「ゴロンの仮面」「ゾーラの仮面」などといった専用アイテムを駆使して冒険できる。それぞれの仮面は使える武器とスキルが異なる。
ゼルダの親衛隊。リーチの長いヤリのみを使用可能。
魔力が満タンであれば、ダメージを1度だけ無効化し、攻撃してきた敵の背後にワープする。
ナギナタチャージは、3マス先まで突進攻撃できる。
- ショップキーパー
ネクロダンサーの世界からやってきた行商人がまさかの参戦。
一定ビート経過で1ルピーずつ落としていく。全部落とすとたおれてしまう…?
このキャラのみアイテムの取得音も超美声ボイスで奏でられる。一見の価値あり。
- シャドウリンク/シャドウゼルダ
リンクとゼルダの影キャラ。カカリコ墓地で戦ったものと同一人物(?)のようだ。
できることはリンク、ゼルダと同じで、固有スキルが強化されている。
表情がメチャクチャ怖い(特にゼルダ)。
- アリア
ネクロダンサーから参戦してきた、ケイデンスの祖母。
本家ではリュートを破壊したのちに息を引き取ったが、どういうわけか復活してやってきた。
当然顔を合わせたケイデンスから驚かれる。
本家を知る人なら嫌というほど身にしみている鬼畜難易度キャラクター。
「最弱武器のダガーしか使えない」「攻撃を受けるとたおれる」「ビートを外しても倒れる」という特性を持っており、とにかくパーフェクトなプレイングを必要とする。
今作ではダガーだけでなく弓矢にメガトンハンマーなど強力なアイテムを使うことはできる反面、敵キャラの性能も格段に高く一筋縄ではいかない。
その他
本作の敵役で、ケイデンス達の目的を妨害してくる。
本編クリア後に解除される彼視点での冒険を描く『オクターヴォ オデッセイ』モードで操作できる。
とある目的のために、黄金のリュートの力を用いて各地に点在する強力な楽器を集めていく。
本作の事件を裏から操っていた黒幕。
『オクターヴォ オデッセイ』のみに登場する重要キャラクター。