概要
ゼルダの伝説シリーズに登場する植物系の種族。
「ナッツ」の通り木の実とタコをあわせたような見た目をしており、頭の上には葉っぱや花など植物が生えている。「ギュピ」という鳴き声や「〜ッピ」という語尾をつけて話す個体が多い。
「時のオカリナ」が初登場。こちらでは完全なる敵キャラだが、後のシリーズでは基本的に中立的・友好的な立場として登場(一部敵のキャラもいる)。
時のオカリナ
生息場所はデクの樹サマの中のみ(派生種はその限りではない)。
身長は人間の子供程度。小柄な割には攻撃的で、遠くから木の実を吐き出して攻撃してくる。
近付きすぎると穴に隠れてしまうが、飛ばしてきた木の実を盾ではじき返すことでダメージを与えられる。
本人達のセリフからは、同ダンジョン内のボスキャラであるゴーマの手下らしいが、そこまで忠誠心は高くないのか、ダメージを与えて穴から離れて逃げ回っている所を捕まえるとダンジョン攻略のヒントを教えた後にどこかへ逃げていく。
「ゴーマさま…ゴーマんなさい。なんちて」
ムジュラの仮面
一種族として独自の文化を形成しており、友好的な立場で登場する。敵として登場するのはオコリナッツのみ。
同作においてはゾーラ族、ゴロン族と並ぶ三大種族というポジションを獲得した……のだが、後の作品までそれを引き継ぐことはできず、シリーズ通してみると他2種より出番は少ない。
それぞれ海(あるいは湖)、火山、森のダンジョンを担当するのだが、森は主人公リンクの出身地であることが多く、さらに森の種族としては他にコキリ族やコログ族などもいるため、役割が被りがちになってしまう。
おまけに近年では最大の特徴ともいえる攻撃手段と攻略方法をオクタロックに取られてしまい、敵モンスターとしてすら登場する機会が失われつつある。
更に言えば、ゴロンのダルニア、ゾーラのルト姫のような代表的なネームドキャラがデクナッツにはいない。ただし、同じく森出身であり、リンクをデクナッツに変えてくるスタルキッドの一個体がおり、彼がそのポジションを代わりに担っている、と考えることもできる。
知恵のかりもの
本家シリーズでは「4つの剣+」以降(任天堂以外を含めると「ケイデンス・オブ・ハイラル」以降)長らく味方としても敵としても出番がなかったが、2024年の最新作「知恵のかりもの」で久々に登場。
本作ではフィローネ湿原の奥の森にデクナッツシティを築いている。また、アキンドナッツが各地でスムージーの露店を開いており、本作における重要な回復・強化アイテムとなっている。
こちらも友好的な立場だが、良くも悪くも素直であまり深く考えない性格の様子。ゼルダ姫に対しても「田舎者」と見下すなど高圧的な態度を取る者が少なくないが、臆病で心配性な面も強く見られる。
甘いもの好きで、最近では「黒いイガイガ」から現れるクモが吐き出す糸を棒に巻きつけて「わたあめ」として食べるのを楽しんでいる。イガイガの範囲が広い神殿を「ごちそうどころ」として会員制の食べ放題スペースにしているほどの人気らしいが…。
その他の作品
『ふしぎの木の実』では、大地の章だと敵・味方両方が、時空の章だと味方個体のみが登場する。
『4つの剣+』では「ハイラルアドベンチャー」に登場。友好的な立場となっている。グフーを「時代遅れ」と呼ぶなど辛辣なところがある。
『ケイデンス・オブ・ハイラル』では、敵キャラクターとして登場。倒すと「デクのタネ」を落とし、これをチンクルに集めると魔力ゲージを上げてくれる。また、一定数渡すとイヴというデクナッツを操作キャラとして味方にすることができる。
派生種など
オコリナッツ
枯れ葉のような赤茶色をしている。
デクナッツよりも若干戦闘能力が高めで、木の実を3連射で飛ばしてくる事もある。
デクナッツとは違い触れても降参しないので、穴から飛び出して逃げ出した後にトドメを刺して倒す必要がある。
その名の通り商売をするデクナッツ。
詳細はリンク先を参照。
チョロナッツ
時のオカリナにのみ登場。
迷いの森のとある落とし穴の中で大量に登場する。
お面を被ると反応を見せ、気に入ったお面だとルピーやアイテムをくれるが、気に入らないお面だと一斉に攻撃される。
他の種類とは異なり、倒す事も攻撃を当てる事もできない。
ムジュラの仮面にてリンクが変身する姿の一つ。
詳細はリンク先を参照。
ムジュラの仮面に登場するデクナッツ族のキャラ。ウッドフォールに住んでいる。
トーテムナッツ
トライフォース3銃士に登場。
トーテムしたデクナッツ(最大3段)。
時々高さを変える。