概要
4つの剣、4つの剣+、ふしぎのぼうしに登場するキャラクター。
名前の由来は風の強さを表す言葉『颶風(ぐふう)』から。
ゼルダシリーズではガノン(ガノンドロフ)に次いで多くラスボスを務めたキャラクター。
各作品ごとの設定
4つの剣シリーズ
風の宮殿に住む風の魔神。一つ目の球体に悪魔の翼と腕の生えた姿をしている。
4つの剣
初登場作品。
昔、ハイラルを襲った際に一人の少年により封印されるが、今作のオープニングで復活し、ゼルダ姫をさらってしまう。
その後フォーソードの力で4人になったリンクと戦い、再び封印される。
4つの剣+
4つの剣の続編。ハイラルアドベンチャーと対人戦モードのシャドウバトルで登場する。
今作でも再び復活しゼルダ姫と巫女達をさらい、風の宮殿でリンクと戦うが、裏には真の黒幕が潜んでいた。
シャドウバトルではギミックとして登場し、対戦開始から一定時間立つと現れてすべてを吹き飛ばし、対戦を強制的に終わらせてしまう。
ふしぎのぼうし
今作では人の姿「魔人グフー」として登場。
ハイラル城の武術大会で優勝し、ハイラル王から商品のスミスの剣を授与されるが、真の狙いはピッコルの剣で宝箱に封印されたフォースという力だった。
しかし、この宝箱には魔物しか封印されておらず、光の力を持つゼルダ姫を石に変え、再びフォースを探すため消え去る。
以下、ネタバレ注意
ゴングル山をクリアしてハイラル城で剣にエレメントの光を宿した後、再び登場。
主人公(リンク)たちと対決後、彼の正体がエゼロから語られる。
元々はピッコル族という小人種族の少年だったが、人間の悪い心に興味を抱いた結果、「ねがいのぼうし」を奪って魔神の力を得たことで変貌したというのが真相だった。
その後、ハイラル城に潜入。
そしてハイラル王を石に変えるとハイラル王になりすましてフォースを兵士たちに探させる。
そして主人公達がすべてのエレメントの光を剣に宿して秘密の間に入ることを待ち、秘密を知った後は石化したゼルダ姫からフォースを吸収するための儀式を行う。
その後、ハイラル城最上階まで上がってきた主人公にラスボスとして立ちはだかる。
第1形態は人型の姿を大人にしたような姿、第2形態は4つの剣のグフー(魔物)のような姿、そして第3形態はその姿に長い腕が生えたような姿「魔神グフー」になって襲いかかる。
ハイラル・ヒストリアにおける扱い
ハイラル・ヒストリアによれば、時系列的にはふしぎのぼうし、4つの剣、4つの剣+という順番である。
そのため、実はゼルダ史においては「ガノンよりも先に悪事を働いている存在」だったりする。
しかし4つの剣以降の描写によれば、ふしぎのぼうしと四つの剣の間に、グフーが美しい娘を次々とさらっていき、フォーソードに封印されたというエピソードが存在する。
また、ふしぎのぼうしと四つの剣でグフーの口調、目的は大きく異なっており、とても同一人物とは思えない描写になっている。
その為、ふしぎのぼうしの後はグフーの人格が変容するような出来事、あるいは長い時の流れがあったと思われる。復活する時に記憶喪失にでもなったのだろうか?
漫画版
4つの剣+
フォーソードを携えた勇者によって封印されていたが、黒幕が従えるシャドウリンクの手によって復活させられた。闇の鏡から無尽蔵に力を供給しており、ダメージを受けたとしてもすぐに復活するため倒すことは不可能。その不死身に近い特性によりリンクたちを追い詰めるが、改心したシャドウリンクによって闇の鏡を破壊されてしまう。こうして力の供給を絶たれたことでグフーは消滅した。
グフーを復活させたのはシャドウリンクだったが、彼に引導を渡したのもシャドウリンクであった。
直後、リンク達は真の黒幕であるガノンとラストバトルを繰り広げることとなる。ガノンは圧倒的な力を誇っていたが、フォーソードがグフーのフォースを取り込んだことでゼルダの救出に成功。リンクたちとゼルダの力によってガノンはフォーソードに封印されたのだった。
敵としてはシャドウリンクの方が目立っており、グフーは序盤と終盤くらいしか出番がない。そして黒幕は更に影が薄い。
ふしぎのぼうし
設定はゲーム版とほぼ変わりはないが、カゲロウの妖精を無理矢理蛾の姿に変えてしまうなどの悪行が追加されている。
最後は魔人の姿になったところをリンクにたおされるも、封印はされずに元の姿に戻ることができた。
その後、エゼロと共にピッコルの世界へ帰って行った。
こちらではエゼロにこき使われていたらしく、その点はリンクに同情された。