概要
剣や盾などで武装する、知能の発達したトカゲ野郎。竜族は本来は誇り高き部族なのだが、力のあるものを認めるという本能からガノンドロフに従っている。
素早い動きでリンクを翻弄する。基本的に手に持っている武器で攻撃してくるが、作品によっては炎などを吐いてくることも。俊敏な動きを見切って攻撃するタイミングを掴まないと倒せない。
主にダンジョンの中ボスとして登場する場合が多い。
時のオカリナ
初登場作品。
ドドンゴの洞窟の中ボス。鳴き声がとにかくうるさい。
足場を移動しながら2体で襲ってくるが、あまり強くはない。
しかし、多くのプレイヤーはハイリアの盾で伏せている間に背中を叩かれるという、
浦島太郎の亀みたいな目に遭わされた恨みを決して忘れることはないだろう。動きが軽快で、ジャンプして後ろに回り込むこともあるので気をつけよう。
《裏》では普通の雑魚敵として至る所に出現する。
トワイライトプリンセス
盾を装備し、リンクの攻撃をガードできるようになった。攻撃方法は基本的に剣攻撃だが、斧で武装したしっぽで攻撃することもある。ドクロの仮面をかぶった個体は希少個体だが、強さは変わらない。
戦闘中のスキップが楽しそうだ。
スカイウォードソード
片腕に巨大な手甲を装備しており、防御力が高い。加えて動きも俊敏であり、むやみな攻撃はまず当たらない。
手甲やしっぽを使って攻撃する他、火炎を吹いて広範囲を攻撃する。先制攻撃として繰り出すしっぽの一撃は回避しづらい上にくらうと吹き飛ばされるため、割と脅威。
倒すとアイテム強化の素材として使える「トカゲのしっぽ」を落とす。
中ボスクラスの敵だが、雑魚敵としても何体か登場する。
呪いのブレスを得意とするヤミリザルフォスという派生種も存在。
ブレスオブザワイルド・ティアーズオブザキングダム
本作ではカメレオンに似た姿が特徴で、今まで以上にかなり爬虫類感が増しており、更に見た目通り周囲の色と同化する能力を持つ。加えて自前の鎧や、荒削りながら自作の武器を装備したりと他の魔物より知能が高い。
ボコブリンやモリブリンなどと違って泳ぐことができ、池や川に落ちても溺れない上、水中からでも攻撃できる。また、ボコブリンやモリブリン等と比べると動きがかなり俊敏で素早いため、油断しているとすぐに囲まれる。
水の神獣を先に攻略するプレイヤーが多いため、比較的序盤から登場するが、戦闘が苦手なら逃げ切った方が身のためである。
ティアーズオブザキングダムでも引き続き登場。スクラビルド登場に伴い、ツノの形状が刃物としてお誂え向きなものに変化している。特に青リザルフォスの角はまるで研ぎ澄まされた刀のようであり、プレイヤーからは剣を作る際には人気が高い様子。
能力
木や骨、金属を素材に自前で製作した専用の武器(リザル系武器)を主武装とし、金属製の盾(リザルシールド)やリザルブーメラン、槍(リザルスピア)や剣、初期型でも攻撃力15の弓リザルボウや属性矢までをも扱い、後述の身体能力も相まって他の魔物よりも戦闘能力が高め。
前述の通り、お手製の鎧を全身に装着しているため、ボコブリンなどより耐久力が高く、金属製の両手剣も軽々と振るえるほど腕力がある。他の魔物達と同様に食べ物を横取りされたり、武器を奪われると地団駄を踏んで怒る。
武器が無くとも舌や尻尾を使って接近戦をある程度こなし、脚力を生かしたフットワークを駆使して翻弄、攻撃後は後方に飛んで距離を取ってから急速接近するなど基礎能力も高い。その他にも水鉄砲を口から放ち、中~遠距離に対応する。また、手に持っている武器や、近場の岩などを投げつけて攻撃してくることもある。更に、亜種はこれらに加えて属性攻撃を行うため、攻撃方法が非常に多彩。水中ではゾーラの頭装備がなければ一方的に攻撃されるので、足場が無い場所での彼等との水中戦は御法度。
よくリザルブーメランを所持しているため、ブーメラン系の武器が欲しい場合はコイツの寝ぐらに攻め込んでみてもいい。なお、ゲルド砂漠の入口付近にはビッグブーメランを所持した個体が出現する。
習性
ほぼ必ず集団生活をしている社会性の高い魔物で、地上だけでなく、海上にも骨や木材などで立派な大型のヤグラを至る所に建築し、狩猟生活をしている。
平時は地面や壁に張り付きながら擬態して獲物(専らプレイヤー)を探して不意打ちを仕掛ける狡猾さも見せる。
(魚を採るためか)水中を泳いだり、歩き回って虫を舌で捕らえ、魚などを焼いて食事したり、時には火などを囲んで踊っていたりなどして気ままに活動している。果物や野菜、キノコ類は食べないが、フィローネの塔のすぐそばの崖の上ではマックスドリアンを囲んで踊るリザルフォスがいる。
種類
リンクの強化具合と神獣開放の進行度によって徐々に上位種が出現し、所持している武器の質も比例して上がっていく。
- (緑)リザルフォス
最も最初期のリザルフォス。下っ端としてヤグラや高台で監視任務に当たっている。ティアーズオブザキングダムでの角の形状はダガー状。
- 青リザルフォス
暗めの青に紫模様をあしらった緑の上位種。
ティアーズオブザキングダムでの角の形状は日本刀状。
- 黒リザルフォス
黒い表面に腹が赤の体色。三つ叉ブーメランや鋼鉄リザルシールドなどの強力な武器を所持し、戦闘能力が高い。火山地帯でも平然と活動出来る程の耐火能力を有する。
ティアーズオブザキングダムでの角の形状はサーベル状。
- 白銀リザルフォス
ガノンの魔力を受けて白地に紫模様という禍々しい体色を帯びたリザルフォスで、ノーマルモードにおける最上位種。
ティアーズオブザキングダムでの角の形状はデスサイズ状。
攻撃力もさることながら、水鉄砲の連続発射回数がかなり増えている。
他の白銀種同様、倒すと宝石を落とすが、リザルフォスはボコブリンと比べて体力が多い分、高価な宝石を2~3コ落とす確率が高い。
マスターモードの剣の試練ではコイツに行く手を阻まれて心を折られたプレイヤーが数知れず。
- 金色リザルフォス
マスターモードのみに登場する白銀よりも上位の個体。
体がトカゲらしからぬ黄金色で彩られ、角、トゲ、爪は真っ黒。他の金色種と同様、リザルフォスが雷に打たれて変異したものとされる。
HP1296と白銀モリブリンよりも硬く、攻撃力も他のリザルフォスとは比較にならない。オマケにどこに溜め込んでるのか、稀に異常なほど水鉄砲を連発してくる。
希少種なので集落に一体か二体混ざっている程度だが、出現する頃には既に多数の白銀や黒と一緒に生活しているため、中途半端な装備で挑むと手痛い反撃を食らう。
本質的には単に火力と体力を底上げしただけだが、生来の機動力も相まって、黒や白銀と共に囲まれると非常に危険且つ厄介な存在となりうる。
亜種
- 火吹きリザルフォス
灼熱地帯に適応して体まで赤くなったリザルフォス。主にオルディン火山地帯やゲルド砂漠といった水分が無い地域を中心に活動しており、溶岩を泳ぐことができる。
水鉄砲の代わりに炎を吹く攻撃を仕掛けてくるが、炎を出し切るとしばらくの間バテて動けなくなる。ただし、従来のリザルフォスと違って攻撃時間が長く、また、攻撃の最中に移動することもできるため、油断できない。
一応は金属製の盾で防げる他、レベル2の耐火装備一式を着込んでいれば完全に無効化出来る。
弱点属性は氷で、氷の矢や氷雪武器の冷気に触れると瞬く間に消滅する。
- 雹吐きリザルフォス
極寒の雪原地帯に生息しているリザルフォス。前方の狭い範囲に「雹(ひょう)」を撒き散らし、凍らせてリンクの動きを封じようとしてくる。レベル2まで強化したリト装備一式やDLCの頭装備で雹の攻撃を無効化することが可能。
雪の中から急接近、飛び出してきて奇襲を仕掛ける個体もいる。炎や高温が弱点で、炎の矢を当てたり、温泉に突き落とすと一瞬で消滅する。
- シビレリザルフォス
体内に発電器官を備えたリザルフォス。主に砂漠や乾燥地帯に生息している。体表は危険色を表す黄色と黒のシマシマ模様。砂漠の砂の中から飛び出してくるものもいる。
時折頭部のツノから強力な電撃を放ち、周囲をまとめて攻撃する。また、角を矢で射るとカウンターアタックで放電し、周囲の敵を巻き込むが、無論こちらにもダメージが来るので不用意なヘッドショットは避けたいところ。
他の電気属性を有するモンスター同様、電気属性の攻撃は効かない。耐電効果のある料理か雷無効のセットボーナスがあれば楽に戦える。
雨が降っている状態だとコイツの周りが常に放電状態になり、遠距離からでないとまともに相手に出来ない。また、不意に猛スピードで接近してきてリンクを放電に巻き込むことがあり、危険極まりない。雨天限定で最強クラスの魔物である。
上記の雷耐性はウルボザの怒りでも漏れなく適用され、痺れないどころかダメージも150⇒15と10分の1にまで減らされる。
- スタルリザルフォス
亡者となったリザルフォスで、夜間にのみ出現する。
それなりに武装を施している上、俊敏さは失われていないため、スタルボコブリンよりは戦闘能力が高い。水鉄砲も健在だが、舌の攻撃は舌がないため不発する。
勿論頭は持ち運び可能。
他のスタル系魔物と同様、頭部が破壊されるまで何度でも蘇る。腕の骨はブーメランとして使う事が可能。
意外な事に、吹き飛ばして底の深い水場に落とすと溺れる。骨だけになった事で得意の遊泳能力が失われてしまったようだ。
- カースリザルフォス
カースガノンの魔力で操られたリザルフォスの頭蓋骨で、神獣およびハイラル城内部でのみ出現する。
床や天井にこびりついた怨念の口から、他の頭蓋とともに無尽蔵に生み出される。近くに怨念の目が必ずあるので、目を倒すことでそれ以上は発生しなくなる。
自我は無いが、リンクを見つけると攻撃を仕掛ける。
モリブリンやボコブリンの頭蓋骨と比べると、若干ながら移動速度が速い。
知恵のかりもの
今作での得物は三又の槍。Lv1からLv3まで存在する。Lv2以上は火に強く、更にLv3は水中でも活動できる。
カリモノとしては俊敏な動きと長いリーチで頼りになるが、一度距離を取ってから攻撃するので動きが速い敵が相手だとスカりやすい。
近似種
ゲール
上画像右側。
『リンクの冒険』に登場。『ゼルダ』における元祖リザードマン。
盾による上下段の防御をこなす。
オレンジ色の個体は、槍による上下段の突きで攻撃してくる。
赤い個体は、通常の盾では防げない棍棒で殴りかかってくる。
青い個体は、通常の盾では防げないチェーンハンマーを投げてくる(赤の棍棒共々、「リフレックス」という魔法で盾を強化すると防げるようになる)。
この他にも、壁の上から投石してくる個体もいる。
ダイナフォス
恐竜人間。リザルフォスの上位種の中では最も古株。
『時のオカリナ』ではゲルドの修練場から登場する。リザルフォスよりライフが高く、俊敏さも増したが、戦法自体はリザルフォスと変わらないため、それほど苦戦はしない。
『ムジュラの仮面』ではダンジョンの中ボスとして登場し、戦闘前から炎を吹いて好戦的なサマをアピールする。なお、炎は盾で防御できない。
『トワイライトプリンセス』では全身を鎧で武装しており、耐久力が非常に高い。盾アタックからの居合い斬りで確実に葬りたいところである。タートナックといい、雑魚でありながら強敵キャラが多いのはトワプリならではの特徴なのだろうか…
リザルナーグ
翼を得たリザルフォス。その姿はまさしく竜の騎士。リザル、薙ぐ。
『トワイライトプリンセス』で初登場。地上戦と空中戦の両方に対応できる大したトカゲ。
翼の動きが激しくなると空中から凄い速度で斬りかかってくるが、カウンターアタックは無効化されるので回避に専念すること。空中にいる時はダメージを与えられないため、アイテムを使うなどして地上に下ろす必要がある。
ガーナイル
リザルナーグの上位種で、『トワイライトプリンセス』の天空都市の中ボス。ガーメイルではない。
基本的な戦い方はリザルナーグと同じだが、リザルナーグと違って空中を縦横無尽に飛び回ることができる。部屋の構造を利用して死角から襲いかかってくるので、姿が見えず、羽音だけが聞こえてきた場合は急いでその場から離れたほうが無難。
サラマンダイル
『ゼルダ無双』に登場した。ガーナイルの上位種。
スーパーリザルナーグ
『トライフォース三銃士』の最終盤に登場する青いリザルナーグ。その強烈な火炎でこんがり焼かれたプレイヤーは数知れず。