概要
初代ゼルダの伝説から登場し、いくつかの作品に登場している多頭竜のボス。
主に2D作品で登場する。
作品別
初代ゼルダの伝説
初登場作品。2回戦うこととなる。
首の数も変わっており、1回目は2つ首、2回目は4つ首である。斬り離した首は本体と別で行動する。
ふしぎの木の実 大地の章
Lv7のダンジョン・冒険者の墓のボス。
作品自体が初代のオマージュを含んでおり、こいつも再登場。
双頭竜の姿で登場する。炎ブレスを吐く。片方の首を切り落とすと一定時間頭部が飛び回り終いには首が復活してしまうが、両首を切り落とすとスケルトンと化して暴れ出す。
夢幻の砂時計
氷の神殿のボス。「氷炎双頭竜」の二つ名を与えられた。今回は水中に潜み、首だけが水上に出ている。2つの首はそれぞれ氷ブレスと炎ブレスを吐き、反対の属性のブレスを跳ね返すとダメージを与えられる。
ケイデンス・オブ・ハイラル
久々に登場。嵐の神殿のボス。
本作の個体はオクターヴォの魔法によりグロッケンから生み出された四獣奏の一角で、背中にグロッケンを背負った4つ首竜グリオーケンシュピールとなっている。
ティアーズオブザキングダム
本編において16年ぶりに登場。
単眼の頭部を持った三つ首の巨大なドラゴンとしてフィールド上の特定のエリアで飛行・鎮座している。
全部で4種確認されており、炎を操る火炎グリオーク、氷を操る氷雪グリオーク、雷を操る雷電グリオーク、そしてこれら3種全ての能力を持ったキンググリオークが存在する。
雑魚敵ではなく、イワロックやヒノックスと同様に中ボス級として数えられる。しかし、この2体とは比にならないほどの強敵であり、ブレスオブザワイルドで言うところのライネルやガーディアンと同じくみんなのトラウマレベルの強敵として認定されている。
戦い方は、まず全ての頭の目玉の体力を減らすことから始まる。陸上に居座っている場合は物陰に隠れながら一個ずつ正確に射抜き、空を飛んでいる場合はロケット盾やバクダン盾で飛びスローで目玉に矢を射ること。弓の腕に自信がなければキースの目玉を矢にスクラビルドしホーミングさせるとよい。
そして全ての目玉の体力をゼロにすると落下して動けなくなる。この間にひたすら攻撃を叩き込む。これの繰り返しである。
殴る際は胴体より目玉を叩くとダメージが大きいので、両手剣の回転攻撃を浴びせてやろう。
文字だけなら簡単なように見えるが、グリオークのブレス攻撃は全て致命傷レベルのダメージであり、特にブレスは盾で防いでも一瞬で破壊してしまうほどの高火力。そんなものが三つ首全てから放たれるので、何かしらの障害物が無いと苦戦は必至。
そして本体の体力も非常に高いため、長期戦は避けられない。
また扱う属性によって天候を変えてくるので、それに対する対策も必須となっている。
目玉は3つ全てを素早く体力0にしないと全て復活してしまう点にも注意。在庫に余裕があれば、矢に目玉素材をつけて命中率を上げておくのも効果的。
そして体力が四分の一程になるまで削ると地上からは矢も届かないほどの高高度まで飛翔し、扱う属性ごとにそれぞれ大技を一方的に叩き込んでくる。
最後の大技に相応しい強力な攻撃だが、それぞれグリオークがいる高度まで移動出来るようになるギミック・手段は用意されている。
攻撃を凌いでこちらの矢が届く高度まで詰め寄ったら、同じように全ての目玉の体力を0にして撃墜、トドメを狙いたい。
撃墜に成功すれば高高度を飛んでいたことが仇となり、大きな落下ダメージが入る。それがそのままトドメになってしまうことも多々ある。
グリオークの素材は一部防具の強化素材になる他、角はスクラビルドすれば属性武器となり、リザル系の角と違っていくら振っても属性切れを起こさない上位武器になる。特に氷雪角の場合、氷状態の敵への攻撃は威力が3倍になる仕様と属性切れがない効果が噛み合い非常に強力。
ちなみにゾナウギアで戦う際、地上から乗り物で挑むとライネル同様に咆哮でギアの接着を強引に剥がされ、ブループリント素材は消し飛ばされ、木っ端微塵にされるので留意しておこう。
どうしても倒せない場合、恐ろしく時間が懸かるものの、グリオークの視覚範囲外から大砲を曲射で浴びせ続けて仕留める方法も一応ある。
比較的辺境の地に居座っているので、やり込まないのであれば必ずしも倒しに行く必要は無い。
しかしミニチャレンジで幾つかグリオークに関するミッションが用意されている他、空島のキンググリオーク3体は『賢者の遺志』を守護しているので、賢者を全て強化したい場合は避けて通れない。
メディアミックス
ゼルダの伝説(こばやし将)
レベル4のダンジョンのボスとして登場。額に一本の角が生えている。不死身のため首を斬り落としても死なず本体である胴体を倒さないといけない。
最初は双頭の龍(ドラゴン)だが、ダンジョンのレベルが上がるに連れて三つ首、四つ首と首の数が増えて行くと語られている。
最初に戦ったのは双頭の龍であり、血走った眼をして猛烈な勢いでリンクに襲い掛かるが、首の一つを斬り落とされた後、背中を貫かれて敗死した。
終盤では4つの首のグリオークが登場したが、マジカルソードを手にしたリンクの敵ではなく胴体を攻撃されて倒された。
蜃気楼城の戦い
リンクルートで戦う。
マジカルソードを所持していれば勝利ルートに直行し、連続で突き攻撃を繰り返して勝利する。所持していない場合はライフの数の判定で勝敗が分かれる。敗北した場合は、リンクが斬り落とした首が不意打ちを仕掛け、光線を浴びせて来てゲームオーバーとなる。
ちなみにここで戦うグリオークは4つ首である。
ハイラル英雄伝説
3つ首のドラゴンとして登場。ティアキン版と同じく飛行能力を持っている。
最初は空から火炎放射で攻撃して来るが、ミラクルシールドなど強力な盾で防ぐと地上に降りて来て地上戦に移る。ここで選択肢が発生し、誤ると後ずさった際に足を踏み外し、溶岩の海に落ちてゲームオーバーなる。逆に勝利すれば火炎放射を躱して剣を突き刺して勝利となる。
別ルートでは、なんと子供のグリオークと親のグリオークの二体が登場。親子でリンクの前に立ちはだかる。
親と子供のどちらと先に戦うかで微妙に展開が変化する。
先に子供のグリオークと戦う場合、ライフの判定で負けると首に剣を突き刺すも勢い余って溶岩の海に落ちてしまいゲームオーバーとなる。逆に勝利すると子供の心臓を貫いて倒し、怒り狂う親との対決に移る。
なお、先に子供を倒すとファイアソードという強力な武器が入手でき、親を簡単に倒すことが出来る。
逆に先に親を倒した場合、子供との戦闘はなく進行する。選択肢を誤るとゲームオーバーになるリスクはあるが、子供を倒した方がお得である。
関連記事
ツインローバ…反対属性が弱点という点が共通する。
デグロック…神トラでは三つ首の亀だが、姫川の漫画版では三つ首の竜になっている。
キングギドラ…元ネタ?