曖昧さ回避
- ナキウサギの英語名(Pika)。
- 何かが発光したり光沢を持っている様子を表すオノマトペ(「ピカピカ」や「ピカッ」とも)。
- 上記の影響を受けて、「希望に溢れている」や「新たな門出」などを意味する。例:ピカピカの一年生
- 爆発の閃光、転じて原子爆弾の隠語。ピカドンを参照。
- ピカチュウの鳴き声。
- 『ポケットモンスターSPECIAL』に登場するピカチュウ。本項で解説。
概要
漫画『ポケットモンスターSPECIAL』に登場するポケモンであり、レッドの手持ちのピカチュウ。
トキワの森の出身であり、性別は♂、特性はせいでんきで、性格は「なまいき」だとされる。
活躍
元はニビシティで悪戯をしていたところをレッドに捕獲された。最初は懐いていなかったが、タケシのイワークから庇われたのをきっかけに、冒険の中で懐いていき、レッドの相棒的存在になる。サカキとの決戦では、故郷のトキワの森を悪事に利用していた事に怒り、10まんボルトでトドメを刺した。
第2章では四天王に追い詰められたレッドから辛うじて逃され、シバのサワムラーに追われ深く傷付きながらもマサラのオーキド博士のもとに戻ってきた。その様子を見かけていたブルーの導きで、ピカが第1章で知り合っていたイエローと再会。共に行方不明になったレッドを探す旅に出た。
レッドには四天王の脅威と攻略法を他者に伝える使命を与えられたが、レッドに苛烈な攻撃が向けられた精神的ショックからその闘いの記憶のみをほとんど喪失。ワタルとの決戦で全て取り戻すまで左耳にはその証の傷痕が残っていた。
ワタルとの戦いではイエローに加勢したサカキと再会しており、故郷の件から敵意を剥き出しにして威嚇している。
マサキを妙に気に入っており、彼にだけは挨拶として出会い頭に電撃を浴びせる。
第3章では前章の後遺症を治療中のレッドが自分の負傷の責を負わせない為に託した形でイエローと行動。イエローの新しい手持ちの♀ピカチュウであるチュチュと仲良くなり、彼女との間にタマゴが生まれた。そのタマゴから生まれたのがゴールドのピチュー、ピチュである。
第5章では、デオキシスに破れたレッドを手持ち全員でサイコブーストから庇い倒れた。この一件とデオキシスへの恐怖、ロケット団の策略であるポケモン図鑑没収を勘違いした事で、心が折れてしまったレッドに寄り添い立ち直らせた。レッドとの絆はレッドの事が「なんでもわかっちゃう」と言われるほど強い。
第6章では図鑑所有者達の石化現象から奇跡的に逃れられた。同境遇のチュチュと2匹でピチュを連れ、なみのりで海の魔物を陽動。水・炎・草の究極技と3匹のボルテッカーで事件を収束させる。
能力
「戦う者」レッドのレギュラーメンバーなだけあって、第2章開始時から高レベルの強力な個体である。
でんき技が得意。
ピカだけの特殊能力に、タマムシジムで覚えた「みがわり」がある。質量と攻撃手段を持つ分身を作って行動させられる分身技。HPで出来ているためバリアーもすり抜けられる特殊な性質。
イエローは分身が水を弾く性質も持つ事を発見、分身体をサーフボード型に変化させて乗る「なみのり」に転用させた(なみのりピカチュウ)。
技:でんきショック、10まんボルト、かみなり、でんじは、どくどく、いかり、がまん、みがわり、なみのり、アイアンテール、ボルテッカー、100まんボルト
デザイン
ポケスペで描かれるピカチュウは造形が個性的で、ゲーム公式イラストやアニメとはかなり異なる無二のデザインをしている。
ゲーム「赤・緑」の公式イラストが近いか。
※ピカチュウ全個体共通のデザインだが、ポケスペはピカチュウの登場個体が極端に少ないので、最も出番が多いピカの記事で解説する。
2人いる作画担当者の共通デザインは、
- 胴と手足が短め
- 耳は細長い三角形で根本がくびれていない
- 口がω型ではない
- 目は猫目
以下は担当者それぞれの違い。
真斗作画
第1章〜第3章序盤の担当。
手足がとても短く、首と胴の境目がわからない2頭身以下のハムスター型。
尻尾が相当細長くて鋭い形になっている。
実は八重歯がある。
山本サトシ作画
第3章中盤〜の担当。
第3章では真斗verに寄せたデザインだったが、再登場の第5章からは胴が少し伸びてくびれが分かる造形になったが、以前のまんまる頭身もある。
尻尾は太めになった分ギザギザは控えめ。
pixivでは
レッドのポケモンとして一緒に描かれやすいが、イエローの手持ちに加わっていたため、イエローと共に描かれることも多い。
ポケモン単体絵もあるが、チュチュとのカップル絵やピチュ込みの親子絵も多い。