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トランセル

8

とらんせる

トランセルとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。

基礎データ

全国図鑑No.0011
カントー図鑑No.011
ジョウト図鑑No.025
セントラルカロス図鑑No.024
アローラ図鑑
  • メレメレ図鑑
  • アーカラ図鑑
No.018
  • No.018
  • No.009
ガラル図鑑No.014
ローマ字表記Transel
ぶんるいさなぎポケモン
タイプむし
たかさ0.7m
おもさ9.9kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいだっぴ
タマゴグループむし

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語トランセルtransformation(英語で変態)+shell(英語で殻)+cell(英語で細胞)
英語・スペイン語・イタリア語Metapodmetamorphosis(変態)+pod(繭)
ドイツ語Safconsafe(英語で安全な)+Kokon(繭)
フランス語Chrysacierchrysalide(サナギ)+acier(鉄)
韓国語단데기단단하다(dandanhada、丈夫な、硬い)+번데기(beondegi、蛹)
中国語(簡体字)铁甲蛹铁甲(tiějiǎ、鎧)+蛹(yǒng)
中国語(繁体字)鐵甲蛹鐵甲(tiějiǎ、鎧)+蛹(yǒng)
中国語(香港)鐵甲蟲鐵甲(tiějiǎ、鎧)+蟲(chóng、虫)
ロシア語Метапод英語名の音写
ヒンズー語मेटापॉड英語名の音写
タイ語ทรานเซล日本語名の音写
ヘブライ語מטפוד英語名の音写
リトアニア語Metapodas英語名より

進化

初期中間最終
キャタピートランセル(Lv.7)バタフリー(Lv.10)

概要

第1世代『ポケットモンスター 赤・緑より存在する、コクーン共々所謂さなぎポケモンの先駆者である。

まんまサナギの姿をしており、緑色の特徴的な形状からしてアゲハチョウのサナギがモデルとなっていると思われる。初期のデザインでは背中の突起が稀に2本となっていることがあったが、現在は1本で統一されている。初見だと地味にどっちが背中でどっちが正面か迷うポケモン。特に横より見ると怒った顔が付いた三日月みたいなデザインにも見えるため、勘違いしていた人も少なくない。ちなみに困り顔に見える方が正面である(メイン画像の向かって左側)。

ポケモン図鑑を見てみても"進化を待っている状態で、中身は崩れやすい程に柔らかくトロトロである"とさなぎそのものの設定である。またひたすら硬くなることしかできず、敵に襲われたり、中身がうっかりこぼれてしまわないようにじっとしているらしい。その他、強い衝撃にも弱く激しいバトルは禁物らしく、ポケモンバトル中も中身が出る可能性が示唆されている(ゲーム中では瀕死になるだけなのでその心配はない)。

ちなみにその殻の硬さ設定はまちまち。鋼鉄や鉄板ほどの硬さになるらしいのだが、硬いといっても虫の殻で、割れてしまうこともあると『ムーン』説明文では明言されている。

名前の由来はおそらく「トラン(トランスフォーメーション・英語:変態)+セル(シェル・英語:殻、セル・英語:細胞)」と思われる。

色違いはオレンジ色の体色をしている。

トランセル等のさなぎポケモンのように、2回進化するポケモンの中間形態のみ参加可能なルールのことを「トランセルカップ」と呼ぶことがある。

ゲームでの特徴

一応野生でも出現するものの、覚えている技はかたくなるのみで本当に何もできないので、何かしら事情がある訳でないならキャタピーから育てて進化させた方がマシ。トレーナーが使って来る個体も同じくかたくなるしか覚えていない。非力なポケモンのレベル上げに役立つ場面も。

初代

『赤』では25ばんどうろトキワの森『緑・青』では24ばんどうろにも生息するが、『ピカチュウ』ではトキワの森限定である。

金・銀・クリスタル

『金』では広範囲に生息したが、『クリスタル』では少し狭まっており、『銀』では自然公園むしとり大会でしか出現しない。

ストーリーにおいては、ヒワダタウンジムリーダーツクシの手持ちで登場。

ファイアレッド・リーフグリーン

24ばんどうろ・25ばんどうろ・トキワの森の他、ナナシマ・6のしまにある「しるしのはやし」にも出現する。

ダイヤモンド・パール・プラチナ

『ファイアレッド』とダブルスロットすることでハクタイの森に出現するようになる。

ハートゴールド・ソウルシルバー

『金』より生息範囲に狭まっているが、『ソウルシルバー』ではリメイク前同様自然公園のむしとり大会でしか出現しない。

こちらでもツクシの手持ちとしても登場する。

ブラック・ホワイト / ブラック2・ホワイト2

『ホワイト』では12ばんどうろで出現するものの、『ホワイト2』では出現しなくなりヤグルマの森にある隠し穴でバタフリーのみ出現である。どちらもキャタピーは出現しないため、タマゴから孵化させて進化させた方が良いであろう。

X・Y

『Y』のみハクダンの森に出現する。

サナギであることを反映してか、ポケパルレではモノを一切食べないので、ポフレを与えられない。これはサナギ系ポケモンの大半に共通する特徴となっている。昔はポロックポフィンをちゃんと食べていたのに……。

オメガルビー・アルファサファイア

リメイク前同様、ホウエン地方には生息していない。

サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン

メレメレ島1ばんどうろ5ばんどうろ・花園、アーカラ島にはシェードジャングルに出現するが、『USUM』では1ばんどうろで出現しなくなったものの、シェードジャングルではキャタピーがトランセルの仲間呼びでしか出現しなくなった。

なお、ポケリフレでもポケマメは食べない。

Let's Go!ピカチュウ・イーブイ

トキワの森のみ生息。

ソード・シールド

ワイルドエリアの「うららか草原」に生息。

ポケモンキャンプでは一応スプーン1杯分のカレーライスを食べているようだ(リアクションは一切しないが、カレーの効果は得られている)。

ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

『ブリリアントダイヤモンド』限定全国図鑑入手後の地下大洞窟にキャタピーが出現する。

性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
第1世代5020552530180
第2世代以降502055252530205

※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。

レベルアップで習得可能な技はかたくなるただ1つ。といっても、キャタピーをプレイヤーが進化させた場合は、キャタピーの際に覚えた技は引続き使用可能。教え技はてっぺきを習得できる代わりにいびきを覚えなくなる。なぜ。それでもやはり非力さは否めないので、早めにLv10に到達させたいところ。

使用トレーナー

ゲーム版

アニメ版

漫画版

番外作品

ポケモンスナップ』などの一部作品ではアニメ版で喋ったことを逆輸入したのか、外部からの刺激を受けると「イヤンセル」と鳴く個体が出てくる際がある。

ポケモンスタジアム2

ミニゲーム『かたくなるがっせん』でトランセルとコクーンを操作可能。ルールは飛んで来る岩から「かたくなる」で防御し、最後まで残った者が勝ち。

ポケモン不思議のダンジョン

『救助隊』で、バタフリーへ進化出来ず、レベルを上げようと頑張るキャタピーの友達として登場。

ポケモンGO

野生での出現率は低いが、進化前のキャタピー出現率がそこそこ高めなので、入手自体はそこまで難しくはない。覚える技は通常技が「むしくい」と「たいあたり」、ゲージ技が「わるあがき」のみと貧弱なので、さっさとバタフリーへ進化させてしまおう。

レイドボス

2017年11月、コイキングと入替わる形でレイドボスに抜擢。ランクは5段階中最低の★1。

それまで最弱の座を守り続けて来たコイキング同様、ランク★1の他レイドボスと比較しても圧倒的に弱いため、始めたてのプレイヤーでも簡単に勝利することが可能。その分報酬はしょぼいので、正直やるメリットは余りない。EXレイドへの招待を見据えて、開催ジムに居座っている時を狙うくらいであろうか。

実装からほぼ1か月後の2017年12月22日以降はホエルコにその役割を譲る形でレイドボスの座から退くこととなり、わずか1か月余りでのリストラは全レイドボス中最速である。開発側もさすがに需要がなさすぎると判断したのだろうか…。

ポケモンマスターズ

  • 主人公&トランセル

報酬で貰えるタマゴからキャタピーが孵化する事があり、バディにする事ができ、トランセルに進化する事が可能。

ポケモンダッシュ

第3世代本編をダブルスロットし、本編側の手持ちにトランセルが含まれた場合、エメラルドでのドット絵に基づくコースが「スペシャルカップ」に登場するようになる。

ポケモントローゼ

「ソルけんきゅうじょ」「ひみつそうこ その8」「ミスター・フーのすみか」に生息。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

レギュラーの手持ち

  • サトシのトランセル
    • サトシが初ゲットしたキャタピーが進化。しかし、この姿でいた時期は非常に短く、スピアーに襲われた際にバタフリーへと進化している。
    • 普通にしゃべったことで有名(鳴き声ではなく本当にしゃべった)。「イヤンセル
    • こちらも参照
  • ゴウのトランセル
    • 新無印6話にて、ゴウのヒバニーサトシのピカチュウが木に衝撃を与えて落ちて来た所をゴウにゲットされる。一見じっとしているだけのように見えるが、図太い一面もあり、ヒバニーにふっ飛ばされて目を回したものの、ゴウに向かってウィンクしている。

ゲストなど

  • サムライのトランセル
    • 無印4話にて、サムライが2体目として出したポケモン。サトシのトランセルと「かたくなる合戦」になり膠着状態になってしまうが、スピアーの群れによる襲撃でバトルが中断してしまった。
  • ツクシのトランセル
    • 無印144話にて、ツクシが2体目に出したポケモンで、ツクシ曰く「虫ポケモンの誇り高き戦士」。「かたくなる」で防御力を上げ続けてサトシのチコリータの攻撃をものともせず、そのまま体当たりしてチコリータに勝利。さらに以外にも素早く、いつのまにかピカチュウの背後を取れる程。しかし、やはりピカチュウの方が素早さが高かったため、「こうそくいどう」で避けられ、しがみつきからの10まんボルトにより敗北した。
  • AG142話
    • ゼンキチがいつも連れ歩いてるキャタピーがトランセル、バタフリーへ進化している。
  • 新無印135話
    • 喧嘩したサトシとゴウが再会して気まずげな中、少し離れた場所でトランセルの群れが羽化し、仲直りのきっかけとなっている。

その他

無印97話
AG15話
DP64話・99話(写真)
BW130話
SM8話・30話・86話・90話・131話
新無印62話(画面)・70話
特別編遥かなる青い空
劇場版セレビィ 時を超えた遭遇

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

イエローのピーすけ

タマムシシティで助けてくれたイエローを慕ってグリーンとの特訓場所まで追いかけて来た。しかし、捕獲が苦手なイエローは1人で1日かけても捕獲できず、グリーンの指導の下、さらに朝から夜まで掛かってようやく捕獲。

ワタルとの決戦でトランセルに進化してイエローをワタルのプテラより守り、さらに連続でバタフリーに進化した。

イエローの手持ち
ラッちゃん(コラッタラッタ♂️)
ドドすけ (ドードードードリオ♂️)
オムすけ (オムナイトオムスター♂️)
ゴロすけ (ゴローンゴローニャ♂️)
ピーすけ (キャタピー→トランセル→バタフリー♂️)
チュチュ(ピカチュウ♀️)
ピカ

3章:ツクシの手持ちで2匹が登場。コクーンを手持ちに加えており、さなぎポケモンの連携プレイでスイクン捕獲作戦を行った。

ゴールデン・ボーイズ

こちらでもツクシのポケモンとして登場する。

余談

「絶対に出たくないトランセル」という寝袋が販売されたことがある(参照)。

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