概要
1997年8月19日放送。アニメ『ポケットモンスター』(無印編)第21話。
子孫を残すため、相手を見つけようとサトシのバタフリーが奮闘するお話。
ピンク色のバタフリーに一目惚れしたサトシのバタフリーは彼女に求愛するが、全く振り向いてもらえない。
その最中、ロケット団によって求愛中のバタフリー達が全て捕獲されてしまう。
しかし、唯一捕まらなかったサトシのバタフリーが必死に追跡、奮戦したことで解放される。健気に頑張るサトシのバタフリーを見たピンクバタフリーは彼を見直し、求愛に応じるのだった。
バタフリーは子孫を残すために海を渡る習性を持つため、サトシはバタフリーと別れることになる。
視聴者の反応
初めてゲットしたポケモンであるバタフリーとの別れのシーンは名シーンと呼び声が高い。
サトシ役の松本梨香も印象深いエピソードとしてあげており、TVの企画でエピソードを選出する際はこの話を選んだ。
たまたまオフだったため、この放送をリアルタイムで母と視聴していたのが選出理由としている。
この時、松本は自分で見て思わず涙しかけてしまい、それをごまかそうと笑いながら母の顔を見た。
しかしその母は既に我慢しきれず、松本以上に泣いていて、そのことが非常に印象深かったという。
余談
- その内容からして、一部では「元々この回は最終回の予定として書かれたシナリオだった」という意見もあるが、アニポケのシリーズ構成を務めていた首藤剛志氏が当時構想していた最終回とは内容が異なっている。
- この回で最後にロケット団を倒したピカチュウが浮かべた、小悪魔のような笑顔もまた語り草である。
- 偶然ではあるがこの放送の13年後の同日、アニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』で松本が最も印象に残っているとするバトル「決着ライバルバトル! サトシ対シンジ!!(エレキブルVSゴウカザルの戦い)」が放送されている。
- この回の最後のバタフリーのお別れシーンは『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』でリメイクして使われた。