概要
天候特性とは登場時、もしくは何らかのアクションで天気を変えられるポケモンたちが持つ、その特性の総称である。
主に「はれ」「あめ」「すなあらし」「ゆき(八世代以前はあられ)」のいずれかを発生させられることが出来、天候を変える事で技の威力を上げたり、能力を底上げすることも出来るので珍重されている。
また、更に強力な天気である「おおひでり」「おおあめ」「らんきりゅう」も存在し、まさに伝説ポケモンだからこそ起こせる、反則級の天候となっている。
天候特性一覧
ひでり
効果:登場したとき、天気をにほんばれ状態にする。
該当ポケモン
おわりのだいち
効果:登場したとき、天気をおおひでり状態にする。
該当ポケモン
ひひいろのこどう
効果:登場したとき、天気をにほんばれ状態にする。日差しが強いと古代の鼓動により攻撃が1.3倍になる。
該当ポケモン
あめふらし
効果:登場したとき、天気をあめ状態にする。
該当ポケモン
はじまりのうみ
効果:登場したとき、天気をおおあめ状態にする。
該当ポケモン
すなおこし
効果:登場したとき、天気をすなあらし状態にする。
該当ポケモン
すなはき
効果:攻撃技でダメージを受けると、天気をすなあらし状態にする。
該当ポケモン
ゆきふらし
効果:登場したとき、天気をあられ状態にする(八世代以前)。
登場したとき、天気をゆき状態にする(九世代以降)。
該当ポケモン
デルタストリーム
効果:登場したとき、天気をらんきりゅう状態にする。
該当ポケモン
対戦において
上記の通り、技や能力の底上げを行える事が、天候を操ると有利になれる理由の一つと言えるが、それ以上に便利なのが『各天候時に真価を発揮する特性と組ませられる事』と言える。
例えばひでりの状況下で「サンパワー」持ちである後続のポケモンに交代できれば、特攻を大幅に強化出来て有利と言えるだろう。天候が砂嵐の時に「すながくれ」である味方ポケモンに交代出来れば回避率が上がった事で命拾いするかもしれない。
このようなポケモンと一緒に居るだけで強力なコンボを決められる事、それこそが天候特性持ちのポケモンが珍重される大きな理由に違いないだろう。
さて、この特性を持つポケモンにおいて、素早さは特に重要なステータスである。
自分の有利な天候下で先手を取れれば勿論強いが、天候特性同士がかち合った場合は、素早さが遅い方の天候が優先される為である。
シングルバトルでなら先手で押し切って何とかなる場合もあるが、ダブルバトルでは相手のコンビとなるポケモンが超強化される場面が多いので一気に厳しくなる。
また、「だいばくはつ」などの自爆技を覚えていたり、「とんぼがえり」などで控えと交換できる手段を持っていても後続のポケモンに天気を数ターン使わせられる状況を用意出来て有利になる。
このように、同じ天候特性持ちのポケモンでも、タイプや技によって全く異なる使い勝手になるのが殆どである。
一長一短、日新月歩。みんな違ってみんないい。
皆様もどのポケモンと組みたいか、じっくり吟味してからパーティを組まれる事をオススメする。