データ
初出 | 第1世代 |
---|---|
タイプ | ノーマル |
威力 | - |
命中率 | - |
PP | 30 |
分類 | 変化 |
範囲 | 自分 |
効果 | 自分のタイプを相手のポケモンと同じタイプにする(初代)→自分のタイプを自分が覚えている技の内、いずれかのタイプにする(第2世代~第5世代)→自分のタイプを覚えている技で一番上の技と同じタイプにする(第6世代~) |
英語名 | Conversion |
概要
初代から存在するポリゴン系統の専用技。
自身のタイプを変更する技の元祖である。
初代では「自身のタイプを相手のタイプと同じにする」と言う効果であった。
しかし当時は、タイプ毎の技の偏りが目立ち、耐性強化よりも弱点の変化の方が目立つ事が多かった。
ポケモンそのもののタイプよりも、技のタイプが比較的重視されていた環境なのも痛い。なにせ、ケンタロスが10まんボルトやふぶきをぶち込んでくる時代だったし。
第2世代からは大幅に仕様が変更。自身の技に依存するようになった。
しかし、技は4つしか積めない為、変更できるタイプは最大3種類しかない。
だが、ポリゴン系統は単ノーマルタイプである為、一致技も考慮するとさらに変更できるタイプは厳しくなる。そもそも、1ターン使ってタイプのランダム変化と言うのは安定性が無さすぎる。
一応同じタイプは選ばれない仕様がある為、技を「テクスチャー」+ノーマル技×2+別のタイプの技……と言う技構成にすれば、狙ったタイプに変更はできるが。
第6世代では変化するタイプが実質固定となった。
但し、使用する場合ノーマル技が腐るのが難点。そしてやっぱり1ターン使う。
一応ポリゴンZがてきおうりょくと組み合わせて使用する、と言う方法はなくもない。
ただ、ポリゴンZはあまり褒められた耐久がない為実質ネタだが…。
なお、初代の効果はミラータイプに受け継がれることになる。
第7世代にて
1回のバトルで1度だけあらゆる技を強化するこの要素が、「テクスチャー」にも恩恵を与えた。
なんと、「テクスチャー」のZワザ「Zテクスチャー」を繰り出したとき、全ての能力ランクが1段階上昇するという追加効果が付与されるのだ。
このおかげで、ただのマイナー技だったこの技が、タイプを変えた上で能力を上げることにより、相手のポケモン全てを殲滅するための布石となりえる技として変貌を遂げた。戦術上、ポリゴンZと最も相性が良い。
Zワザは、他のノーマルタイプの技でも発動可能なため読まれにくく、タイプが変わった後は、(ポリゴンZならば)「てきおうりょく」の効果で、変化の元となった技をタイプ一致かつ2倍の威力で放てるようになる。最早恐怖である。
無論、他のポケモンがZ技を使えない・持つ道具が固定化されるといった欠点も存在するが、それを補い余る性能を得たと言えるだろう。
タイプの変更先としては、「ノーマルタイプ」の弱点である「格闘タイプ」を無効化する「ゴーストタイプ」や、まひ状態にならず、攻撃範囲の広い技構成に出来る「でんきタイプ」が人気。
場合によっては、あえて「Zテクスチャー」を使わず、他のノーマル攻撃技をZワザとして使うのも有効。