CV:小島幸子(2001年TVアニメ版)/雨宮天(2018年TVアニメ版)
概要
漫画『グラップラー刃牙』の一応メインヒロイン。主人公・範馬刃牙の自宅の大家・松本絹代の一人娘。刃牙とは幼なじみである。父親・松本太山は既に故人で、地下闘技場の闘士として知られていた(詳細は該当記事参照のこと)。
幼い頃は病に侵されていたが、太山が命と引き換えに得た2000万円(正確には2500万円)で手術を受け、現在は健康体。
刃牙曰く「俺が母親以外で初めて心を開いた女性」であり、第1部の最強トーナメント編で刃牙と交際を開始した。第2部ではあれもした。序盤は刃牙の戦闘狂的な一面を不可解だと主張し、「あなたたちのやっていることは他人を傷つけているだけじゃない」とまで言ってのける。しかし、刃牙や他の格闘家達と触れ合ううちに次第に彼らに心ひかれるようになり、「最愛に比べたら最強なんて」と、強さに対する憧れを時に断じながら花山薫や烈海王に気丈にも挑むような一面をも見せるようになった。
皮肉にも、「強さこそが男の価値を測る基準」と云う刃牙シリーズのテーゼ・テーマを否定する数少ない登場人物であるが故に、逆に「強さとは我儘や自分の意を押し通す力」と云う刃牙シリーズでの「強さ」の定義からすると作中でもかなり上位の「強者」と云う解釈も可能であろう。
第2部の中国大擂台賽編でマホメド・アライJrに一方的に惚れられて困惑するも、後には彼の良き友人となる。
余談
インターネット上では「かわいくねーメインヒロイン」の代名詞みたいな扱いだが、アニメ版では序盤のキャラデザを使用しているため割と美少女である。
ファンからの扱い
最強である。嘗て刃牙のネタ絵が個人サイトや投稿サイトなどに溢れていた時代、範馬勇次郎をも屠る地上最強の女、絶対無敵の女性キャラとして扱われていた。
キャラデザの変遷でゴツくなっていたのも有るにせよ、花山薫を蹴りまくり「イッテェ~」と言わせるなど原作にもその強さに関する描写が出たり、あながち間違った認識と言う訳でもない。
特に指一本で殺されかねない相手にも刃牙(=愛)の為に立ち向かうその姿は、精神的には正に最強と言えるだろう。
なお、この最強梢江は梢江様と呼称されていた。