概要である!!
(魁!!男塾〜日本よ、これが男である!〜やJスターズでは石塚運昇、魁!!令和の男塾ではFROGMAN)
実写版:麿赤兒
週刊少年ジャンプに連載された『魁!!男塾』に登場するキャラクター。
男を磨き、日本の将来を背負って立つ人間を育成することを目的とする私塾・男塾の塾長。
東京帝国大学に11歳で入学、首席で卒業し、海軍中将まで昇進したと噂され、時の首相とは女子トイレを覗いた仲でもあった。街中で戦車を乗りまわして大学まで突っ込んで大暴れした挙句、駆け付けた警官に対して「これは映画のロケだ」とオチをつけたり、ギャグテイストの強かった連載当初からやりたい放題であった。
強さは桁外れに高く、三号生筆頭大豪院邪鬼との決闘では一歩も動くことなくフルボッコにして完勝したほどで、他にもかつて戦後アメリカ大統領をして「EDAJIMAがあと11人いたら連合国は敗北していた」(つまり一人で一国の戦力という計算)とまで言わしめ、さらにかのGHQ総司令官をもってしても「EDAJIMAが二人いればアメリカは負けていた」と言わしめるほど。
英語・ドイツ語・中国語・ロシア語等5〜6か国語に精通する他、大戦当時は明らかにオーバーテクノロジーなマシンを作れるインテリでもあり、まさに「文武両道」を地で行く人物である。
また、塾生が危険な戦いに身を投じた時には一蓮托生として自らを危険に晒す等、塾生には深い愛情を持って指導している。その事は塾生達も承知しており、江田島の写真で気力を取り戻したり江田島が命の危険にさらされれば自分達の命も惜しまず救出に向かう。
連載途中、天挑五輪大武會決勝戦で苦戦する桃達の助っ人として参戦。
規格外の強さを見せつけ、邪鬼をして「貴様等全員束になってかかっても、かなう相手ではない」と言わしめ、登場キャラクター中最強の人物と認定された。「倒したければ核ミサイルでも持ってくるがいい」とは本人の談。
桃たちが進級して早々麻酔銃で眠らされ、七牙冥界闘のタネとして宇宙に追放される失態を見せるが、これも「素手で易々と宇宙船の壁を破壊し」「生身で宇宙遊泳をして」、さらには「宇宙服と酸素ボンベだけで大気圏突入」という荒技をみせ地球に帰還。本人曰く「心頭滅却すれば火もまた涼しじゃーっ!!」とのこと。もはや地球人類ではない何かのような存在にまでなってしまう。
いかにも勢い任せのジャンプ黄金期作品らしく、連載が進むにつれ各種設定には矛盾がいくつも見受けられるが、その手のツッコミを入れるのは野暮な話なので無視するのが正しい姿勢である。
続編『暁!男塾』までの間に息子・江田島魁(かい)を設けたが妻とは死別してしまった(妻となった人物は、戦時中に恋仲だった女性の縁戚にあたる)。
世界観を同じくする『天より高く』にも登場。塾長の座は退いていたが、その迫力は尚健在。
日本人選手を奮起させるため、アトランタオリンピックに主人公・ソラを送り込んだ。実は病床にあり余命いくばくもない身体となっており、ソラが金メダルを獲得したのを見届けてから逝去した。が、ソラに嘘つき呼ばわりされたせいか通夜の最中に生き返った。
『極道高校2011』ではすでに故人となっており、富士山の宝獄院に埋葬された。彼の命日には「無双忌」と称した法要が男塾OBたちの手で行われている。が、実はエネルギーを蓄えるために眠っていただけで、やっぱり生き返った。ちなみに日本国政府は江田島復活のためだけに富士山の世界遺産登録に躍起になっていたらしい。
『男塾外伝 紅!!女塾』でもメタ的な理由からか、物理法則を無視して男として存続している。
『魁!令和の男塾』では髭を生やした老人となり、電動戦車椅子に乗っており、令和になった影響により男塾の方針を転換している。
これまでのところ、単行本化までされた男塾スピンオフ作品では、全登場人物中唯一、すべての作品で登場している(たとえば、時系列的に魁以前の過去の作品では桃たちは登場していない)。
これほど印象の強いキャラのせいか、男塾を詳しくない人からみると江田島平八が主人公だと勘違いされることもある。
身体構造である!!
※なお、ここに書いてあることの多くは公式ガイドブックの記述である!!
江田島ヘッド
頭槌鐘砕の達人の頭もかち割る天下一の石頭。一撃で刃物も突き破る。『男塾外伝 大豪院邪鬼』では巨大な岩で押し潰されたが逆に岩の方が砕け散っただけで何のダメージもなかった。
初期は1本だけ髪が生えていたが、手入れ中に抜け落ちた。
(そしてこの時の八つ当たりで一号生達は頭墨印に挑戦する羽目になった)
江田島イヤー
10㎞先の悪口をも聞き取る地獄耳。
江田島アイ
裸眼で火星のクレーターが目視できる。
江田島マウス
人間の頭も噛み砕く顎。
江田島ブレイン
類稀な精神力と記憶力を有する天才頭脳。
江田島ラング
宇宙空間でも平気な肺。
江田島ハート
あと100年は動く心臓。勿論毛が生えているぞ。
江田島ストマック
江田島ブレスト
ライオンもバラバラにできる大口径銃弾だってへっちゃらな胸板。過去には藤堂兵衛に手引きされた米軍機の機銃掃射を受けたはずだがいつのまにか完治していた。
江田島アーム
人間を空の彼方の星に出来る剛腕。
江田島股間
愛しのムスコ。10tの鉄をも支えるぞ。たとえ四肢を拘束され操られても、コイツが拘束されなかった事で逆転した。
江田島レッグ
短距離ならば音速をも凌駕する俊敏な脚。
余談である!!
名前の由来は海軍兵学校のあった広島県江田島市と、海軍大将・東郷平八郎から。
性格上のモデルは作者の宮下あきら氏の父親で、外観のモデルは昔の悪役レスラーをイメージしている。
地名の方は「えたじま」と読むのだが、彼の知名度が高すぎるせいなのか「えだじま」と誤読されることが多々ある。
そして江田島市がネタとして採用し始め、「江田島の島内に江田島平八の看板をおっ建ててしまった」