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三島平八

みしまへいはち

ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)より発売された3D対戦型格闘ゲーム『鉄拳』シリーズに登場するキャラクター。
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プロフィール編集

キャッチコピー『鉄拳王』、『復活の鉄拳王』(『8』)
国籍おそらく日本(日本政府は否定)
格闘スタイル三島流喧嘩空手
身長179㎝(以前は180cm)
体重80kg
誕生日6月10日
血液型B型
仕事三島財閥の長
趣味座禅風呂
好きなもの世界掌握
嫌いなもの特になし
代表的な技風神拳、雷神拳、鬼神拳、剛掌破、ぱちき
声優銀河万丈(初代、実写映画版日本語吹替) 高木渉(鉄拳2) 郷里大輔(OVA、鉄拳3~鉄拳6,鉄拳7※) 石塚運昇(鉄拳TAG2~7) 楠大典(Bloodline、鉄拳8)

※ストーリーモードの一部のみ(ライブラリ出演



概要編集

『鉄拳』シリーズを通しての重要人物。

また不死身と言っていいほどの強靭な肉体の持ち主である。


三島一八の父親であり風間仁の祖父。

元養子に李超狼

またラース・アレクサンダーソンも平八自身は知らないが、息子である。

あの三島仁八を父に持つ。


敵には一切情けをかけず、己の野望のためならば肉親すらも平気で利用し、時にはその命を切り捨てる非情な性格ではあるが、茶目っ気や間の抜けたところも多くどこか憎めない一面もある。


年齢は『1』の時は52歳、『2』で54歳、『3』では73歳となり、『4』と『5』では75歳。


ストーリー編集

『1』では世界的財閥である三島財閥頭首として登場。

自分のために最強の兵士を集める目的で、大会を開催する。

しかし一八に敗北し頭首の座を奪われた上、崖から放り投げられてしまうものの、奇跡的にも命を落とさずに済んだ。


『2』においては悪事にかまけ、修行を怠っていたことを反省し、ペットであるクマと山籠りを敢行した。

その結果見事一八に勝利し、頭首へと返り咲くことに成功した。(その際意趣返しとして一八を火口に放り込んでいる)


『3』では国際社会から信用を得るために私設部隊『鉄拳衆』を設立。治安維持や食糧援助等の世界平和維持に従事させていたが、とある遺跡の調査中に鉄拳衆が何者かに襲撃されてしまう。

その事件をきっかけにして闘神の存在を知り、時を同じくして孫である風間仁が現れ、彼の話から闘神の目的を察する。

平八は十数年振りに大会を開催して、闘神をおびき出すことを画策する。結果闘神は出現したものの、捕獲に失敗し、その身体は消失してしまう。

さらに一八の息子である仁も始末しようとするが、仁がデビルの血に目覚めてしまい、これも失敗に終わる。


『4』の冒頭にて闘神の残った血痕などを調査した結果、闘神の力を利用するには「デビル因子」なるものが必要であることが判明する。しかし、同時に平八はその因子を持ち合わせていないことが分かり、消息不明である仁の行方を追っている最中、一八の遺体がG社に保管されていることを突き止める。

その後遺体回収を目論むが、一八が生存していたため計画は破綻。再び大会を開催して、デビル因子を持つ一八及び仁をおびき出すことを画策する。

仁を捕獲するなどあと一歩の所まで行くが、再びデビル化した仁によって阻まれる。


『5』の冒頭にて突如JACK-4の大部隊の強襲を受け、一八と共に応戦するが、疲労の一瞬の隙を一八につかれ、JACK-4の自爆攻撃に遭い、遥か彼方まで吹き飛ばされる。現場に居合わせたレイヴンに死亡したと判断されたが、実際は気を失い昏倒状態になっていただけであった。

その後、何者かによって大会が開催されたことに憤り、真相を確かめるべく大会に参加する。


『6』では『5』の設定とは異なり、大会期間中は昏倒しており、目覚めた時には既に大会は終了していた。そして三島財閥の新頭首に仁が就任していたことを知り、再び返り咲くべく大会に参加する。

シナリオキャンペーンモードにて、ラース及びアリサと対面する。


『7』においては、仁が行方不明の間に再び三島財閥の頭首に復帰、第七回鉄拳大会を開催する。しかしその渦中において、一美に恩があり、ある誓いをしたという豪鬼が現れ、平八を襲う。

何とか危機を逃れた平八は豪鬼の強さからある一計を企てる。それは一八と豪鬼の戦いの中で一八がデビル化する所を捉えて世界に公表、その上で一八を葬る事だった。予想通り一八はデビル化、豪鬼との激戦の中で三島の衛星兵器を起動、そのレーザーで両者を狙い撃った。

それでもなお一八は生きており、反撃として衛星兵器を撃ち落とした。その破片が地球上に落下したことで大きな被害が生じ、さらに匿名でそれが三島財閥のものであると一八が公表、三島財閥の世論はかつてない程に地に堕ちた。

そんな中、三島を調査しているあるジャーナリストの要求に応じ、一美との顛末、そして三島の全てを話した。そのジャーナリストが三島に家族を殺されていた事を知っていたが、殺しはせずにある埠頭へ置き去りにし、一八との決戦に望む。(ジャーナリストは、予め平八に埠頭へ呼び出されたラース達が発見し、無事に保護されている)



この先、鉄拳7のストーリー終盤のネタバレ注意




















半壊した三島道場で、ひとり正座する平八。

闘いとは、最後にどちらが立っているか。それだけのこと

追い出したジャーナリストから、最後に「あなたにとって、この闘いは一体何なんだ!」と尋ねられた平八は、その答えを胸に黙祷していた。


その後、溶岩が吹き荒れる山脈にて、自分の息子である一八と相対する。かつて一八を崖から落とした因縁の場で、最後の闘いがきって落とされる。


一八「死に場所に、ここを選ぶとはな」

平八「ワシと貴様にとっては相応しい場所……決着をつけるとするか」

一八「貴様をここで終わらせる」


互いの闘気が漲り、白熱した殴り合いが始まる。

これまでの戦いが脳裏に過りながら、壮絶した親子喧嘩は激しい攻防の繰り返しとなる。

一八のデビル化が解ける程の激闘と化すが、それでも両者の拳は止まらず、渾身の一撃を食らい合う。


平八の頭突きを食らう一八。

その目には、あの日崖に落とした時の若き平八が映っていた。

忌々しい記憶が蘇り、激昂を上げる一八。

渾身の正拳が平八を打つ。


その時、平八は倒れた。

正拳の衝撃が身体を突き抜け、心臓の鼓動が止まったのだ。


何かを思う様に見下ろす一八。

父に勝てた現実が信じられなかったのだろうか。

だが、一八はすぐに平八を抱き上げ、溶岩へ投げ捨てた。

三島平八は死んだ。

壮絶な親子喧嘩は、子の勝利で終止符が打たれたのだ。


溶岩へ消えて行く平八を見届けた一八は、静かに告げた。

一八「闘いとは、最後にどちらが立っているか。それだけだ」

その後、一八は有り余った力を止めず、世界征服に乗り出し、侵攻していくのであった。


『8』では当然ながら故人。一美のようなプレイアブル参戦もなく、その存在が言及されるのみに留まっている。

ちなみに平八へトドメを刺したこの渾身の一撃は、『8』にて「絶命拳」という新技に昇華された。


8で追加された新キャラの麗奈は女子高生ながら風神拳に雷神拳や奈落払いといった三島流喧嘩空手の技を使うだけでなく、剛掌波や幻空脚に金剛槍掌といった平八の技を彷彿とさせる技を持ち、2024年1月に公開されたトレイラー映像では戦っている仁が麗奈に平八のビジョンを見る描写があり、平八とは何らかの繋がりがあると思われる。


郷里大輔氏の死後……編集

「平八といえば郷里氏」と言える程郷里氏のボイスは印象強かった。

その郷里氏亡き今、平八を「そのまま」別人の声で出すわけにもいかず、かといってキャラクターに郷里氏の後を追わせようにも前述の不死身設定が邪魔をする。


そこでナムコが出した答えは……

鉄拳TAG2が楽しみじゃぁ!!by平八w

『鉄拳タッグトーナメント2』において薬を飲んで若返らせることであった。


これにより(鉄拳的には)無茶のない理由で石塚運昇氏への声優交代を可能とし、そして若返りの結果新技もいくつか習得したようだ。

その代償としてトレードマークであるトンガリハゲは消滅した。(トンガリ部分は残った)


上述の若返り設定は正史には反映されておらず、後に発売・公開されたパラレルの『ストリートファイター×鉄拳』と『鉄拳 BLOOD VENGEANCE』及び正史の『鉄拳7』では、従来の老人姿のままで声優は石塚氏に切り替わっている。


しかし、引き継いだ石塚氏も残念ながら2018年8月13日に死去。今のところは氏のライブラリ出演という形で対処されている。

前述の通り平八は鉄拳7で死亡した設定になっているが、2022年8月に配信されるNetflixの映像作品『Bloodline』で楠大典が5代目の三島平八役を担当する。


なお鉄拳7のストーリーモードでの過去回想などの場面では、ライブラリ出演としてその時だけ郷里氏に戻るという措置がなされている。


他社作品からのコラボ編集

ナムコ、カプコンのクロスオーバー作品ナムコクロスカプコンでは野望のため爆田博士のスポンサーとして暗躍したがプレイヤーキャラクターとして参戦する。この時は郷里氏がまだ存命だったため老人の姿で登場。

セガ、バンナム(バンダイナムコゲームス)、CAPCOMの3DSお祭りゲームプロジェクトクロスゾーンにも若返りの姿で参戦した。声優は石塚氏。味方として操作出来るが序盤など一部のステージでは敵として出る。そして続編のプロジェクトクロスゾーン2でも若返りの姿で続投。息子の三島一八共々共演する事になった。


またスマブラforではDLCでMiiコスチュームをゲット出来る。実はスマブラに参戦させる予定だったのだがスマブラシリーズディレクターの桜井政博氏曰く、スマブラのルールでは厳しかったため断念し、コスチュームだけ配信したと言う。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALでは削除されていたが2020年6月のDLCで再びコスチュームで登場する事になった。Miiファイターの頭身が変わったため、ちょっと作り直されている。


余談だが、この平八のコスチュームは原田勝弘氏が実際にコスプレをした事がある為Miiファイターで原田氏を作って着せると恐ろしい程に違和感が無い。

参考映像。ある意味でMiiファイターを予言(?)


そしてその1年後…息子が満を持して参戦。平八はステージのゲストキャラクター、スピリッツ(星4のLEGEND級)として登場する。


なぜ一八は参戦できて平八は参戦できなかったのか?そもそもスマブラのルールに合わないとは何だったのか?については

  • 鉄拳は間合い、スマブラは座標で判定がある別物ゲームであり、ただ単に技を当てはめるだけでは原作再現にはならないこと
  • 一八はデビル因子を持っておりスマブラ参戦に大事な個性として強いが、平八にはそれがないこと

の2点が主な理由と桜井氏が明かしている。

郷里・石塚両氏が亡くなっていることも無関係ではないかもしれない。


モデル編集

江田島平八


動画編集

(貴重な?おはだけシーン)


鉄拳8編集

発売当初は参戦しておらず、原田勝弘氏が平八の死を公言していたこともあって「さすがに死んだか」「結局生きてるんでしょ?」などと噂されていたが、

第3弾のDLCキャラとして早くも復活。ストーリーの都合とはいえシリーズの顔とも言えるキャラクターがDLCでリリースという異例の出来事となった。

(ただ、レイヴンが5にて発言した"Heihachi Mishima is dead."という生存フラグを今作でも口走っていたためそこで察したプレイヤーもいた)

(先述の原田Pの発言も、7の最終決戦のデモ映像を見て「『あれ!? 平八死んだ!』と、僕も思ったんですよね……というあたりから察してもらえれば」とレイヴン同様の生存フラグを匂わせるような言い方をしている)


CVは『Bloodline』から楠大典氏が正式に引き継ぐことになった模様。

DLC扱いゆえかストーリーには関係していないため、息子とは今回は対面せず。

三島家の復活はもはやいつものことではあるが、鉄拳王がまさか生きていると知ったとき関係者たちはどう思うだろうか…。


三島財閥が衰退した今作では、新たに鉄拳僧なる指導者として登場。先の戦いで一八につけられた傷と虎の面をかぶった破戒僧のような出で立ちに。新たな隠し子との関わり合いなども注目されている。


とは言え、普通の人間と判明しているのに溶岩に落とされて生きていたら平八だからと言っても流石に無理があると判断されたのか、今回はマグマに落ちる直前に救出される展開となっており、最新のPVでは他人に敬語を使う珍しい平八が見られる。

関連タグ・人間関係・似たキャラ等編集

鉄拳 三島家 格ゲー


三島仁八:父


三島一美:妻


三島一八:史上最悪な憎悪関係にあたる息子・敵対


風間仁:孫・敵対


風間準:義理の娘


李超狼:元養子・敵対


ラース・アレクサンダーソン:隠し子その1


??:隠し子その2


クマ:ペットであり修行仲間、ストリートファイター×鉄拳ではパートナーとして登場


ゼビウス:3D/Gにて隠し機体としてポールととともに参戦。非常に遅いスピードとなっており、ゲームバランスを無視した使い勝手の悪さとなっている。


ソウルキャリバーII:PS2版にゲスト出演。武器格闘だが平八は素手で参戦した

プロジェクトクロスゾーン:若返りのほうで登場。ケン春麗がびっくりするやり取りがある。


ぷちます!:鉄拳タッグトーナメント2で若返る前の彼に似た人物が取引先にいる。まこちーの技の師匠でもある。CVは大川透


ミスタードリラー:エースの「ふしぎなパクテリア」にヘーパクという彼をモチーフにしあパクテリアが搭乗。


両津勘吉:『コスパでナンパ!の巻』というエピソードでは三島平八のコスプレを披露している。


原田勝弘:実際に平八のコスプレをした鉄拳プロデューサー。鉄拳初期にはプレイヤー「新宿平八」として鉄拳の普及に貢献した。


IKKO:「とんねるずのみなさんのおかげでした」では平八のカツラを被せられるのがお約束に。


ドンキーコング(クランキーコング):落下親父仲間その1。


クッパ:落下親父仲間その2。現在でもしぶとさは平八並みである。


ギース・ハワード:落下親父仲間その3。そしてまさかのゲスト参戦。


ワリオ:デビュー作では宿敵、そしてその続編では主人公を担当するゲームキャラクター繋がり。


ミスターサタン:初代と2代目の声優が同じ格闘家キャラ。ただし平八と違って実力は遥かに劣る。また父親でもあるが、子や孫を平気で切り捨てる平八と違い家族想いである。


ピカチュウ:ポッ拳では「(最速)風神拳」「(青)雷神拳」など平八の技を使用する。そのピカチュウらしからぬ豪快さから一時期話題になった


ベガ:同時期の格ゲーにて前作にて死んだと思われながら復活参戦し、声が楠氏に代わった者同士。楠氏の初起用がゲーム本編外の映像作品という点までも一緒である。

第一作での悪の格ゲーラスボスという点も共通。


ガノンドロフ:こちらも楠氏の中の人ネタ。老人の悪役つながり。顔つきや体術なども共通している部分がある。スマブラの参戦映像ではカズヤが平八に代わってガノンドロフを落としているなど、公式側も似ているキャラクターとして認知しているようである。


サリーのパパ:見た目からアンソロジー本で度々ネタにされていた。

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