CV:生天目仁美
中華料理屋「鬼丸飯店」の看板娘。味音痴ではないが行き当たりばったりで調理することから料理の腕は最悪、洗い物をすれば暴れてどんぶりを二つ三つおしゃかにする、出前をすれば必ず寄り道をし、事によれば出前を忘れてそのまま帰ってきたりもするなど、お店には全く貢献していない。
ただ喧嘩など戦いには滅法強く、また弱きを助け強きを挫く「独自の正義感」から不良を成敗するなど、様々なところで暴れ回っている。そのため、不良からは「大戦鬼」の異名で恐れられている(アニメでは使われなかった)。本作中「(頭の中が)最狂」の人物。故に刃物を持たせると非常に危険。
また常人を超えた体力を持ち、客引きと称して当たり屋まがいの行動をしたり、店に突っ込んできたトラックを別の方向へ投げたりなどの行動をとる。
「鬼丸流葬兵術(おにまるりゅうそうへいじゅつ)」と自称する一連の技を操るが、技自体はほとんどがその場の勢いに任せた即興の喧嘩技で、実質的に余りあるパワーで相手を圧倒している。
ただし、母親の鬼丸真紀子にだけは絶対に勝てない。彼女と真紀子、あるいは西山勘九郎とのフルコンタクト・無制限一本勝負が、鬼丸飯店常連客の間では名物の一つとなっている。
口調は男っぽくて性格はがさつ、化粧に疎かったりと女性らしい一面は全くない。その性格と常時「半そでシャツに小学生のようなスカート・頭に布巾で前掛け」というファッションセンスの無さ、更には目先の喧嘩に飛び付く鉄火肌のせいでスタイルやルックス自体はいいのだが色気は皆無。衣服も普段着以外は休日などに着る妙な文字がプリントされたTシャツ以外は持っておらず殆ど着た切り雀同然だが、豚のぬいぐるみが好きだったり、求愛されて戸惑いつつもまんざらでもない表情を浮かべたり(ただし、相手はトド)、「愛」という言葉に動揺したりと、女の子らしい一面を見せることもある。
時折優しい言動も見られるが、女性的な優しさなどではなく「百獣の王」の漢気溢れる優しさである。子供達とよく遊ぶためか、子供にはかなり人気がある。恐ろしいほどにくじ運がない。
向かいのパン屋ユエットの看板娘である神無月めぐみとは幼い頃から不仲だったが、現在は商売敵としてお互いにさらにライバル視している。ただし利害が一致すれば一時的に手を組むこともある。
酒を飲んで酔うと別人格になってしまい、お淑やかで常識的かつ繊細な性格になり、スカートの短さを恥ずかしがったりする。また、髪型がツインテールからポニーテールに変化する。
これはこれで普段とのギャップが激しいため、周囲には怖がられている。酔った次の日には一部始終を忘れるため、彼女にはここ数年花見(酔った日)の記憶が無い。
美輝とめぐみの年齢は20歳であると、原作者の佐渡川準がアニメのアフレコの時に言っていたらしい。ただ、アニメ限定の設定であることも匂わせており、原作における年齢は不明である。もっとも、原作で小学校の同窓生が「俺大学生」「へえ、現役合格?」と会話していることから19~22歳に絞り込める(原作でも未成年であると言及されておらず、「君が壊れた時」では初めから飲酒可能な年齢である事を暴露している)。
第1話でいきなり嘔吐した前代未聞のヒロイン。作者によるとモデルは「ゴジラ」とのこと。
「週刊少年チャンピオン」30周年記念トレーディングフィギュアのシークレットキャラに採用されている。