概要
CV:堀秀行
実写版:坂口拓
この作品の主人公。男塾一号生筆頭、後に男塾総代。通称「桃」。
常に締めている太い白ハチマキがトレードマーク。
授業中はよく居眠りをしているが、教官に咎められた事はない。北部出身のアメリカ人に匹敵する水準の英語をはじめフランス語など複数の言語を流暢にあやつり、数々の秘技・秘拳を体得している。
当時のジャンプの団体戦バトル系漫画の主人公のお約束で、ほとんどの試合で大将戦をつとめ、対戦相手も敵のボスクラスがほとんどだったため、魁連載時の戦績こそ全戦全勝ではあったが、初期の伊達戦や邪鬼戦など、意外なほど苦戦して追い詰められてる場面も多かった。後期になると敵の卑怯な罠にはまって苦戦、という場面が多かった。
また、敵のナンバー2とナンバー1との連戦の機会も二度あり、「ナンバー2には圧勝→ナンバー1には苦しみながらも勝利」というパターンでどちらも連勝している。
作中には塾長という超ド級のチートがいたため、トップクラスだったが、「間違いなく作中最強キャラである」とまではいかなかった(桃が敗北寸前まで追い詰められた邪鬼に対し、塾長は圧勝してるため)。
天挑五輪までに味方としてバトルで戦った18名のうち、江田島と共に魁男塾本編中では明確に死亡した描写のないキャラクターでもある(ただし、後のスピンオフ作品では死亡したかのような描写はある、無論大方の予想通りの「実は生きていた」というパターンだったが)。
塾長こと江田島平八以上に謎多き男であり、どんな経緯や理由で男塾に入学してきたか等は明らかにされておらず他の人物もそのことを疑問に思っている。2019年現在、桃の過去を描いたスピンオフ作品も存在せず、他のキャラ主人公のスピンオフ作品でも桃についてのエピソ-ドはほとんど登場しない。唯一「天下無双 江田島平八伝」で父親の剣情太郎が登場しているくらいである。
アニメ版では超エリート高校である集英高校を中退した所に入塾案内書が届き、退屈しのぎに足を運んだという設定になっている(その際、集英高校は桃太郎を一度たりとも入学させたことを恥としている)。
男塾卒業後は過去の江田島平八、王大人と同様に東京大学に入学した。
実質の続編である「天より高く」ではさらにハーバード大学に進学し、その後政界入りし、内閣総理大臣として登場している。若者に人気が高く、汚職の類のスキャンダルとも無縁だったが、それ故保守的な政界では敵も多く、独身であることを口実にしてゲイスキャンダルを捏造されたり、果ては文字通り命を狙われるをこともしばしばあった。
なお、年代的にそれより前であるはずの「暁!!男塾」では外国人女性(本編未登場)と結婚し一人息子の剣獅子丸をもうけている事になっている(なおこういう矛盾は男塾では良くある事なので、深く追求してはいけない)。
技
他のキャラクターは「覇極流」「鳥人拳」など、何らかの流派を名乗っているのに対し、桃だけはこれといったスタイルを持たず、出番が来るたびに違う技を使いこなす。
「敵が高度な技を見せたら、彼は同じ技をそれ以上の練度で会得していた」「サソリを放った砂場での戦闘、という超限定的なルールの試合に高いレベルで即対応する」「邪術や麻酔の影響で満足に動かない身体のまま、真っ向から殴り勝つ」など、言ってみれば「万能チート」が彼のスタイルである。
- 無限一刀流
Jとの戦いで心眼を極め、後にハチマキで目を隠し心眼で相手の気配を察知して攻撃をする心眼剣一之太刀(しんがんけんいちのたち)を披露している。
- 四肢鐺瓏剣(ししとうろうけん)
- 氣功闘法(きこうとうほう)
- 翔穹操弾(しょうきゅうそうだん)
作中では対狼髏館戦で宗嶺厳が使用したのが最初で、それに対し桃は宗嶺厳を上回る技の正確さで圧倒している。
- 飛翔鶴垂剣
- 暹氣虎魂(しんきふうこん)
主な戦績
勝敗はすべて勝利。太字は大将戦
驚邏大四凶殺
大威震八連制覇
天挑五輪大武會
- 狼髏館
- 厳娜亜羅十六僧
- 王家の谷の守護者達 アヌビス
- 冥凰島十六士
藤堂豪毅
七牙冥界闘
- 王宮への道
- 武幻城 幽鬼之丞