概要
CV:山口健(アニメ、PS2ゲーム)/石川英郎(PS3ゲーム『魁!!男塾 〜日本よ、これが男である!〜』)
実写版:照英
通称「男塾の切り込み隊長」。第2話から登場する古株で、兄の形見である破帽がトレードマーク。
拳法などは会得していないが腹にダイナマイトを巻いて敵に挑むなどケンカに勝つためには自らの命を顧みない凄まじい根性を持ち、桃が「男塾のカオ」と評する程。
戦いにおいてはドスを使ったケンカ殺法の使い手……つまり素人である。
年齢を問わず、拳法や格闘技の達人がワラワラといる男塾の世界観では、必然的に相手は蟻(富樫)に対する象レベルの格上となる。しかも富樫の相手は死天王や幹部格など特に強力な相手が多い。
しかしあらゆる試合において、圧倒的な力の差を根性と悪運の強さでカバーし、勝ち進んだ。
初めは対戦相手に舐められ、決着時には認め合うという展開が何度か見られた。
男塾名物『油風呂』で煮えたぎる油に浸かり、蝋燭の火が消えるまで耐えた根性の持ち主。
虎丸龍次登場後は二人でつるんでいることも多い。
ちなみに、男塾に入塾したのは大威震八連制覇で大豪院邪鬼率いる男塾三号生と戦って命を落とした兄・源吉の仇を討つ為であり、かつて兄と戦ったセンクウと独眼鉄のコンビと戦った。
戦いを通じてセンクウとは和解した。アニメ版では戦いが終わった後兄の形見である破帽を投げ捨てたが、何故か最終回では被っていた。
入塾間もない頃は江田島の一喝をただの自己紹介程度にしか認識出来ておらず(剣桃太郎ですら「本当のアホ学校かここは」と思っていた)、自ら手を挙げる程にまで激昂した事もあった(実際には鬼ヒゲに阻まれ、そのまま鬼ヒゲを殴り飛ばした)。
しかし在塾中に江田島に惚れ込み、男塾卒業後もそのまま留まり江田島の秘書兼ボディーガードを務める。また男塾同窓会では毎回松尾鯛雄とともに幹事を務めている。
極!!男塾では冥鳳島の戦いの後に再度江田島の秘書兼ボディーガードに復帰した。
余談
年齢はこれでも16歳である。
のだが、『天下無双 江田島平八伝』では1944年生まれとなっている。
この設定は後付設定であり、兄・源吉の存在がなかったり、『魁』内で富樫本人が「数年前は中学に通っていて~」と言っているシーンもある為、『魁』とは繋がらないと見たほうがいいかもしれない。
富樫に限らず、設定の矛盾は男塾ではよくあることなので気にしてはいけない
辞世の句(未遂)
「マスラオの マスせんずれば 若き血潮ほとばしり じっと手を見る」
ゾンビ
戦闘中に死亡かと思いきや生き返って来た回数は男塾ナンバーワン。
驚邏大四凶殺では参戦者全員が、死んだと思われた状況から戻ってくるが、富樫は戦闘中にも「奈落へ真っ逆さまに転落」という明らかに死ぬシチュエーションから戻ってきたため実質2回生還している。
月光も脳天から氷柱の剣山に落ちておきながら即復帰したが、身体が硬質化する怒粧墨を発動していたためと思われる。富樫のケースは技や根性ではなく完全に奇跡。
「極!!男塾」 では病院でご臨終を迎えるも伊達臣人 が持って来た赤神で復活した。
まさにゾンビである。