概要
様々な作品で使用されているため細かい定義はまちまちだが、大体の場合「一番初めに血を吸った、あるいは与えた者」、即ち全ての吸血鬼の大元を指すことが多い。例としては、魔術や何らかの超自然的な力により吸血鬼となった者、あるいは初めから吸血鬼として生まれ落ちた者等が該当する。
作品にもよるが、その力は他者に咬まれて吸血鬼になった者よりもおしなべて強大であり、デイウォーカー(日光が平気な吸血鬼)も多い。
初出についてはハッキリしないが、BASTARD!!に登場した吸血鬼ダイ・アモンという説が有力。更に言えば、吸血鬼小説の金字塔である吸血鬼ハンターDでは最上位の吸血鬼を「神祖」と呼んでおり、前者はこれをオマージュしたものとされている。
上記の由来の通り、基本的には日本国内の作品で共有されている概念であり、吸血鬼の本場である欧米は勿論のこと、日本の影響が強い中韓のサブカル業界においても用いられるのは稀である。
またその関係上、英訳なども作品ごとにバラバラである(TYPE-MOONシリーズにおける真祖は「True Ancestor」、ストライク・ザ・ブラッドでは「Primogenitor」、ネギま!では「high daylight walker」など)。
作中・設定で「真祖」とされているキャラクター
※追記は五十音順でお願いします。
- アーカード(HELLSING)
- アカーシャ=ブラッドリバー(ロザリオとバンパイア)
- 暁古城(ストライク・ザ・ブラッド)
- アルクェイド・ブリュンスタッド(月姫)
- エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(ネギま!)
- 御真祖様(吸血鬼すぐ死ぬ)
- シカ・マドゥ(終わりのセラフ)
- シャルティア・ブラッドフォールン(オーバーロード)
- ダイ・アモン(BASTARD!!)
- ドラキュラ(悪魔城ドラキュラ)