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エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

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えゔぁんじぇりんえいけいまくだうぇる

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルとは、赤松健の漫画『魔法先生ネギま!』及び『UQ HOLDER!』の登場人物。なお正式な読みは、「エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェル」。

「この世には……良い魔法使いと悪い魔法使いがいるんだよネギ先生」

「言っただろう?私は悪い魔法使いだって」

「一歩踏み出した者が無傷でいられると思うなよ?キレイであろうとするな。他者を傷つけ自らも傷つき、泥にまみれても尚前に進む者であれ」

プロフィール

出席番号26
生年月日不明(エヴァンジェリンが10歳だった頃の事をチャチャゼロが百年戦争の頃(1337年~1457年)と説明している事から、2003年時点での年齢は556歳から676歳と思われる。ただし、講談社公式携帯アプリでは9月生まれという扱いになっている)
身長130cm
スリーサイズB67・W47・H63
好きなもの茶々丸の入れるお茶、日本の景色、囲碁
嫌いなものニンニクと(野菜の)ネギ、授業
CV松岡由貴
ドラマ版担当女優桑江咲菜
愛称エヴァ、キティ
二つ名闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)、人形使い(ドールマスター)、不死の魔法使い(マガ・ノスフェラトゥ)、童姿の闇の魔王、悪しき音信(おとずれ)、禍音の使徒
魔法始動キーリク・ラク・ラ・ラック・ライラック
魔法認知度S
魔法効果不明
パクティオーカード称号MAGISTRA PURARUM(人形使い)
スカカード(ネオ・パクティオーカード)黒ウサギ
クラブ活動囲碁部、茶道部

概要

強大な魔力を持つ推定600歳前後の吸血鬼。『A・K』の部分は「アタナシア・キティ(直訳すると『不死の子猫』)」と読む。

人形のチャチャゼロや、ガイノイド絡繰茶々丸を従わせている。

元は14世紀のフランス王国東部のとある村に生まれた、正真正銘の人間だった。両親と平和な日々を過ごしていたある日領主の城へと引き取られ、何不自由ない少女時代を過ごす。そして10歳の誕生日に、ある魔法使いの手で吸血鬼へと変えられてしまう

それ以降は人間達から迫害され続け、魔女狩りなどが横行していた壮絶な時代を生き抜き(しかし本人曰く、「一度ミスってマジで焼かれた事もあった」との事)、次元の狭間の城でのダーナ・アナンガ・ジャガンナータの元で修行を経て、南洋の孤島などで1人で住んでいた時期もあった。

後にネギの父親であるナギに助けられたのがきっかけで好意を抱き、1ヶ月近く彼を追い回し続けた。しかし15年前、そのナギによって『登校地獄(インフェルヌス・スコラスティクス)』という魔法による呪いをかけられてしまい、解呪しない限り永遠に学園都市から出られなくなった上に、魔力も極限まで封じられてしまった

吸血鬼であるため元来の性質として明るいうちは居眠りが多く、また泳げない(これは流水を苦手とする吸血鬼の特性故か、それか元々泳げなかったのかは不明)。

『登校地獄』により吸血鬼の利となる性質を封印されているため、花粉症持ち風邪をひくなど代謝面の低下といった魔力の大幅な抑制が発生している。そのため、吸血鬼にしては異質な状態になっている。

麻帆良学園都市では、茶々丸とログハウスで暮らしている。

人物

永い時を生きていたためかプライドが高く傲岸不遜と取れる性格をしている(ラカン曰く「ドS)が、上述の通り吸血鬼になる前は領主の城に預けられていたという育ちの良さからかお淑やかな性格で、吸血鬼になった当初は悲観からか無感情だった。

「悪の魔法使い」を自称しているが、何だかんだで割と面倒見が良い。ネギの事を「ぼーや」と呼ぶ。

能力

魔力を封じられている普段は魔法薬を触媒としなければ魔法を発動出来ず、加えて威力もかなり弱いものとなっているが、本来の魔法使いとしての実力は作中最強クラスであり、長い年月で培った技術と素質の高さが見える。主に用いる属性は『氷』『闇』

それ以外の属性の魔法も使え、前述の属性2つよりは劣るが、それでも強力無比を誇る。

また、魔法を使った固有技能として『人形使い』がある。多くの人形を魔法ワイヤーで操作するというもので、全盛期のエヴァンジェリンの代名詞でもあった。

しかし『登校地獄』下では、チャチャゼロに自我を持たせる程度でしか魔力を供給出来ない。

この技術を応用して相手を魔法ワイヤーで縛る・吊るす・切断するという芸当も可能。

さらには吸血鬼としてのポテンシャルも持ち、コウモリ化による肉体分割や催眠術・幻術などの魔法が種族としての能力に当たる。

身体能力

人間とは比にならない程高い。代謝能力の高さは最たるもので、全盛期では高速で肉体再生も出来る事から、「不死の魔法使い(マガ・ノスフェラトゥ)」とも呼ばれた程。

体術に関しては合気柔術と合気鉄扇術を使う事が出来る。だが本人は体術は当初好んではおらず、『火力だけを求める固定砲台としての魔法使い』という戦闘スタイルではあった。

だが300年程前に日本に来た際に、攻撃を受け流し倒すという『後の先』に感銘を受け、とある男性(エヴァンジェリン曰く「チンチクリンのおっさん」との事だが、恐らく合気道の開祖・武田惣角ではないかと思われる)から合気道を習得。以来、一世紀近く暇潰しに研鑽を積んでいた。

これらは魔法を一切使わないため、『登校地獄』の影響下でも唯一十全で使える自衛手段である(相手の攻撃を受け流すため、わざわざ近付くという動作が不要。そのため縮地や瞬動を用いる必要がなく、実力が発揮出来る)。

その実力は油断していたとはいえ、刹那明日菜を投げ飛ばす程。人形の様な容姿に見合わない武人でもある。

『ネギま!』のパラレルワールドにおける続編『UQ_HOLDER!』では、冒頭の語り手として登場している。ネギ達やチャチャゼロとも別れている様だが、本編では…。

以降はUQ HOLDER!での彼女の項目を参照。

余談

  • 彼女の家にあるアイテムは、あちこちから搾取略奪してきたものとされている。
  • ネギと仮契約をした場合、魔法陣の描き方によって主従関係が決定されるらしい。
  • エヴァンジェリンはカモの仲介がなくとも、吸血で仮契約できる。
  • 機械が苦手なので、携帯電話は持ってないらしい。
  • 15年間も中等部にいるのに誰も疑問に思わないのは、『登校地獄』の効力の1つ。
  • エヴァンジェリンは物語中盤近くでネギを弟子として鍛える事になったのを期に、以降は己を「師匠(マスター)」と呼ばせているが、作者のスタジオでも「師匠」の愛称で呼ばれていたとか。
  • 初期案では褐色キャラにする案があった。
  • 当初はネギと同じ純粋な魔法使いという設定だったが、最初の障害(敵)として設定される過程で、吸血鬼になったらしい。
  • ミドルネームは当初『U・K』だったが、それではイギリスになるので『A・K』にされた。
  • 「エヴァンジェリン」の命名は赤松氏のアシスタントを務めるまぎぃ氏で、 洋画『エンゼル・ハート』に出てくる『イバンジェリン・プラウドフット(EVANGELINE PROUDFOOT)』に由来。
  • モンスターハンターシリーズではコラボクエストの依頼主として登場した。このクエストはギギネブラを2頭以上狩猟するとネコタクチケットというクリア条件となる支給品が届き、納品するとクリアとなる。…のだが、モンスターハンター3Gではオンラインでネコの手配上手を発動させてこのクエストを開始すると開始と同時に「クリア条件」となる支給品が届いて何も狩らずにクリア出来てしまうバグが存在していた。イベントクエストでもこのクエストのみのバグであり、今作ではお守りテーブルバグというプレイヤーに不利益しか無いバグの確認にもこのクエストが最高効率であった為、多くのハンターから感謝される事態が起きていた事がある。

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