概要
原作・深見真、作画α・アルフライラによる日本の拷問4コマ漫画作品。
角川書店の月刊雑誌『4コマnanoエース』で2011年4月号(創刊号)より連載開始。同誌が2013年10月号で休刊になったことにともない、『ヤングエース』(同社刊)へ移籍、2013年12月号より連載再開。2015年末に連載終了、単行本4巻をもって完結。
ドラマCDが発売されているほか、2014年には実写映画(木嶋のりこ主演・KADOKAWA配給)にもなった。
あらすじ
主人公・武藤結月はお嬢様学園(実は陸軍中野学校付属の機関が前身)の中等部に入学することになり、百合ライフに期待を寄せていた。
そこへ高等部の舟木碧生が現れ、拷問部なる部活動への入部を持ちかけられる。
結月は逃走するもあえなく拷問部メンバーによって囚われ、半強制的に入部させられ、拷問の世界にはまっていくのであった。
登場人物
拷問部
- 武藤結月(むとう ゆづき)
本作の主人公である中等部1年生。百合愛好家、というか少々度が過ぎて百合厨の域に達してしまっている。が、周囲がそれに輪をかけた変わり者ばかりなので、相対的常識人ポジションとしてツッコミ等の役回りを務めることが多く、前出の百合への執着が劇中で問題視されることは特に無い。
拷問に対して忌避感があるものの、潜在的な才能を認められており、半ば強引に拷問部へ入部させられる。その過去にはある秘密が……
- 舟木碧生(ふなき あおい)
結月を拷問部に引き入れた女子生徒で、高等部の1年生のクラスに在籍している。表情の変化に乏しいものの、黙っていればなかなかの美人で、同性からの人気は高い。
拷問部の中ではユダのゆりかごが好き。
- 小橋蒼空(こばし そら)
結月のクラスメートである男の娘。水車による拷問が好き。
- 小橋悠里(こばし ゆうり)
蒼空の姉で、碧生のクラスメート。笑顔の絶えないサディスト。アイアンメイデンを気に入っており、部室の地下には備品としてレプリカが置いてある。
部員にアニメのコスプレをさせて辱めるが、悠里自身はアニメに疎い。
- 新崎苺花(しんざき まいか)
初等部の4年生のクラスに在籍している女子児童。寡黙で不器用ながらも実年齢以上にマニアックな知識を持っており、アダルトゲームを嗜むこともある。
苦悩の梨をお気に入りとしているほか、異端者のフォークを持ち歩いている。
なお、彼女の使う拷問器具はすべて左利き用である。
洗脳部
- 高田我羅著(たかだ がらしゃ)
中等部3年生。洗脳部の部長を務めており、部員たちからは高田総統と呼ばれている。かつては拷問部に所属していた。
- 安城祢里(あんじょう ねり)
初等部の5年生のクラスに在籍している女子児童で、洗脳部副総統(副部長)。縦ロールが特徴で、高飛車な性格。
- 木戸静波(きど しずな)
高等部の1年生のクラスに在籍している女子生徒。祢里の側近で、祢里をお嬢様と呼んで慕っている。
- 曹小燕(つぁん しゃおいぇん)
中等部1年生のクラスに編入した留学生。洗脳部の洗脳を受けた結果、結月拉致事件にかかわった。
生徒会長
- 蝶野理沙(ちょうの りさ)
お嬢様学園の生徒会長を務める高等部1年生。男性的な口調でしゃべる。生徒会長だけあってスペックも申し分ないが、結月からは変人とみなされている。美少女が大好きで、子猫ちゃんたちとの百合ハーレム結成を画策している。
- 天山紗智子(てんざん さちこ)
初等部の5年生のクラスに在籍している女子児童で、生徒会では経理を務めている。暴走しがちな蝶野のストッパー役であり、あほ呼ばわりすることもあるが、いくばくかの好意もある。
結月たちとも親しい模様。
- 馳尊(はせ みこと)
中等部2年生のクラスに在籍している女子生徒で、生徒会では書記を務めている。実家は貧しく、学校での経験を基にした官能小説で生計を立てている。
- 藤浪椿稀(ふじなみ つばき)
生徒会副会長。裏で洗脳部とつながっている。
その他学校関係者
- 杏璃・シウバ(あんり しうば)
中等部3年生のクラスに在籍している女子生徒で、ジャーナリズム研究会に所属している。ゴシップ取材の傍ら、スキャンダラスな写真をネタに肉体関係を迫っていたところを生徒会に見つかり、拷問部に引き渡された。
- 真壁小恋愛(まかべ ここあ)
中等部3年生のクラスに在籍している女子生徒。蝶野への恋愛感情が高じて変態となった。その後、祢里によって洗脳されるも、理沙のはからいで不問となった。
- 星野沙雪(ほしの さゆき)
拷問部顧問。実は男で、蒼空とは恋人関係にある。
- 藤原志士子(ふじわら ししこ)
拷問部OGで、現在は専門店を開いている。