概要
ジベットは拘束具の一種である。
おおまかに人間の輪郭型をした金属製の籠であり、中に入れられた人間は一切の身動きができなくなる。
吊り籠という拷問器具が原型にあり、使い方もほぼ同様である。犠牲者を拘束したまま高所に吊るし、動けないまま飢えや渇き、日射や風雨、暑さ寒さに晒される苦痛を味わわせ、やがて衰弱死させる。
犠牲者が死亡した後、白骨化しても長期にわたって死体を晒し続けたり、別の方法で処刑された罪人の骸をこれに入れて晒し物にしたりすることもあったとされている。
かの海賊ウィリアム・キッドは絞首刑に処されたのち、タールを塗って防腐されてからジベットに入れられてテムズ川沿いに吊るされ、海賊になったものの末路として数年間見せしめにされていたという。
フィクションでの利用
持霊シャマシュの技(オーバーソウル)の一つとしてジベットを使用。NILES戦で、アナテルを拘束するのに使用した。
ジベット(拷問塔は眠らない)
拷問器具をモチーフにした作品の、主人公三姉妹の一人。
同名であるため、本タグには彼女に関するイラストも複数見られる。