概要
椅子に座高計のように柱がついており、その柱に首を固定し、絞めるための金具がとりつけられている。
金具の仕様によってスペイン式とカタルーニャ式がある。
スペイン式では首を押さえつける首輪状のパーツが狭まって締まることにより頸動脈や気道を圧迫するが、カタルーニャ式では首の後ろ側から突起がせり出して首輪状のパーツに押し付ける形で頚部を圧迫し、やがて頚椎を折る方式になっている。
拷問器具の中ではねじの調節次第で苦痛を与えるだけにするか、致命傷を与えるかをコントロールしやすいとされている。
また、スペインでは1974年までは公式にこの器具による死刑が行われていた。(最後の執行が74年で、法律上は78年まで制度があった)
この器具を用いた刑は鉄輪絞首刑と和訳されている。