概要
やり方は至ってシンプルで相手を拘束して、人間の手および動物の舌、羽や毛といった道具を使ってくすぐる。
二次元ではくすぐりマシーンなどで拘束して相手をくすぐるパターンも見られる。
相手はくすぐりによって笑いが止まらなくなることで息ができなくなり、呼吸困難に耐えられず秘密を話してしまう。
くすぐりが通用しない相手にはまったく無意味であり、光景を想像するとバカバカしく思えるが、くすぐりが苦手な者にとっては地獄である……。
残酷な歴史
二次元の世界では肉体を傷つけない綺麗な拷問というイメージがあるが、現実世界では残酷な拷問として行われている。
15世紀~18世紀頃のヨーロッパでは足の裏に塩水を塗って山羊に舐めさせる拷問やさらし刑が存在した。
最初のうちはくすぐったいが、山羊のザラついた舌が少しずつ足の皮を裂いていき血が流れだす。
血液には塩分が含まれているので山羊はお構いなしに舌で舐めるが、肉が削げ落ちて、骨が露出しても山羊は舌で舐め続けるという…。
なお、某テレビ番組で検証されたこともある。実験は短時間のため人体に影響はないが、人前に晒されることの精神的苦痛が大きいようだ。
くすぐり拷問を得意とするキャラクター
ラーナモン
デジモンフロンティアの23話にて、ラーナモンに囚えられた織本泉、氷見友樹、柴山純平の三人が犠牲となった。
「拷問ターイム♪」と言って無数の手を召喚し身体中をくすぐるのだが、へそ責めが得意なのか執拗に泉と友樹のおへそを狙っていた。
ドン・ターテリー
ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズのアニメ旧亀の
エピソード「謎の着物泥棒」や「タートルズ最大の危機」で
それぞれ羽根で裸足の足の裏をくすぐる拷問を行ったギャングの大ボス。
特にザックは弱点の土踏まずを徹底的に狙われて
足の指をモゾモゾ動かし捲って大笑いして白状してしまった。
関連イラスト
くすぐり拷問の「実用」例
デスゲームを主題とするライトノベル。作中ゲームのひとつキャンドルウッズにおいて
「暴力的な尋問方法だと、実施するプレイヤー達が次第にヒートアップして統率がとれなくなる懸念から、あくまで非暴力的な雰囲気を保ったまま情報を引き出すため」
という、ギャグ演出や嗜虐嗜好ではなく純粋に「状況に最も適するから」という理由でこの拷問方法が選択された珍しい事例。