CV:釘宮理恵
概要
ガブエリウスが開催した運命大戦の会場となった前作の対決の場所が惑星クレイと特異点となった場所であり、運命大戦に次ぐ新たな戦い「宿命決戦」を開こうとしている。
ガブエリウスとは惑星クレイのときからの宿命の相手であり、宿命者カードの持ち主に接触すると、その魂を乗っ取って地球に顕現した。
宿命者カードの持ち主に精神干渉を行い意のままに誘導しているが、ファイトで勝てば解消される。
ガブエリウスは当初、本体は宿命者を依代にしていると考えていたが、宿命決戦に違和感を持った守護の宿命者と禁忌の運命者は運命者カードの持ち主の誰かがシヴィルトの依代にされていると読んでいる。
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この先、シーズン2第9話以降のネタバレにつき閲覧注意。
明かされた真実
シヴィルトの依代となっていた「運命者」は3年後の明導ヒカリ。
そうせざるをえなかった理由は、現代ではアキナの願いによってヒカリの体内から自身が消滅していたが故に、「自身が消滅しない時間軸」からの干渉が必須だった為。
10年前、シヴィルトは地球を訪れる際、自らの存在を魂そのものと「力を宿したカード」に分けてとある遺跡に潜んでいた。
その後その近辺でサマーキャンプが行われ、幼少期のアキナとヒカリ、スオウ、クオン、ミコトそしてナオが訪れる(更に引率役としてタイゾウ、修行に来ていたマサノリもおり、「運命者」全員がこの場に居合わせている)。
その際にヒカリの肉体に憑依、遺跡を崩落させるも、アキナとナオがヒカリを救出すべく現れ地球での復活は失敗、その上で偶然ではあるもののナオにカードを持ち去られてしまった。
それから10年間ヒカリの体を蝕み続けると同時に、アキナへの憎悪と嫌悪感を募らせ続け現在に至る。
そして「宿命決戦」の決着後、思惑を見越していたガブエリウス、ジンキ、マサノリによる妨害を受けるも、未来のヒカリを操ってデザインフォースの奪取に成功、カードごとナオの肉体を取り込み、遂に完全体に…。
それのみならず、10話Cパートでは幼少期のクオンに干渉しようとした描写がある上に、クオンの精神汚染は「宿命決戦」で敗北しなかったためか未だに解けていないようで…?
その正体
その正体は、精霊を起源とする共心竜と呼ばれる竜。つまり、ドラゴンエンパイア出身の古の竜。
北極圏の島、「ツバレン」で一人の少年、『スペロド』と心を通わせた共心竜であった。
人の心に寄り添い精神をシンクロさせる力を持つが、スペロドが悪意により重傷を負い、夢を諦めなければならない程心身を追い詰められた事で歪んでいき、首謀者を含めた大勢の心を歪めて同士討ちの惨劇をもたらした、『ツバレンの悪夢』を引き起こしてしまう。
この時、心の奥底に眠る憎悪を暴走させたスペロドが、憎しみのままに行動して息を引き取った為、「全ての生命が秘める欲望を解放する事が真の幸福である」、という結論に至ってしまう。
脱出不可能の牢獄「マグナプリズン」に収監されるも、肉体を捨てて魂だけの存在、精神寄生体となって脱獄。
その後も様々な災厄をクレイで引き起こし、ガブエリウスに追い詰められて地球に逃走した。
そして、地球にいながらクレイに干渉する術を編み出し、無双の運命者ヴァルガ・ドラグレスを乗っ取り、無双の魔刃竜ヴァルガ・ドラグレス"羅刹"となって運命者達に牙を向く。
アキナとガブエリウスに敗れると、クオンの宿命王から奪ったデザインフォースも奪われ、運命大戦の時と同様にレザエルの癒しの力でナオから引き剥がされ、本来の姿になったガブエリウスに引導を渡された。
消滅の間際、スペロドとの日々、そしてその最期の光景を思い出し、自身の消滅を受け入れた。
使用デッキ
ドラゴンエンパイアを使用。
切り札は自分の分身である無双の魔刃竜ヴァルガ・ドラグレス"羅刹"。
以前のヴァルガとは異なり、相手のダメージに関係なく相手に連撃を仕掛けられる。
デッキ自体はナオのものとほぼ同じだが「ヴァルガ・ドラグレス"羅刹"」専用のサポートカードである「ストームスラッシャー・ドラゴン」が採用されている。
余談となるが、「共心竜」デッキをサポートするノーマルオーダー「竜魂共鳴」の効果はヴァンガードのスタンド時に前列を強化するもので、ヴァンガードのスタンド時に前列のリアガードを退却させる「ヴァルガ」の相性は良いとは言えない。
使用デッキと使い手の不和が「共心竜」本来の姿からかけ離れた存在となってしまったシヴィルト自身を写す鏡となっている。