CV:山下大輝
人物
「真の最強を決める」という名目でフロントファイターとカウンターファイターが激突する大会「デラックス」を開催したプロモーター。
だがその言動には、廻間ミチルによって大倉メグミがプライドを折られる様を見て狂った笑みを浮かべる等、どこか歪さが感じられる。
一方で、大会の裏で「ユニフォーマーズ計画」という謎の計画を進めているようだが…。
関連人物
ソフィー・ベル
部下の一人、「デラックスUSA」の優勝者かつアメリカ側での実行部隊役。
伊勢木マサノリ
部下の一人、日本での付き人。
「デラックス」参加者の選抜は彼が行っていた。
向江シンギ
兄。
交通事故で死去した彼が開発したとある存在が、彼の歪みの切っ掛けとなる。
使用デッキ
どの国家にも属さない「惑星クレイ」への侵略者「グリフォシィド」及びその成体である「蝕滅の龍樹 グリフォギィラ」、サポートカードの「災厄オーダー」、「龍樹の落胤」を主軸にしたデッキ。
ライドデッキに採用するユニットが特定の国家に属さないが故に、デッキ構築の際は、使用する「龍樹の落胤」と同じ国家のカードを採用できる為デッキ構築の幅が非常に広いのが最大の特徴(ただし「リリカルモナステリオ」軸のみ対応する「龍樹の落胤」が存在しない為構築・プレイングが制限される)。
作中ではその性質を利用して、対戦相手に合わせて使用する国家を変えている模様(ミチルとのファイトではダークステイツ、ウララとのファイトではストイケイアを使用している)。
ドラゴンエンパイアも所持しており、そちらはユウユとファイトするために自身の体を乗っ取ったギィに貸している。
ソウルに「災厄オーダー」が3枚貯まるまで「グリフォシィド」が発芽することはないものの、条件達成後はデッキから直接グレード10ユニットである「グリフォギィラ」にスペリオルライドし、そちらが新たなヴァンガードとなる。
その際、「龍樹マーカー」によって自身のリアガードサークルを侵蝕し、更に「龍樹の落胤」によって侵蝕されたサークルを徐々に増やしていく。
「龍樹マーカー」によるサークル侵蝕は、そこに置かれたリアガードのパワーを上げるのみならず、後述の戦術の布石となる。
「グリフォギィラ」は条件を満たすことにより、マーカーで侵蝕されたサークルのリアガード全てをスタンドし、ライドデッキにあるオーバートリガーを発動するという規格外の能力を持つ。
作中でのファイトではその能力で確実に勝つために点止めをしてリアを徹底的に潰しにかかり、相手にガード値を要求させてカウンターブラストのコストとなる表のダメージを与えないなど相手の攻め手を封じる戦術を見せている。
関連タグ
カードファイト!!ヴァンガードoverDressカードファイト!!ヴァンガードwill+Dress
ギィとの決別
season3にて、ユニフォーマーズ計画はシンギが作ったAIギィが立ち上げたものでジンキはその作戦実行部隊の立ち位置にいたことが明かされた。
しかしその中でユニフォーマーズのプログラムを長時間休まず使い続けた副作用で植物状態になったミチル、ユウユ達との対話を経てユニフォーマーズから離脱する人物が現れる等、ギィの理想と自分と兄が目指そうとした理想の先がズレてることに気づく。
説得と提案を試みるも、最早ギィの理想の根底は排他的・独善的としか言えないほどに身勝手なモノと悟ってしまう。
ギィの暴走を止めるためにジンキはかつて兄シンギが使っていた「天壌を繋ぐ剣 オールデン」を軸にしたデッキでギィとファイト、「オールデンの能力により徹底的な速攻を仕掛けオーバートリガー発動能力を使わせない」戦術で挑むものの、完全成長を果たしたグリフォギィラ「滅尽の覇龍樹グリフォギィラ・ヴァルテクス」によって思惑を崩され敗北してしまう。
ファイト後ジンキは近導ユウユの元を訪れ今までの非礼を詫びた後ファイターの未来をユウユ達チーム・ブラックアウトのメンバーに託した。
『カードファイト!!ヴァンガードDivinez』では
シーズン2から登場。
シヴィルトの手によって「宿命決戦」のシヴィルト側参加者「宿命者」の一人に選ばれ 、「守護」の宿命者カード「守護の宿命者 オールデン」を携えて伊勢木マサノリと対峙する。
オープニング映像ではガラス窓に映されたジンキと目を赤く光らせたジンキ が鏡合わせになっている姿が見られるが…?
使用デッキ
前作終盤から続きケテルサンクチュアリを使用。
切り札は守護の力を得た新たなオールデン守護の宿命者オールデン。
オールデンの能力で呼ばれたリアガードに押し出されたリアガードは手札に戻り押し出された時に能力が発動するリアガードで攻めながらヴァンガードがオールデンの時にシールド値が上がるユニットを駆使して攻防一体の戦術を披露している。
「守護の宿命者」の真実
実はジンキは「宿命者」として選ばれた直後、ギィの咄嗟の判断による人格の入れ替えによって精神汚染を回避しており、「宿命決戦」には兄であるシンギから継いだ「全てのファイターの幸福を生涯守り続ける」という決意を胸に抱きスパイとして参戦していた。
このことを踏まえて考えると上述の描写は「ジンキとギィが二人一組となって行動している」「ジンキは宿命者に潜入したスパイである」ことの伏線であった模様。
マサノリとの決着後、ファイト前及びファイトを通じてのやり取りでその事実に感づいた彼によってジンキはガブエリウスとコンタクトを取ることに成功、その際の情報交換によりジンキとガブエリウスはシヴィルトの依代は「運命者」の中にいるという仮説にたどり着く。
シーズン2第4話では10年前にも大規模なデザインフォースの発生があったという事実が明かされており、それと同時期に不自然な記憶の欠落・性格の変化があった「運命者」はその時点では一人しかいないのだが…?
第9話で全ての試合が終わりシヴィルトが運命者カードと宿命者カード合計13枚のカードからデザインフォースを吸収して術式を展開するこの瞬間を待ったとばかりにシヴィルトの術を妨害。運命戦が行われる少し前シヴィルトに対抗するすべを考えてたときギィがジンキをシヴィルトの精神汚染を守ったときその時に観測したデータからシヴィルトから特殊な波形が観測されたことを知るとそれと似た波形を利用したノイズキャンセラーを使えるのではないかと作戦を立案。元より運命大戦と宿命決戦前作の決戦の場となった会場は元々自分達が作ったものであるため工作は容易くガブエリウスが術式を書き換える時間を稼ぐも想定外の事態に発展し無双の運命者がシヴィルトに乗っ取られるという事態に発展してしまう。