概要
3人の荒くれ刑事が、秘密結社D.A.Sの幹部クレイボーン博士とその刺客相手にド派手なバトルを繰り広げる、ベルトスクロールアクションゲーム。
ボタン連打でコンボ、ボタン同時押しで緊急回避必殺技(体力少し消耗)、キャラクター別で特殊なコマンドで超必殺技(体力さらに消耗)が発動する。登場キャラクターの設定もいろんな意味でユニーク。
道中で動いている生き物を拾うとなぜか「デリシャス」のボイスと共に体力が回復するなどちょっとバカゲー要素もある。
アイレムが展開する「秘密結社D.A.S(デストロイ・アンド・サツジン)」4部作の一つであり、本作以外でも「エアデュエル」「海底大戦争」「ジオストーム」の敵役としてD.A.Sが登場する。
1995年にスーパーファミコンへ移植された(当時アイレムが家庭用ゲーム事業から撤退していた為、発売元はバリエになっている)。また、1993年には本作の設定を引き継ぎつつジャンルをボードゲームに変更した『アンダーカバーコップス 破壊神ガルマァ』がゲームボーイで発売されている。
「コミックゲーメスト」にて本作の漫画版が連載されていた事がある。作者は古葉美一(後の氏賀Y太)。
ただし、中身はキャラクター設定を利用しただけのギャグマンガである。設定としてはゲーム本編(バッドエンド)の後日譚で、刑事を辞めた主人公たち3人なぜかボロアパートで生活し、日常ギャグを繰り広げる。ゲーム本編では死亡したはずの一部のボスが生存しており、普通の人間として生活している。
キャラクター
プレイヤーキャラ
※カッコ内は海外版名称
高原斬(CLUADE)
恋人を守るために振るった拳で人を殺め手しまった過去を持つ空手家。スピードタイプ。超必殺技は『斬気弾』。同社が手がけていたゲーム『海底大戦争』の主人公・高原仁は実兄。
マット・ゲーブルズ(BUBBA)
甚大なパワーから多くの選手を再起不能にし、球界から永久追放された過去を持つ元フットボーラー。パワータイプ。超必殺技は『マットボンバー』。ローザに片思いしている。
ローザ・フェルモンド(FLAME)
ヒップアタックが強力な女ビジランテ。恋人兼パートナーであったトーマスを悪人に殺されており、悪を憎む心は人一倍強い。バランスタイプ。超必殺技は『アークセイバー』。
敵キャラクター
※一部のキャラのみ紹介。
はさみまん(MADCA)
両手両足に刃物を取り付けてロケットで飛行している雑魚。倒されると「ダメだー!」と叫びながら爆発する。
フォックス(FOX)
ケンケンジャンプしながらにじり寄ってくる女雑魚。近づいてきてえびぞりキックをする他、大ジャンプから急降下攻撃を仕掛けてくる。
パークス(CUE BALL)
1面ボス。お手伝いロボットで一定のダメージを与えると、機械の体が露出する。後半のステージでは量産型が登場。登場箇所では即死トラップがあり、プレイヤーをつかんでそこへ放り込もうとするが、逆に放り込んで一発撃破も可能。
フランソワーズ(FATSO)
2面ボス。モデルオーディションに落選しやけ食いしたばかりに肥満体になった女性。削岩機を使った攻撃に注意。一定のダメージを与えると泣き叫んで暴れ回る。
漫画版では三人の住むボロアパートの大家になっている。
モグラリアンβ(GUNPUNCHER)
3面ボス。雑魚敵であるモグラリアンの親玉だが、あやしい日本かぶれ。雑魚のモグラリアン同様、地中で潜行し腕に取り付けたマシンガンで襲ってくる。
バルバロッチ(CONEHEAD)
4面ボス。最終魔術男爵というおかしなキャッチコピーを持つ変態魔術師。体を独楽のように回転させたり、体内に飼っているドラゴンに火を吹かせたりと、トリッキーな攻撃を仕掛けてくる。倒すと体に火が回って白骨死体になってしまう。
クレイボーン博士(Dr.CRAYBONE)
最終ボス。秘密結社D.A.Sの幹部。大量殺戮兵器を街中に投下しようともくろむ。爆弾投下の阻止に成功できたか否かでエンディングが異なる。戦闘時は凶暴なバイオモンスターに変身して襲ってくる。
余談
・海外初期版には超必殺技が搭載されていない
(後にαリニューアル版で搭載された)
・ローザの超必殺技である「アークセイバー」発動中のモーションについて、ロケテスト版では
下乳が見えていたのだが、製品版では残念ながら(?)削除されてしまった。