概要
大気圏内での活動に特化させた人型機動兵器。波動エネルギーを凝縮、連射する「凝縮波動砲」を装備している。地球の重力に対応する為、フレーム剛性・出力効率の向上、軽量化が成されている。大型の人型兵器に携行型のビーム砲を搭載するというコンセプトは初代『R-TYPE』に登場した波動砲装備人型兵器、スキャントに類似している。
R-TYPE⊿
ステージ1の開幕シーンにて早々に登場し、ゲーム開始から程なくしてプレイヤーのR戦闘機と遭遇。肩に担いだ凝縮波動砲からはオレンジ色の太いレーザーを放ち、上下に薙ぎ払うようにして攻撃してくる。通常の機体は青緑色だが、難易度BYDOではそれに代わって赤い機体が登場し、早期に撃破するとステージの終盤に同じ機体がもう1機出現する。ちなみに開発初期に公開されたPVでは前述のようなレーザーではなく、R-9Aのスタンダード波動砲のような攻撃をしているのが確認できる。
R-TYPE FINAL
『R-TYPEΔ』以降も機体の製造は続けられていたようで、それに伴い外観も変化し、背部に三葉虫のような形をしたバーニアを搭載しているのが特徴。
ステージ1.0「永眠の都市」ではコロニー「エバーグリーン」の防衛任務に当たっていたと思われるマット・ゲーブルス大尉の愛機だった赤い機体色のゲインズが登場し、エネルギー充填の後に3連射する凝縮波動砲や体当たりによる攻撃を行う。ステージ5.0「跳躍26次元」では撃破したはずの当機が再び出現し、跳躍空間を航行するR戦闘機の前に立ち塞がる。
バリエーションとして背部の三葉虫型バーニアを外した青い機体色の陸戦仕様があり、ステージ3.0「巨大戦艦襲来」にて巨大戦艦の搭載機として登場。ワイヤーに掴まりながら凝縮波動砲で攻撃したり、戦艦に備え付けられたガトリング式の銃座を用いてプレイヤーを迎え撃つ。
R-TYPE TACTICS
『R-TYPE FINAL』までのシリーズでは22世紀における人類の兵器がバイドの侵食によりバイド化したという設定だったが、本作においてはバイドが生み出した兵器という設定になっている。
武装は凝縮波動砲と腕部から放たれるバイド粒子弾で、波動砲による遠距離攻撃に特化した性能となっているが、1ターンのみでチャージ可能な凝縮波動砲が猛威を振るった。地球軍側で敵として対峙する際には脅威となり、バイド側で自軍ユニットとして使用する際には戦線を切り開く非常に頼もしい存在となった。ちなみに地球側の人型兵器と同様に施設を占領することができるのだが、そもそもバイド編では占領可能な施設が全く存在しないため、実質死にステータスとなっている。
続編の『R-TYPE TACTICSⅡ』では波動砲のチャージが2ターンとなり弱体化したものの、それでも火力に乏しく打たれ弱いユニットでの攻略を強いられる番外編の序盤では心強い存在となるだろう。
バリエーションとして凝縮波動砲を陽電子砲に換装し、チャージ完了ターン数をそのままに威力の増強を図ったゲインズ2陽電子砲型、射撃武装の一切を廃し、エクスカリバーやゲインズクローなどの接近戦用の武装を装備したゲインズ3白兵戦型などの改良型も存在する。
更にPLAYSTATION STOREで販売されていた「アイレムぶるるん増刊号」(現在は購入不可)には回避率を犠牲にして移動力を大幅に引き上げる「加速」が使用可能な青いボディのゲインズ3白兵戦型・改がDLCとして付属していた。ゲームの内部データにはチャージ完了ターン数を以前の1ターンに引き戻したゲインズ2陽電子砲型・改も含まれていたのだが、残念ながら同増刊号のDLCとしては収録されず、使用することはできない。
R-TYPE FINAL2
外観は『R-TYPE TACTICS』のゲインズ2とほぼ同等だが、こちらは陽電子砲ではなく波動砲を装備している。ステージ1.0「調査・放棄された宇宙都市」とステージ7.1「帰還?見覚えのある宇宙都市」では廃棄コロニー内部に一機のみが出現し、前作と同様に出現時にはBGMが変化する。
更にステージ6.2「突破・敵防衛システム」では紫色のボディのゲインズLink999が出現。武装や攻撃手段はステージ1.0に出現したものと同じだが、その後に控えるタブロック21型と同様に前後から挟撃された形になり、複数機で襲い掛かってくる。プレイヤーの立ち回り方次第では双方のゲインズによる同士討ちが発生する場合がある。
過去のシリーズを再現した有料DLCのオマージュステージにおいても、それまでに登場したゲインズをモチーフとした以下のような機種が出現。
『R-TYPE』のステージ1を再現したオマージュステージX3.0「狂機」において、ビーム砲を持った人型「ゲインズB」が登場。当時の動きを再現しており、ビーム砲を撃ってくる。ただし、難易度を変更しても赤い機体は登場せず、終盤に再び出てくることもない。
一方、『R-TYPE FINAL』のステージ1.0を再現したオマージュステージZ3.0「永眠の都市」では、緑色の機体「ゲインズF」が登場。こちらはマット・ゲーブルス大尉専用機ではなく、通常機と思われる緑色の機体である。デザインも三葉虫の様なブースターではなく、本作のメインステージに登場するゲインズと同じ形状となっている。
どうやら破損している個所をステージのボスであるXelf-16の流体金属で補っているようで、その姿はまるで浸食されかけているかのようにも見える。
波動砲の連射やタックルなどを行う基本的な動作は原作のものを踏襲しているが、本作ではコロニー突入直後に登場し、挨拶代わりにと波動砲を放ってくる。一定時間が経過するかダメージを与え続けると撤退するが、低難易度であればこの時点でも撃破可能。倒しきれなかった場合、BGMの変化と共に再び登場し、プレイヤーに牙を剥く。高難易度では波動砲の連射数が増加し、発射間隔をずらすなどのフェイントも織り交ぜてくる。
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