概要
初代『R-TYPE』ステージ4のボスキャラクターとして登場したのが始まりで、当時は「コンバイラー」表記で名前の由来は英語で「結合」を意味するCombineと思われる。3つのパーツで構成される機械系バイドの一種であり、合体・分離を繰り返しながらR-9を翻弄する。パーツによっては弱点となるコアが下面や後方に付いている為、ミス後の再スタートでアイテムを取り損ね、フォースの無い素のままの状態でボス戦に突入してしまうと逃げの一手しか無くなる。
ドプケラドプスやゴマンダーとは違い、後のSTGシリーズへの続投は果たしていないが、スーパーファミコンの『SUPER R-TYPE』ではコンバイラと同様に合体・分離を繰り返すリサイクラーというボスキャラクターが登場している。
R-TYPE TACTICS
シミュレーションゲーム『R-TYPE TACTICS』シリーズでは、バイド軍の戦艦として登場。初代の時と比べ大幅に形状が変更している他、かつてのような合体・分離機能こそ無いが、チャージ武器のフラガラッハ砲(陽電子砲)やファットミサイル等の強力な武装を搭載し、傷ついたユニットを内部に収容して修理・補給を行う能力を備えている。地球軍の戦艦が母体となっており、その誕生経緯から「提督」と呼ばれる事もある。また、続編の『R-TYPE TACTICSⅡ』では、更に下記の新種が確認されている。
コンバイラベーラ
『R-TYPE TACTICSⅡ』に登場するコンバイラの上位種。地球軍後編の終盤で大小様々なバイドを伴って地球連合軍の統合作戦本部のある南半球第1宇宙基地に現れたのが最初で、その後は宇宙へと逃げたコンバイラベーラを追撃する形でシナリオが進んでいく。自軍フェイズ時にコンバイラベーラのステータスを参照すると……?
コンバイラリリル
こちらも同じく『R-TYPE TACTICSⅡ』に登場する新種であり、地球軍による追撃の果てに周囲の物質を取り込み肥大化したコンバイラベーラがその正体である。膨張段階にある為か途方も無く巨大で、プレイヤー率いる艦隊はコンバイラリリルと地形との間を縫うようにして進み、上部にある弱点のコアを目指して進軍していく事になるのだが、各部に配されたフラガラッハ砲やファットミサイル、そして索敵範囲に入るや否や雪崩のように殺到するゲインズ3やUロッチ、ジギタリウスの波状攻撃により、後編の中でも最難関のミッションとなっている。首尾よくコアの近くにまで到達してもその近辺にはタブロック2の群れがたむろしており、並のユニットであればほぼ1撃で塵と化す強力なフラガラッハシャワー砲が随時コアからも放たれるので、最後まで気を抜く事は許されない相手である。
R-TYPE FINAL2.5
DLCステージZ5.0「前線基地」のボスとして登場。初代『R-TYPE』ステージ4のオマージュである本ステージは
バイドの胞子をバラまくスカルトロンや胞子の中を掘り進むゲルデイカーといった敵や地形が光結晶化しており
コンバイラもグリッドロックのような感じに光結晶化しているが、形状は初代で登場した方を立体化した物となっている。
一方TACTICS版のコンバイラはステージ7.2にて、ヘイムダル級のブルドガング砲とヴァナルガンド級のメインスラスターが突き出ているエリアの背景で登場している。