概要
シミュレーションゲーム『R-TYPE TACTICS』にて登場した地球連合軍が保有する宇宙戦艦で、形式番号はUFBS-010。それ以前に発売された『R-TYPE⊿』のRX-10選択時のエンディングにも本艦に酷似した宇宙戦艦が登場しており、これが原型になっていると思われる。
性能
本艦は退役間近の老朽艦であったが、バイド撃滅作戦の発令に伴い、現役に留まる事になった。艦首(4つの穴が開いている箇所)にブルドガング砲(陽電子砲)、甲板上にはギャラルホルン砲(大型ミサイル)を搭載し、艦橋付近には直進レーザーを放つ主砲が数基配置され、艦の両側に張り出したバルジには追尾式のビーム砲を搭載している。
ユニットの搭載数はグランゼーラ革命軍のヤールンサクサ級宇宙空母には及ばないながらも船体下部の格納庫に戦闘機型のユニットを最大5機まで収容可能で、補給や修理等を行う事が出来る。
本艦の後継艦にはUFBS-011テュール級が開発されており、更に旧来の戦艦とは異なる思想を元に建造された新造艦・UFBS-AE1ヨトゥンヘイム級も少数ながら実戦投入されている。
ゲーム中での活躍
R-TYPE TACTICS
本作を代表する地球軍の艦艇とも言うべき位置づけで、オープニングムービーにも登場。バイドが巣食う廃棄コロニーに多数のR戦闘機と共に急行し、ミサイルや追尾ビームで支援攻撃を行っている。艦の外部に艦載機を駐機するツリー状の機材や、損傷を受け不時着した艦載機を受け止めるエマージェンシーバリアなど、ゲーム中では見られない設備も確認できる。
R-TYPE FINAL2
終盤の一部のステージで登場するが、友軍艦艇としてではなくプレイヤーの行く手を阻む敵としての登場となった。
ステージ7.2ではバイドの星の中枢にてバイドに取り込まれ、艦首のブルドガング砲を残し地形に埋もれた状態のヘイムダル級が一定の間隔で陽電子砲を放ってプレイヤーを攻撃し、ステージ7.1ではニーズヘッグ級宇宙駆逐艦、ヨルムンガンド級輸送艦などの随伴艦とR-9A4やR-9DH3などのR戦闘機で構成された本艦を旗艦とする宇宙艦隊がバイド化したプレイヤーのR戦闘機を迎え撃つ。実際に攻撃を行うのはヘイムダル級のみだが、ミサイルや主砲、陽電子砲だけでなく、艦尾のメインエンジンの噴射にも注意しなければならない。
ヘイムダル級を旗艦とした艦隊は、放棄された宇宙都市より現れた1機のバイドシステムα
を迎え撃つが、奮闘虚しく壊滅。バイドシステムαは地球へと向かい、大気圏突入後に消息を絶っている。この事態は軍により隠匿され、艦の核融合炉の爆発事故として処理された。宇宙艦隊を壊滅させたこのバイドシステムαの正体がかつてバイド撃滅のために飛び立ったR戦闘機であることを知る者はいない。