概要
『R-TYPE』シリーズの共通の敵(一部外伝を除く)である敵生命体バイドの研究機関。
研究の方法および研究所の位置などは公表されていないが、存在は確認されている。
民間企業による運営なのか軍によって管理されているのかも公表されていないが、研究成果が地球連合軍のバイド兵器開発に利用されている可能性は高い。
また、研究中の事故により施設が喪失、あるいは研究所そのものがバイドに汚染され、彼らの住処と化してしまう場合もある。実際、『R-TYPE FINAL』のステージ4.0「沈黙の研究所」はバイドに占拠された研究所が舞台となっている。また、『R-TYPE TACTICS』シリーズでは天王星付近の研究施設「ベストラ研究所」が登場。バイド汚染によって生体洞と化していたが、主人公(ジェイド・ロス提督)の活躍でバイドが殲滅され、研究所として再建されている。
研究成果
STG版
フォース全般
バイド素子添加プロジェクト機全般
ドプケラドプス・マットウシス
『R-TYPE FINAL』ステージ4.0「沈黙の研究所」に登場。バイド研究所の最奥部にある培養液内で生存していたが、バクテリア型のバイドに侵食されている。
ザブトム・ノノシス
『R-TYPE FINAL2』のステージY5.0「忘れられた研究所」に登場。上記「沈黙の研究所」のリメイクステージだが、ボスとして登場するドプケラドプスがザプトムに改造されており、戦闘能力も大幅に強化されている。
TACTICS版
フォース全般
ドプケラドプス試験体(ドプケラドプス・グランデ)
『R-TYPE TACTICS』バイド編ミッションNo.50「ベストラのその後」にて、再建されたベストラ研究所に出現するドプケラドプス。他の同種とは異なり赤い体色を持つことが特徴。ドプケラドプス本体と腹部のバイド生命体の口部にコントロール機器が挿入されており、行動が完全に制御されている。基本的な性能は原種と同じだが、HPや攻撃力も高くなっている。
連合軍の保有している兵器によって厳重に警護されていた。
ドプケラドプスの培養炉(通称:妊婦ドプケラドプス)
『R-TYPE TACTICSⅡ』番外編No.20「眠らぬ研究施設跡」に登場。廃棄されたベストラ研究所と思しき施設の最深部に拘束されている。
頭部に覆い被せるように人工物が取り付けられており、天井部分に管のようなもので固定されるなど、体全体に拘束具を着せたような外見をしているのが特徴。また、他のドプケラドプスとは異なり、腹部に寄生体がいない代わりにドプケラドプス幼体を妊娠しており、有事には腹部から幼体を出産して自らを防衛させる。その性質上、培養炉自身はチャージ兵器を持たないものの、幼体との連携攻撃によって接近した外敵を即座に殲滅してしまう。
こちらは地球連合・グランゼーラ双方の兵器群により警護されていた。
ドプケラドプス幼体(通称:ドプケラドプスジュニア)
上記の培養炉が出産する人工的なドプケラドプスの幼体。
意図的に戦闘因子を組み込まれているためか、幼体であるにもかかわらず成体並の凶暴さを持ち、成体並みの攻撃範囲と威力を持つドプルゲンMAX-Mを放つ能力を持つ。
こちらの個体も口部と頭部にコントロール機器を設置されているのが確認されている。
余談
ドプケラドプス試験体とドプケラドプスの培養炉の形式番号は何故か同一である。両者ともユニット情報欄に「他種と区別するため『ドプケラドプス・グランデ』と呼ばれている」と記載されているので、前者が撃破された後に後者へ改造されたとも考えられるが詳細は不明。