概要
『R-TYPEΔ』で初登場したR戦闘機の一種で、当初は「R-X」と呼称されていた。コードネームはアルバトロス(アホウドリ)。
航空機メーカー、マクガイアー社と軍が共同開発した機体で、故にR戦闘機には珍しい大型の水平主翼が付いている。衝撃波動砲(『R-TYPE⊿』での初登場時は炸裂波動砲)と呼ばれる特殊な波動砲を装備している点が特徴。
サタニック・ラプソディー事件では試作機でありながら員数合わせの為に対バイド戦に駆り出され、地球の様々な地域でバイドの殲滅に当たった。これらの功績が認められたのか、後に後継機R-11Aの正式採用が決まり、辺境警備隊などに配備された。
R-11Aの機体背部に搭載された圧縮波動砲はかつてのRX-10の意匠を思い起こさせるが、当初これらの装備は外付け式のオプション兵装と設定されていた。
武装
衝撃波動砲(炸裂波動砲)
異層次元航行システムを応用した波動砲。R-9Aのスタンダード波動砲とは異なり、標的の内部で圧縮された波動エネルギーを炸裂させ、装甲防御を無視したダメージを与える武器。発射される弾体の当たり判定は小さく貫通性も無いが、命中時には障害物を貫通する爆風が発生し、広範囲に被害を及ぼす。2ループチャージ時は威力と爆風の規模が増した「高圧縮波動砲」と呼ばれる(この呼称も『R-TYPE⊿』のみ)。
テンタクル・フォース
本体に上下一対の触手型金属製コントロールロッドを持つフォース。触手は機体の前後運動に合わせて開閉し、レーザーの攻撃特性を変更する。触手展開時はフォース自体の当たり判定が広くなるので対弾防御力も高い。フォースシュート時のショットは一方向へ集中発射されるため多数の敵は相手にしづらいが、敵を捕捉・追跡する自動攻撃機能を備えるので単体の敵相手には大きなダメージを与えやすい。
スティングRAY
赤クリスタル入手時のレーザー。触手が開いている際は攻撃範囲が広く、閉じている際は威力の高いレーザーを照射する。
ハウンドRAY
青クリスタル入手時のレーザー。両触手の先端から青白いレーザーを照射する。命中時に敵をロックオンする為、照射中に射線から外れてもレーザーは敵を捉え続ける。
スネイルRAY
黄クリスタル入手時のレーザー。触手の先端から更に黄色い触手状のエネルギーを展開する。フォースの開閉に合わせて触手状エネルギーも動かす事が可能。
ネガティブコリドー
フォースがドーズブレイクに達したとき使用可能な⊿ウェポン(スペシャルウェポン)。異層次元航法推進システムを利用してフォースのエネルギーを解放し、次元歪曲によって敵弾を消滅させつつ周囲の敵にダメージを与える。