概要
株式会社グッド・フィール開発のアクションゲーム。
当初は2023年11月30日にNintendo Switch向けに発売された作品だが、2024年9月にSteamでも展開されるようになった。
Steam版はスパイク・チュンソフトからの発売だが、Switch版はグッド・フィールの自社パブリッシング。
ファンタジーとSFが混ぜこぜになった歌舞伎調の作風や、蛭子悦延氏(エビス丸のモデルとなった人物)率いる開発会社の面々など、かつてコナミがリリースしていた『がんばれゴエモン』シリーズの精神的後継作といえる代物。
当然ながらファミ通の記事でもそのような質問が出たが、蛭子氏曰く「その辺は、ノーコメントで」との事。
メディアミックス
『月刊コロコロコミック』2023年9月号から本作のコミカライズ版が連載開始。作者は古本ゆうや氏(ちなみにメイン画像は、氏が扉絵向けに手掛けたものである)。
あらすじ
舞台は、現実世界とは異なる日本。
妖怪や御伽噺のヒーローが実在し、街並みも古風だったり現代的だったりと、ヘンテコで摩訶不思議な驚きの発見に満ちた世界である。
そんな世に暮らす狸族の少年「バケル」は、ある嵐の夜に一寸族の「すん」と出会った事で、各地を荒らす「オラクル祭太郎」の野望を打ち砕くため里を旅立つ。
邪悪な気に取りつかれた日本各地を開放すべく、47都道府県におよぶバケルの大冒険が始まる!
登場キャラクター
cv:竹内順子
本作の主人公。徳島県に暮らすタヌキ族のヤンチャ坊主。
すんと出会いを切っ掛けに、日本各地の悪祭を祓う大冒険へと繰り出す。
普段は戦闘力に長けた少年の姿に化けて行動しており、邪気を払う秘宝「払羅太鼓」と、御伽話の力を借りる「英雄変化」を駆使して、大活劇を繰り広げる。
- すん
cv:社本悠
小さく非力な一寸族の若者。
お祭り軍団の悪事を止められる仲間を探していた末にタヌキ族と出会い、バケルの相棒として行動を共にするようになる。
- 長老
cv:北沢洋
タヌキ族の長老であるバケルの祖父。
払羅太鼓や移動拠点を貸すなど冒険のサポートを行う。
- まゆげ
cv:岩沢一哉
四角い獅子舞のようなカラクリ狛犬。
道中でバケルの仲間となり、様々な乗り物に変形する事で冒険を助ける。
バケルと同じ狸族の女の子
お金はいるが冒険に役に立つアイテムを売ってくれる。
- ウンチクさん
cv:三浦千幸
アレみたいな姿をしているが、これでも立派な賢者。
日本各地に現れては様々なうんちくを教えてくれる。
cv:吉原光
日本を守る御伽英雄の一人。
誰もが認める最強の御伽英雄だが、虚弱で内向的な性格。
cv:観世智顕
日本を守る御伽英雄の一人。
陽気な性格のプレイボーイで、女性は信じるが野郎は信じない主義。
cv:大畑伸太郎
日本を守る御伽英雄の一人。
全身に鎧を身に纏った怪力無双の大男で、足柄の赤い台風の異名を持つ。
- オラクル祭太郎
cv:井原正明
本作の悪役で「お祭り軍団」の首領。
法被と半股引に下駄、さらは髪に刺さったりんご飴やイカ焼き、頭上に乗った神輿と、とにかくド派手な格好をした謎の怪人。
日本中を楽しい祭りで満たす野望を持つが、人々の迷惑や生活を考えない過激なやり方は厄災ならぬ「厄祭」に等しい。
- お祭り軍団
祭太郎の部下として、各地で騒いでいるひょっとこたち。
この内、日本全国の人たちを洗脳して仲間にしている者も混じっている。
システム
基本的には3Dアクションゲームで、日本各地のステージを駆け巡りゴールを目指す。
ステージには収集要素も存在しており、お土産やうんちくが各ステージに存在している。
攻撃はLボタンとRボタンで行われ、ZRでガード、Yで回避できる。
またガードと回避はジャスト判定が存在しており、ジャストガードやジャスト回避が成功すれば攻撃を弾き返したり距離を詰めることができる。
ステージ中では、バケルギーを収集でき、これを消費することで英雄変化を使うことができる。
英雄変化のバリエーションはステージを追うごとに増えていく。
さらにステージ攻略だけでなく、まゆげに乗り込んでのレースステージや、巨大ロボ「分福」に乗り込んでの巨大ロボ戦など、盛りだくさんな内容となっている。
ステージ
各面は日本各地の名所が元になっており、まるで観光地巡りのような感覚でゲームを楽しめるのも本作の醍醐味。
関連タグ
Yooka-Laylee-洋ゲーであるが、本作と同じ有名作品の精神的後継作