概要
全長は196km。水源は不入山。
本流は全て高知県内を流れるが、流域の一部は愛媛県にもまたがっている。
本流には47もの沈下橋がかかっている。日本では数少ない、本流にダムや堰のない「日本最後の清流」として有名である。柿田川や長良川とともに「日本三大清流」とも呼ばれる。
- 本流にダムや堰のない一級河川としては他に北海道の釧路川があるのみである。
しかし、一級河川の水質の第1位は同じ高知県を流れる仁淀川であり、四万十川ではない。
流域ではアユなどの内水面漁業が盛ん。特別天然記念物のニホンカワウソが最後まで生き残っていた地域でもあるが、カワウソに漁場を荒らされるのを嫌う漁師の依頼したハンターの密猟により、絶滅に追い込まれることになってしまった。
1994年まで「渡川」という名前だったが、四万十川という名称の方が有名となったため、一級河川としては初めて名称を変更した。流域では「大川」と呼ばれることもある。