プロフィール
真名 |
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クラス | アルターエゴ |
性別 | 女性 |
身長 | 166cm~半由旬 |
体重 | 53kg~??? |
出典 | 『Fate/EXTRA CCC』 |
地域 | SE.RA.PH |
属性 | 混沌・悪・獣 |
好きなもの | 人間、おはぎ、童話 |
嫌いなもの | 口が悪く偏屈で悲観主義、やる事成す事刺々しい、素直ではない男性、年上呼ばわり |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | ワダアルコ |
CV | 田中理恵 |
※:『Fate/Grand Order material Ⅴ』での表記。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアルターエゴクラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
2017年5月10日の期間限定イベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』後半戦開始と共に実装された。イベントシナリオの最期にてアルターエゴ化を仄めかすセリフはあったが僅か4日で回収された。
実装に際しては、元旦のケースと同じ正式な事前告知なしでのゲリラ実装であったこと、これまでのキアラの所業・そのキャラクター、クラスがアルターエゴだが中身はビーストであること等の様々な事情が絡み、ユーザー間で「引けても嬉しくない☆5は初めてだ」などの発言も飛び出す賛否両論となった。そして同時にピックアップされたのは因縁深いエミヤ・オルタである。
また、プレイアブルのサーヴァントでは史上初の(『星』と相克すると言われた)『獣』属性持ちである。
人物
一人称は「私(わたくし)」。
セラフィックスでの主人公たちの死闘など色々あった末、ビーストⅢ本体のキアラはその野望もろとも深海の藻屑となった。
しかし彼女は今際の際に力の一部をアルターエゴとして残し、一時的にカルデアの召喚候補に追加していた。
ビーストとしての権能は基本的に弱体化、あるいは自己封印しているが、本人の性根は多少丸くなったとはいえ微塵も変わっていない。
とはいえ契約が終わるまで禁欲生活をすることを誓っており、目に付く者すべてを餌食にしようという考えはなくなっているため(基本的には)安全。
しかしマスターへの態度は欲望に負けて自分に溺れることを楽しみにしつつ自分の誘惑に負けないように応援してくるという仏敵マーラのような厄介さである。
カルデア内での立ち位置は座敷わらしのようなもので、認識されれば「そういえばこんなサーヴァントは居たかな」程度に認識され、しばらく認識しないでいると存在を忘却してしまうと言った、ジャック・ザ・リッパーのスキル「情報抹消」に近い特性を発揮させている。
またカルデアメンバーにとっては「あり得たかもしれない未来」から来たサーヴァントであるため、サーヴァントとしての知名度は0に等しいが、だれもその徳の高そうな佇まいを評価するばかりで、その正体を追求しようとはしない。
『CCC』でのサーヴァントであったアンデルセンとはイベント内では絡みがないが、マイルームではアンデルセンに対して「存じません」と言いつつ、『CCC』で彼から言われた罵詈雑言を並び立てて「同じパーティに入れないでくださいね。後生ですよ?」と言ったりととても意識している。
好きな物を聞くと「童話ですが、私ももう大人ですのでいつまでも好きな訳ではありません」と答え、嫌いな物を聞くと「口が悪く偏屈で悲観主義。やることなすこと刺々しい。素直ではない男性が大変気に入りません」と答える。
その他だと学生時代から大人……もとい実年齢より上に見られる事がコンプレックスだった様で、ある選択肢における主人公の「年上はお断りです」発言には大人気なくムキになって反論している。
ちなみにエミヤ曰く、「善行を為そうとして悪行を成し、悪行を為そうとして善行を成す」性であるらしい。
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | D | A+ | B+ | EX | E | EX |
保有スキル
獣の権能(D) | 対人類、とも呼ばれるスキル。ビーストからアルターエゴに変化したため大幅にランクダウン。通常の単独行動:Bほどのプラスに収まっている。 |
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単独顕現((E) | アルターエゴに変化した事で自己封印している。自重、というヤツである。とはいえ、単独顕現がもつ「即死耐性」「魅了耐性」を備えている。特に魅了耐性が300%の耐性を持つ。 |
ロゴスイーター(C) | 快楽天としての特性。どのような規模・どのような構造の知性体であれ、知性(快楽)を有するもの全てに強力なダメージ特攻を持っている。ただし、クラスチェンジに伴い大幅ランクダウンし、もはや"さわり"のようなものに。まさに前戯に等しい。ビーストⅢは人類愛なので、当然人類を愛している。ただしキアラにとって人間とは彼女だけ。キアラにとって自分以外のヒトは、自分という人間を満足させるための玩具でしかない。 |
ネガ・セイヴァー(A) | 救世主(セイヴァー)の資格を持ちながら、自身の世界のみを救世しようとした獣の末路。セイヴァー、ルーラークラスが持つ全スキルを無効化、魔力ランクA以下の対象への魅了確率300%、キアラの手によるバフ効果200%アップ。かつて月に誕生した快楽天はその存在規模こそビーストⅢに勝るものの、このスキルを有していないため、救世主の前には撤退する他なかったという。 |
千里眼(獣)(D→D+++) | 千里眼としてのランクは低く、"遠く"を見通せるものではないが、目の前の人間の欲望や真理を見抜き、暴きたてる。……それだけなら賢人としてのスキルなのだが、相手の獣性・真理を暴いた事でキアラ自身が高ぶり、随喜を得てしまう。獲物を前にして舌なめずりをする毒蛇のように。 |
五停心観(A→A+) | ごじょうしんかん。殺生院キアラが開発した医療ソフト。メンタルケアを目的として作られた電脳術式で、精神の淀み・乱れを測定し、これを物理的に摘出する事で精神を安定させる。もともとは患者の精神マップを作り、これを理解するために作られた。本来、深層意識の腫瘍(SG)は時間をかけてゆっくり浮き彫りにしていくものだが、五停心観によって発見、即、摘出が可能となった。SGは秘密ではあるが、同時に開示されるべき事柄だ。誰だって秘密を守りたいが、同時に知ってほしくもある。秘密を守り通していると心が『苦しい』。人間は楽になりたがる生き物だ。誰にも知られたくない秘密だからこそ、誰かに打ち明け、理解してもらい、赦しを求める。五停心観はそんな深層下の欲求を叶える。人々の真の相互理解を目指して作られた……とキアラは語る。 |
女神変生(EX) | 人の身から神に変生するスキル。強力なバフのデパート状態。玉藻(水着)の女神変生と同じ。ただし、こちらのデメリットは次ターンスタンではなく、HP減少とする。 |
魔性変生(B) | 女神変生(EX)が変化したスキル。詳細不明。 |
人理昇天式(A) | ゼパルを吸収し、体内で魔神柱を飼育することで、キアラは魔神柱を支配する魔人となった。キアラが扱うのは「七十二柱の魔神」ではなく「名も無い、無個性の魔神柱」。だがその数は無限とも言えるもので、キアラはこれを自在に操る。 |
被虐体質 | パッションリップのid_es。物理・精神ダメージの六割を自己HPに変換する。これは上乗せとなる。(「FGOでは使用されない」) |
加虐体質 | メルトリリスのid_es。相手のバフを奪い、己がものにする。(「FGOでは使用されない」) |
緊縛嗜好 | ヴァイオレットのid_es。空間凝固。対魔力がC以下の敵は周囲の空間にいるだけでスタン状態になる。(「FGOでは使用されない」) |
発育願望 | キングプロテアのid_es。無限成長(レベルキャップなし)。(「FGOでは使用されない」) |
同属嫌悪 | カズラドロップのid_es。同属捕食。(「FGOでは使用されない」) |
宝具
快楽天・胎蔵曼荼羅(アミダアミデュラ・ヘブンズホール)
- ランク:EX
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~90
- 最大補足:7騎
「衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)───」
「一つの願いを叶えるため、あらゆる命を受け入れましょう。渦を巻くのは万色悠滞、上求菩提の快楽天。さぁ、蓮の華にお還りなさい。『快楽天・胎蔵曼荼羅(アミダアミデュラ・ヘブンズホール)』――あぁ、私が、拡がっていく……」
「今生はこれきり。多生の縁を切るとしましょう。」
「ようこそ、私の胎内(なか)へ。たっぷりと、ご官能くださいませ。うっふふ……うっふふふ。あっはははは! はぁ……たまりませんわ。『快楽天・胎蔵曼荼羅(アミダアミデュラ・ヘブンズホール)』――永遠に、私のもの───」
体内に無限とも言える無名の魔神柱を飼育するビーストⅢの専用宝具。
もはや彼女の体内は一つの宇宙であり、極楽浄土となっている。
その中に取り込まれたものは現実を消失し、自我を説き解(ほぐ)され、理性を蕩かされる。
どれほど屈強な肉体、防御装甲があろうとキアラの体内では意味を成さず、生まれたばかりの生命のように無力化し、解脱する。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
コマンドカードは《Quick:1/Arts:2/Buster:2》のセイバータイプで、シトナイの実装以前はアルターエゴでArtsを2枚以上持っているのは彼女だけだった。
なお、クリティカル威力アップを複数持っている割に星出し性能は控えめであり、防御・回復能力はそこそこあるがあと一歩足らないという性能から、星出しとバフ役を兼ねられるとあるキャスターとの相性がかなり良い。仲いいなお前ら。
ちなみに、攻撃モーションでは光弾や名もなき魔神柱を使っているのに対して、ExtraAttackでは詠天流・四念回峰行を繰り出し自ら敵を殴りに行く(通常モーションでも掌底打ちを繰り出すが)。スキル使用モーションはダキニ天法だと思われる。
ただ、クラススキルの多くがビーストの固有スキルでありアルターエゴの皮を被ったビーストといっても過言ではない。
また、彼女だけはクラススキル『ネガ・セイヴァー(A)』によってルーラーも攻撃有利になっているため、アヴェンジャー、バーサーカー以外に有効打を狙う事が可能となっている。
防御面ではバーサーカー以外からは全て等倍で半減なしだが、クラススキル『ロゴスイーター(C)』によって【「人型」の敵からの攻撃に対する防御力をアップ】を持つため、対サーヴァント戦で有利である。「単独顕現」は微量であり、説明にある高い魅了耐性は持っていない。
上記の点を考慮すると「攻撃有利範囲が狭まった代わりに、スター集中度と防御面の不安を解消したバーサーカークラス」に近い。
保有スキルは、敵単体の弱体耐性を下げつつ自身のNPをチャージする「千里眼(獣)」、敵全体のチャージを減少させつつ防御力も下げる「五停心観」、自身のHPを3000減少させる代わりに無敵状態&クリティカル威力アップ&NP獲得量アップ&弱体耐性アップ&回復量アップとバフを盛りまくる「女神変生」。
「千里眼(獣)」で最大50%チャージ可能な事と、Artsの全体宝具である事から、高い回転率で宝具を繰り出せるのが売り。また、「女神変生」のデメリットは宝具での回復で補える。
一方で、火力の低さと「千里眼(獣)」「五停心観」のCTが初期で9と長いのがネックであった。
だが、強化クエストの実装により、「千里眼(獣)」には【敵単体のArtsカード耐性ダウン】が、「五停心観」には【敵全体の強化状態を解除】の効果がそれぞれ追加され、さらにCTも1ターン短縮された。
これらの強化により、複数のサーヴァントを相手取る高難易度クエストでの適性が上昇しており、長期戦で活躍しやすくなった。
宝具の強化がされたことで生存力と火力が上がり、更にアルトリア・キャスターの実装により周回でも活躍できるようになるなど幅広い活躍ができるようになった。
『FGO』での活躍
セイレム攻略に最適な人物(?)
2017年11月末に『Epic of Remnant』の最後のシナリオ『禁忌降臨庭園 セイレム』の配信が告知された。このシナリオの舞台の元になったセイラムで実際に起こったセイラム魔女裁判の悲惨さから鑑みて閉塞的な状況が待ち受けていることがほぼ確定。
その際キアラは登場イベントで舞台となった海洋油田基地セラフィックスを完全掌握していた経歴/前科から「セイレムにキアラを連れて行けば問題解決」と冗談めかして言われていた。
もちろん特異点に介入して問題解決できるのはシナリオに登場するキャラクターだけで、それが絶対に不可能なキアラが正式にそのようなことをできるはずもない。
戦闘に選出することが唯一の手段であるため、この話はあくまでよくある「キアラをネタにした冗談」で終わるはずだった。
11月29日、セイレムが配信・実装された。
シナリオ中で発生する戦闘には騎・術・殺・狂のザコ敵が多く登場するため、それらに有利となるアルターエゴのクラスであるキアラも一役買うことになる。
そして12月3日、セイレムのシナリオの後半戦が解放。
ザコ戦の時点で冗談が徐々に真実になりつつあったが、最後の最後に訪れた展開がそれを決定的なものにした。
それは事実上のラスボスとして登場したフォーリナークラスサーヴァントとの戦いの最中。
フォーリナーにはバーサーカーの攻撃が半減、つまりバーサーカーに対して有利なクラスだったためゴリ押し戦法が封じられてしまう。他の6騎やエクストラクラスでも攻撃は等倍しか入らない。
しかしそのフォーリナーに対して完全有利なクラスが何を隠そうアルターエゴ、ひいてはキアラだったのである。
このクラスの発覚によって「セイレムにキアラを連れて行けば問題解決」という冗談はこともあろうに真実になってしまったのだった。
ちなみにセイレムではキャスタークラスのサーヴァントの絆ポイントが2倍になるためパートナーも色々とおトク。やっぱり仲いいな。
胎内で再会?
セイレムの黒幕である魔神柱ラウムはシナリオの中で、時間神殿からの逃亡後にゼパルとの議論が交わされていたことが判明。
そして戦うことになるラウムのクラスはアサシン、またしてもキアラが刺さる。戦闘中にキアラの宝具を発動した場合ラウムも胎内に取り込まれるため、もしかしたらそこでゼパルだったものの残骸と再会しているのかもしれない。まあ仮に生きている彼に再会したところで彼は肉欲に溺れた挙句に幼児退行したため、ラウムの計画に決を下したころの面影など微塵も残っていないのだが……
何故かサバフェスの裏ボスに……
2018年水着イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』において、裏ボスとのバトルを行う「Sacrilege Tetrahedron」シリーズで「夜の殺生院」名義でクラスを「ムーンキャンサー」に切り替えて登場。
こちら側にターゲット集中状態のサーヴァントが一人もいない場合にサーヴァント一人にターゲット集中状態を付与する特殊スキル「おはぎ乱舞」を行動回数を消費せずに使用する(効果は確定ではなく、対魔力などで弾くことも有る)他、「夜の」とついているためか昼間に挑んでも「夜までお待ちください」と全攻撃への耐性を持たれる。
また、偶に特殊スキル「ウルフギャングストリート」で毎ターンHPを自動回復してくることがあるが、回復量自体は大したことが無いのでそこまで脅威ではない。
唯一、宝具がほぼ即死級なのと、ある程度全体HPを減らすと開幕で「私、昂ってしまいます」と宣ってフルチャージ、次のターンにヘブンスホール御開帳と相成るのが厄介。
……と、これだけ書けばボスとしては順当な強さで収まったのだが、彼女の場合はそれで終わらなかった。
それは、彼女が元々持っていたビーストクラススキル「ネガ・セイヴァー」が原因。
本来ムーンキャンサーの相性関係は「ルーラーに弱い」というものなのだが、「ネガ・セイヴァー」の効果は「ルーラーに対する攻撃相性を有利に変更する」というもの。
元々ビーストかアルターエゴのクラスだったので多くの人はさして気にしていなかったが、クラスが特例的にルーラーに本来弱いはずのムーンキャンサーに変更されたために、「ムーンキャンサーなのにルーラーとの相性関係が「不利」ではなく「相克」」という訳の分からないことになり、事実上不利な相手が存在しない魔物と成ってしまったのだ。
その結果、元々攻撃性能があまり高くないルーラーを相性重視でぶつけるよりも、バーサーカーで相性を気にせずただただ火力をぶつければいい、という優雅さの欠片もない脳筋ゴリ押し戦法が最も実現しやすい最適解となってしまった。
「攻略法?無いよそんなもん!バーサーカーで上から殴りつけていればいつの間にか終わってるよ!!」
「ゴリ押し一辺倒の脳筋戦術」ではこの先生き残れないという高難易度クエストの流れをぶった切る形で「脳筋ゴリ押しが最適解」というまさかの原始回帰……
意図してこうしたのか、想定外の事態なのか……
なお、このイベントにおける配布キャラはそんな「(配布キャラとしては)強力な単体攻撃宝具持ちかつ自己バフスキル持ちのバーサーカー」であり、しかも「3ターンもの間、NP獲得量を増加させ、毎ターン1回の回避を得るスキル」という如何にもボス戦で使ってくれとばかりの場持ちの良さまで兼ね備えたジャンヌ・ダルク・オルタ(水着)である。
電脳楽土に帰ってきたキアラ
そして時は流れ、『深海電脳楽土 SE.RA.PH』の復刻が発表されると、特攻鯖に選ばれた故なのか、黒幕である彼女を連れてイベントを再び攻略するマスターが続出した(キアラが黒幕だと知らずに連れ歩いて攻略したマスターもいた様子)。
尚、ビースト版の弱点がプレイアブル化した自分のクラスであるアルターエゴである為、自分殺しが楽々とできてしまうという奇妙な光景が見られる。自分自身を自分の子宮にナイナイするという光景を見てしまったマスターの心境や如何に。キアラが変な快感に目覚めて無ければ良いのだが。
尚、復刻にてティアマトのエッセンスが融合したキングプロテアが追加された為、実質(アルターエゴだが)ビースト二体でビーストを殴る光景も作れてしまうのだ……もう訳がわからないよ。
大奥でのキアラ
復刻版『CCC』コラボの翌月、『徳川廻天迷宮 大奥』の開催が決定。
唯一難を逃れたサーヴァントが彼女であり、メインキャラとして活躍を遂げる。
直接戦闘だけでなく電脳術式を駆使したマッピングや敵の狙いを把握するなど頼もしさをいかんなく発揮した。
シナリオ面に限らずメインクエストに出てくるエネミーはキアラに有利な殺クラスであり、ラスボス戦もアルターエゴが弱点かつ複数出現、高難易度もアルターエゴが有利をつける4騎士のみでの編成とキアラ(と同時にピックアップされているもう1人)接待だった。
なお最初から最後まで味方だったが、その気になればいつでもビーストに戻れるような発言をするなど不穏なことには変わりない。
3度目の電脳楽土
2020年、『FGO』にはある新コンテンツが追加された。
メイン・インタールード、それはメインシナリオに関係する過去に行われた期間限定イベントのストーリー部分を読めるコンテンツ。
第1.5部の1つだった『CCC』コラボも当然インタールードに追加された。
そしてインタールードでの『CCC』コラボは1度クリアしてもレアプリズムさえ使えば常時高難易度クエストへ挑むことが可能。
つまりいつでもビーストキアラに挑めるようになったわけである。
やりこみ勢からはすっかり新鯖や鯖の強化が入るたびに練習台にされるようになったが、彼女としても本望だろう。
大奥に帰ってきたキアラ
『CCC』コラボのインタールード入りが発表されてからすぐに大奥の復刻も発表された。
そしてそれに伴い宝具強化が実装されイマイチだった火力が上がり、ついでに回復量も大幅に上がった事で殲滅力、生存力共に向上した。
なおキアラの強化クエストには山の翁、マーリンとグランドクラスが2騎も現れて強化を阻止しようとしている。
サマーキャンプでのキアラ
7月に『CCC』コラボ常設、大奥復刻と伏線が張られていたことから水着鯖はキアラなのではないかと予想が上がっていたが、その予想は的中。
5周年生放送に公開され、出演者を騒がせた。
詳細は殺生院キアラ(水着)を参照。
大フォーリナー祭りでの無双
『虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』はセイレム以来久々にフォーリナーにスポットが当てられる章であり終盤楊貴妃によって暴走したフォーリナー達と戦う事になるのだが、セイレムの時と同じくここでもキアラが活躍する。
しかもアルトリア・キャスターというアーツバフ(キアラの宝具はアーツ)に加え、人類の脅威特攻バフ(フォーリナーの殆どは人類の脅威特性所持)を付与できるサポーターが登場していたことで周回感覚で次々にフォーリナー達を撃破していくキアラの姿がそこにはあった。
関連人物
別の世界線での自身のサーヴァント。良くも悪くも意識している。
「知りません。私、あんな方全く存じません。メロン峠とか、牛女とか、ドブ川の毒婦とか、ええ……そんな悪態、全く覚えがありませんとも。」
契約したマスターにして、自分を打ち倒した存在。
基本的にマスターとして立てつつも、堕ちるかどうか愉悦の対象として楽しんで見ている。主人公はセラフィックスでの記憶が曖昧になっているものの、キアラを全面的に信用してはいけないことは本能で覚えている。
別の世界線で(人格諸々を)壊された上に失墜させられ、イベントで引導を渡した人物。
向こうはその存在が再びマスターや世界を害するようなら何度でも殺す気満々。
キアラの方も「落ちるところまで落ちちゃえばいい。キャハハ(要約)」と思っている。
思考的に実質的な同族(RとLの関係ではなくRとRの関係)。
なお、クラスはルーラーである為特攻が刺さってしまうという某狩りゲーの不完全体と完全体を彷彿とさせる相性となる。
自分よりも若い姿であることに嫉妬しているのか、「品が足りない」と煽っている。
第2部6章のネタバレ注意。
胸糞加減、そして所業による最終的な被害の規模ではまさかのキアラ以上の存在。
とは云えども此方は考え無しの本能のままにやりたい放題するタイプなので、ネット上ではキアラと同類と扱うのはキアラに失礼、とまで言われる程。
実際彼女を見たらキアラは(カーマとは別の意味で)嫌悪感を抱くに違いない。
余談
なお、中の人である田中理恵氏は実装後すぐに宝具Lv5を達成している。
しかも、宝具Lv5を達成してかつ一枚余るという強運ぶりも発揮した。
廃人ネットゲーマーとして知られている彼女だが、この一幕でそのことを『FGO』マスターにも知らしめたことだろう。
田中氏は、しばしばキアラとアンデルセンに対するツイートもしており、ついには自ら再現度の高いキアラのコスプレをするようになった。
その過去、設定面での強さから彼女を引き当てたマスターは謎の全能感に満ちており、『FGO』で新情報が流れる度「何が○○じゃ!こちとら殺生院キアラやぞ!」という言葉で対抗するという流れが出来ている。
セイレムでは彼女と同じく「冗談から出た話が本当だった」というキャラがもう一人いる。
実は『CCC』では随喜自在第三外法快楽天であるのに対し『FGO』では歓喜自在第三外法快楽天と名称が異なっている。
『CCC』では真性悪魔(魔人化)、『FGO』ではビーストに変生したことの違いを表していると思われる(歓喜は英語でラプチャー)。
『FGO』では使用されないがなんとサクラファイブ達のイデススキルを所有している。ゼパルが閲覧した『CCC』世界はサクラファイブ全員が登場しなおかつキアラに吸収された可能性の世界だったのだろうか。ただしその効果は本来のものとは大きく異なっている。
- 被虐体質:オリジナルの効果は防御力アップ、タゲ集中。
- 加虐体質:効果はメルトウイルスに似ている。
- 緊縛嗜好:表記揺れは束縛願望。効果はクラックアイスに似ている。
- 発育願望:表記揺れは成長願望。効果はヒュージスケールに似ている。
- 同属嫌悪:表記揺れは同族嫌悪。オリジナルの効果は同じ属性、同じ性質のものを拒絶する。
後に追加されたカズラドロップへのマイルームボイスによると、カズラドロップ以外のサクラファイブを取り込んでいた模様。