これは是非もないかも!
プロフィール
真名 | 織田信勝(+卑弥呼の弟) |
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クラス | アーチャー |
性別 | 男性 |
身長 | 164cm |
体重 | 50kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善・人 |
好きなもの | 姉上 |
嫌いなもの | 姉上を軽んじる奴等 |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | pako(原案、FGO)、経験値(ぐだぐだエース) |
CV | 山下大輝 |
「げえっ!?姉上!?」
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。レアリティは☆1。
初登場は『ぐだぐだ明治維新』だが、サーヴァントと言っていいのか怪しい存在(恐らく幻霊)らしく、長らくNPC扱いとなっており、プレイアブルとして実装されてはいなかった。
ストーリー序盤、特異点で「第六天魔王 織田信長」を名乗り徳川幕府を打倒。
その後は織田幕府を築くも、レイシフトして来たノッブに見つかり彼女に従う羽目になった。
ファンおよび公式での愛称は「カッツ」。ちなみに経験値氏も公認。
3年半後の『ぐだぐだ邪馬台国』にて期間限定フレンドポイント召喚という形で実装を果たす。
ちなみに、再臨状態のイラストもノッブを意識したものになっている。
いわゆる「水着パーカー」状態で、剣はプラスチック刀身の模造刀になり、腰からは水鉄砲を紫色のラバー製のホルスターに収めて、サンダルを履いている。pako氏がTwitterにアップした後ろ姿の絵によると首の部分にチャックがあり、水着の下には赤色シャツ(姉と同じであれば、このシャツはBusterのコマンドカードTシャツかもしれない)を着ているのが確認できる。
第三再臨では魔王を意識してかイラスト全体的に暗い雰囲気になっており髪色も赤くなっている。
顔は面頬(正確には「目の下頬」)で覆い、全身を黒いボディースーツで包み、炎のように輝く赤いラインが各所に走っている。そして胸元には家紋である桔梗の印が炯々とした光を放っている。
ただ淡い光の中で赤い椿の野に佇む姉と違い、骸の散乱する漆黒の闇で座っている。
さすがにある場所はヤバかったのかドクロを抱えるという方法で隠している。
……という風にとことんノッブを意識している。
各セイントグラフはそれぞれアーチャーの信長、水着信長、魔王信長と背景を照らし合わせて重ねてみると「信長の傍らに立つ信勝」という絵が出来上がるという凝った作りになっている。
真名
一般的には「織田信行」の名で知られている。恐らく信長の次男と名前が被るからか。
幼い頃から奇行の多かった信長とは正反対の性格だったとされており、信長が「うつけ」と評されるのと対照に家臣からの支持を得て次期織田家当主の地位を狙う。信長に対して幾度となく謀反を起こすも、奇行の真意は見抜けなかったらしく、最期は自死とも信長に討たれたとも伝えられる。
史実においても織田信長の弟・血縁者であるという事以外は取り立てて伝わることも少なく、それ以上でもそれ以下でもない人物。それが織田信勝という人間の全てである。
人物
一人称は「僕」。
姉にそっくりな外見の華奢な少年。髪はひとつ結びにしており、何故か先端が燃えている(『ぐだぐだエース』の過去回想では反乱を起こすと決めた際に燃え始めた描写がある)。信長とは瓜二つだが、背は信勝の方が高い。また軍服とその上に羽織っているマントのカラーリングが信長と逆。
なかなかの美男子であり、毅然と構えていればそれなりに様になる。
しかし根は生真面目で平凡なため、規格外の将才を持つ姉と比べると見劣りは否めない。
根性も鍛えられておらず、恫喝されたり威圧されると割とあっさり謙る。
特にノッブにはまったく頭が上がらず、ストーリー序盤で再会したときには勝手に「信長」を名乗っていたことで彼女の怒りを買ってしまい、涙目になって狼狽えるほどの動揺を見せた。
しかし、今なお姉・信長が家督を攫っていったことに執着しており、直接対決では勝てないと考え、あの手この手を講じて姉を消耗戦ですり潰して抹殺し、家督を得ようと躍起になっている。
人を出し抜くことでは高い才能を有するが、やはり詰めが甘く肝心なところでヘマをやらかす。
そんな彼がいかにして徳川幕府に取って代わったのかと疑問に思った人もいるだろう。
カルデア陣営が彼を追い詰めた時、その裏には恐るべき真意と真実があった。
以下、イベント『ぐだぐだ明治維新』のネタバレ注意!
ええ、もちろんです!信勝はいつだって姉上の味方!
姉上!この閉じた空間で永遠に、子供のころのように面白おかしく生き続けましょう!
その本質は誰よりも姉を崇敬し愛していた信奉者。
まさに姉が全てであり、"優秀な姉・信長に対する狂的なまでの卑屈"が人格と価値観の総てを占めており、たとえ何があろうとそこから外れたアイデンティティや行動原理を抱く事は無い。
同時に血を血で洗う争いに塗れた戦乱の世を「あんな狂った時代」と否定しており、そんな世の中で信長が自分を要所要所で助けてくれたということも、人格形成の要因になったと思われる。
姉の奇行の真意、父の心変わりなど、それらの意味を理解し受け入れていた。だが家中の老臣たちは、信長の本質を見抜けず不平を漏らして自身を跡目に担ぎ出したため、信勝は次第にそうした老臣たちへの苛立ちを募らせていった――口で判らぬならば、身を以って知るほかはないと。
かくして、姉を愛し姉の才を知る少年は、その深すぎる愛ゆえに自ら討たれてその証となる道を選んだ。偉大なる才器に理解も恭順も示せない凡愚たちの旗頭を演じ、残らず誘き寄せた反乱分子諸共燃え尽きる誘蛾灯――取るに足りない輝きでも、姉の覇道を少しは照らせるものと信じて。
乱世などいらぬ。欲しいのは姉と愛すべき無邪気な日々、ただそれだけ――
二度の謀反の末に討たれ、死後は英霊にはほど遠い幻霊となった信勝は、時間神殿から流れ着いた死にかけの魔性に誘われて時空のはざまに到達する。その魔性は“死”を恐れ、永遠を求めんとしていた。信勝はその思慮に「自らの理想」を重ね合わせたことで、魔性の力を受け入れてその“要石”の一つとして力を得ることを選んだのだった。全ては愛しい姉を戦乱の世から救うために。
本人は自らのことを「無能」と称していたが、プレイしたマスター達各方面からは「無能というより戦国の世に向いていなかった」「太平の世であれば才を発揮できたタイプ」とも称されている。
誰も死ぬことのない、永遠の黄金郷。
姉と過ごした幼く優しい日々が、また続くように。
だが結局、それは紛い物によって見せられた泡沫の夢でしかなかった。
三度目の謀反も失敗に終わり、そして三度目の温情を受け、自分の平凡さを痛感するのだった。
「――――あとはお任せします、姉上」
奇しくも生前の最期と同じ言葉を口にして、織田信勝は消えていった……
しかし『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』にてしれっと復活。ノッブに引っ張られるかたちで付いてきたらしく、彼女の側近(という名の雑用)として傘下に入っている。オマケにノッブが奄美少将によって拉致・拘束された際に、ノッブの霊基の一部を予めカッツに移植して人格まで敵の手に墜ちるのを防止するという、姉弟だからこそできた“ウルトラC”で難を逃れるのに大いに役立っていた。
その後、奄美の正体が判明した際に「僕の方が姉上を一番理解している!」と豪語したり、ノッブが本体を取り戻したときにはどさくさに紛れてノッブの体を手に入れようとして無理やり追い出されたりたりと、安定と信頼の拗らせぶりを発揮している。挙句、姉の残留霊基のおかげか事件解決後も現界を保っており(当人曰く「いつ消えてもおかしくない」ギリギリのレベル)、幻霊の身の上でちゃっかりカルデアにまで付いてきてそのまま居付く暴挙までやってしまった。
その後もぐだぐだ勢の一員としてちょいちょい登場していたが、初登場から苦節3年半後の『ぐだぐだ邪馬台国』にてプレイアブルに昇格。同イベントの主役の1人として、本人なりに奮闘する。
能力
本来は幻霊レベルの弱い霊基しか持たないため、サーヴァントとしてまともに戦う力は持ち合わせていない。武器として日本刀と旧式拳銃を用いるが、どちらも威力としては平凡そのもの。
第2再臨では、水着姿となるため武器がおもちゃの剣と水鉄砲に切り替わる。
知恵や処世術についてはそれなり以上の資質を発揮しており、交渉や計略で敵を出し抜くのが本領だが、何せその分野でさえ怪物クラスだった自身の姉を知っており、従えていた平民にも緊急時には邪険にされる等、弱気な性格もあっていざという時のカリスマの類も皆無である。
一方、領地統制の才はなかなかに有能で、人員を動かし堤防を建造して治水したり、収穫した米の保存に米俵の作成を講じたりと、先述通りに「平時において優秀な人材」である様子。
モーション中では、日本刀、拳銃、丸形爆弾による攻撃を見せる他、ちびノブ達を召喚して火縄銃で銃撃させたり、敵を覆い尽くして(信勝がスイッチを押すことで)自爆をさせる。
更に、敵を羽交い締めにして自分ごと姉上の攻撃の餌食にしたりもしている。
ステータス
三大騎士クラスでこそあるが、ご覧の通りのへっぽこぶり。
唯一アーチャークラスとして敏捷性に並程度の補正が掛かっているが、そもそもが戦闘力がカケラもない幻霊なのでサーヴァントとして顕現できていること自体がイレギュラーといえる。
ただそのイレギュラーを補うために、別の霊基が陰から支えている。
保有スキル
対魔力(D) | アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。一工程(シングルアクション)の魔術なら無効化可能。魔力避けのアミュレット程度のもの。 |
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単独行動(C) | アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。Cランクなら、マスターを失っても丸一日現界可能。姉を失ったら多分秒で現界不能(ストーリー中ではそんな事は無かったが)。 |
稚拙な謀略(D) | 人生において二度の謀反を行う。家中の不満分子を纏め上げ、行われたその謀反は失敗したが、それはかの者を魔王となす道行きの始まりだった。 |
我、魔天に殉ず(B) | 己が身を捧げ、姉を魔王へと押し上げた狂信。信勝の生き方が姉を魔王の道へと進ませたのか、魔王である姉が信勝の生き方を決めてしまったのか、それは二人にも分からない。「織田信長」に対しての強化スキルと思しい。 |
戦乱の徒花(C) | 咲いても実を結ばぬ時代の徒花。彼の人生が無駄であったのかそうでなかったのか、それは信長のみが知る。「徒花」とは見せかけだけの事を指す。 |
霊基強化によるサーヴァント化にあたり「サーヴァントである第六天魔王・織田信長を召喚できる」という独自の能力を得た。正確には「召喚の道筋を用意できる」ものだが、これは彼のエクストラアタックにも現れており、時空を超えて信長に援護してもらえる他、たとえ信長が消滅・退去したとしても完全な状態で再召喚を可能とする。そのために彼と信長が同時に顕界している場合は、信勝を先に始末しなければ信長は何度でも復活できるため、事実上、不死身となる。
実装時のイベントである『ぐだぐだ邪馬台国』の高難易度クエストでもこの設定が再現されており、魔王信長に対して「毎ターンチャージプラス2」「無敵3回」「HP50000回復」といった強力なバフを掛けてくる上に、信勝を倒すまでは魔王信長の防御バフが解除されない。
霊基グラフのコピーでも内蔵しているのか、信長は消滅する寸前までの霊基情報を保持した状態で再召喚される。また他の召喚系宝具同様、本人が信勝の求めに応じなかった場合は召喚できない。
宝具
魔王回天・曼殊沙華(まおうかいてん・ひがんばな)
- ランク:D
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
「姉上……!」
「後は御任せします、姉上。フッ……フハハハハハハハハハァ!!」
己の消滅と共に対象を強化する自害宝具。
己が死を以って、姉を人ならぬ魔王の道へと歩ませた信勝が唯一持ち合わせた力。
本来なら現界している霊基ごと消滅してしまう「壊れた幻想」と言うべき自爆宝具なのだが、カルデアに現界した彼に限り、ある要因から一時退去にまでリスクを軽減することが可能。
また、自分の全てを信長に明け渡すという概念ゆえ、万が一この特性を他者が得ようものなら、強制的に全ての力が信長か虚無へ流出してしまう厄物と化す危険性も秘める。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
☆1とあってステータスは【HP:7563/ATK:5116】と低く、カード構成は《Quick:2/Arts:1/Buster:2》のランサー型という変則的タイプ。QとAが3ヒットし、特に1枚だけのAの性能が良好なお陰でNPの獲得にはそれほど困らない。ちなみに一部のモーションでちびノブを召喚し、Extra Attackでは姉を呼び出してどこかで見たような羽交い締め&巻き込まれで相手を吹っ飛ばしている。
保有スキルは、敵単体に混乱状態とBuster耐性ダウンを付与(各3T)する「稚拙な謀略(D)」、自身にスター発生状態付与&味方全体のクリティカル威力アップ+味方にいる信長全員にクリティカル威力アップ+スター集中率アップ(全て3T)の「我、魔天に殉ず(B)」、自身にターゲット集中状態付与&被ダメージ時のNP獲得量アップ(各1T)&自身がやられた時に味方全体のHPを回復させる状態(5T)を付与する「戦乱の徒花(C)」。総じてBuster&クリティカル関連などのサポート特化。
そして宝具「魔王回天・曼殊沙華」は、カードの種類はBusterで、効果は【自身を除く味方全体のNPを増やす&Busterカード性能をアップ(3T)<オーバーチャージで効果アップ>+味方全体の〔信長〕のBusterカード性能をアップ(3T)+自身に即死効果を付与】という代物である。
……と、ここまで見てお判り頂けると思うが、清々しいほどのノッブ専属サポーターという実にカッツらしいイロモノ性能。しかもノッブに欲しい効果をひとしきり揃えているという、これまたシスコン魂炸裂な内容となっている。ここまで特定キャラへのサポート特化は他に類を見ない。
特に「我、魔天に殉ず」はノッブに掛かる補正が、類似スキルでもトップクラスの性能を誇り、スターを吸いにくい水着と魔王に優先的にスターを回せるほどの倍率(最大3000%!!)を叩き出すことが可能である。どちらも自前のスター獲得状態を合わせて毎ターン最大25個のスターを独占できるようになるため、カッツからのクリッターバフと合わせてえげつないBuster攻撃を繰り出し、敵陣を灰燼に帰すようになる。トドメとばかりに、宝具で退場しながらノッブの攻撃性をガン上げしつつ形成を立て直す。誰が言ったか「オーダーチェンジ」ならぬ「織田チェン」、あるいは「ステラ」ならぬ「システラ」。それに加えて後続に別のサポーターやサブアタッカーを仕込み、戦局に変化をもたらすという手法も可能という、まさかの宝死茶2号と化してしまっている。
当然ながらノッブがいないと機能を完全に発揮できないことが最大の課題。
特に本家魔人アーチャーが昔の配布であった事から入手機会が途絶えていたというのが問題となっていたが、2023年に「巡霊の祝祭」のラインナップに追加され恒常実装された。
ただノッブ対象のサポート技能を抜いてもそれなり以上に有能、スター関連とBuster威力の向上に関して☆1という額面に収まらない特性は、運用次第でさらにユニークな効果を現す可能性も。
関連人物
生前
説明不要の実の姉。自分の全てと断じる程敬愛しており、召喚時もマスターではなくノッブへの忠誠を表明している。水着、魔王にも個別に反応があり、水着ノッブの毎度余り気味なライブチケットの存在を知って販促に乗り出している。アヴェンジャー時の場合は再臨状態によって対応が異なり、男っぽい織田吉法師のことはどうにも慣れなくてちょっと苦手の模様。魔王に対しては「僕の知らない姉上」と驚いている。また信勝は吉法師と魔王の性別を確かめるために無理矢理服を脱がせようとして、吉法師と魔王はドン引きしている。因みに魔王が一番信勝への対応が優しい。
実の姪(妹の娘)。自分の死後に生まれたので面識はない。
血縁者とは言え、基本的にどうでもいい扱いをしているが、怒った時の凄みは姉上似とのこと。
実の父親。信勝の器量を不安視し、大物な姉を後継者に指名した。
姉を認めた人物ではあるが、信長に面倒ごとを押し付けたことには不満な模様。
実の母親で、自身、信長、お市の方を産んだ。
自分だけを溺愛して信長を評価しない様には「母上は姉上の凄さを分かっていないようだが、いずれ分かってくれるだろう」と見ていた。しかし、その思いは叶うことはなく……
古参の家臣の1人。だがかつて信長に謀反を企てた際、自分の方についた=モノの道理(優秀な方が家を継ぐべき)がわからぬ愚か者という理由から当たりがきつい。一方、他の連中と違って内心織田家内部での対立そのものを憂いていた事も気づいており、同情や評価はしている。
古参の家臣の1人。自分の甘言に乗らず、信長に仕えていたため評価は高め。
その息子に対しても評価しているが、慣れ慣れしい態度には不満な様子。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
基本「姉上のマスター」呼びでぞんざいな態度を取っている。
その一方で、姉上と再会するきっかけを作ってくれたことと、自分個人に対して信頼を向けてくれることについては素直に感謝しており、マスターとして立てる気は一応ある模様。
姉上の友達という認識であった。ノッブと仲良くしている事に嫉妬し「顔色の悪い田舎者」「馴れ馴れしくするな」と牽制するが、人が変わったみたいな目で睨んだ彼女に撃退された。
イベント『ぐだぐだ明治維新』で共に初登場し敵対した。
後に『ぐだぐだ邪馬台国』では共闘関係になるも、顔が怖いと認識している。
姉上の家臣の1人。自身の死後に織田家に仕えたため面識はない。
ノッブへの解釈違いで暴走する様に「僕の方が姉上を理解している」と張り合った。
同じくヤンデレで知られる日本サーヴァント。一方、徐々に描写がマイルドになっていった清姫、逆に詳細が明らかになればなるほどヤバくなっていったカッツと、ある意味対照的になっている。
ある巫女の名も無き弟
実装イベントである『ぐだぐだ邪馬台国』で出会った亀の姿をした名無しの人物。彼もまた、偉大な姉を持つものであった。特異点で信勝の身の上を自身に重ねながら、信勝に己の本質と「本来の姉弟の有り様」について問い続け、またその答えのために導き続けた。最終的には自らの霊核を全て信勝に与える形で消滅しており、信勝は以後彼のことを胸の内に留め続けている。
余談
細身の美少年で野心家でヘタレで軍服で黒髪ロングという要素のおかげで、NPCでありながら登場当初から高い人気を得ていた。加えて、イベントシナリオが進行するにつれて色々とアレな内面までもが明らかになり更なる注目を集めることに。ある意味属性のバーゲンセール状態。
彼の名前がTwitterにおいてトレンド入りした際は、経験値氏の漫画(『ぐだぐだオーダー』)で直々にツッコまれていた。誰が呼んだか「回す方のノッブ」に対して「マワされる(意味深)方のノッブ」。しかも実装の際には、本当に(ガチャを)マワされることになったのだった。
実は信勝は元々pako氏の落書きから生まれた存在であった。元々登場する予定は全くなく「男ver.のノッブ」として送られてきた絵が「これは落書きで終わらせるには惜しい」と流用されて生まれたのが信勝である。本来なら茶々を倒してテキトーに終わらせる予定だったが、信勝の登場によりシナリオに厚みが出たため結果オーライ。ぐだぐだシリーズの真面目化の遠因と言えるか。
実装前の『カルデアボーイズコレクション 2018』のキャンペーンでは美少年系サーヴァントたちとともに概念礼装「ウェルカム・ダイナー」に登場を果たしている。共演したフェルグス・リリィともども、NPC(当時)としてはなかなかの優遇となった。その他にも、2017年9月号の『コンプティーク』にて姉と姪が水着姿で表紙を飾った際には、自身もマント&双眼鏡装備の赤褌スタイルという水着姿で上空から二人を監視していたりする。中々に危険な絵面である……
かねてからカッツが大のお気に入りで実装を希望していた高橋李依は『ぐだぐだ邪馬台国』開催を告知する『カルデア放送局 ライト版』を仕事移動の電車の中で視聴しており、放送中にCMが公開された途端「ねえ!ねえ!ねえ!!!!!!?!!!あっ喋ったぁああっ」、「泣いていい?お赤飯炊かなきゃ」」と興奮、イベント開始後はカッツを引いてすぐに霊基再臨を行い、中の人の山下大輝氏の演技も含め感謝の言葉をツイートしている(これを見た山下氏は引いていた)。その山下氏によると台詞の9割9分が姉がらみの台詞だったのが印象的だったとのこと。
ちなみに、邪馬台国から2019年クリスマスイベント復刻を挟み『虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』でネモが実装され、新規イベント二連続で高橋氏の推しキャラがサーヴァント化している。
なおゲームマテリアルの最終項目については、是非ゲームなり攻略wikiなりから自らの目で確認していただきたい。「一歩進んだと思ったら、十歩戻っていた」ような感覚に襲われたユーザー多数。
重いとか軽いとかそんなチャチなもんじゃねえ、もっとエグイものの片鱗を味わったぜ……!!
関連イラスト
立ち絵のみで登場していた頃の姿で描かれることが多く、信長が一緒に描かれていることも。
本実装されてからは徐々に再臨後のイラストも増えている。