概要
作者は華々つぼみ。月刊コンプティークで連載中(ただし長期休載状態にあり、作者のブログ・SNSも2020年途中から更新停止状態のため続報は不明となっている)。雑誌掲載時のタイトルは『ちびちゅき!』だが単行本タイトルは『TYPE-MOON学園 ちびちゅき!』となっている。現在第7巻まで発売中。
コンプティーク2015年12月号より、『Fate/GrandOrder』の登場人物が追加された「2学期」が開始された。
『月姫』『空の境界』『魔法使いの夜』『Fateシリーズ』といった、TYPE-MOON関連の各作品のキャラクターが2頭身にデフォルメされ、一堂に会して平和な学園生活を送るという日常系4コマ漫画。
初回はある程度メタ発言が飛び交っていたりする(月姫勢とFate勢は分岐ルートについて認識しているなど)。
単行本の表紙はその巻に登場した人物を全て描くため、もの凄い数のキャラが密集しているのが特徴。また、カバー裏表紙はちょっとアレな同人誌風になっている。
世界観
菌糸類の力で作られた型月学園が舞台で、東の海にはミカヅキ島という島がある。
教師陣と生徒陣の境目は曖昧で原作でそういう設定だったキャラクターはともかく、希望があれば、生徒役/教師役の両方に回れる自由な校風を取っており(実際にダ・ヴィンチちゃん、項羽、虞美人が役職の変更を行っている)、学生寮の部屋はキャラクターを象徴する場所に繋がっている。(例:SNのキャラクターなら衛宮亭。アルクェイドは住んでいた期間の長さから千年城となっている。)
また、季節の概念が存在するようで、行事が定期的に行われる他、貨幣の概念も存在し、相場は1きのこ×100=1なすとなっている。
また、この作品内には作品のジャンル上の問題や、混乱を防ぐ為に以下の制約が存在している。
制約
- 登場人物からは物騒な能力が剥奪または弱体化されており、そうした能力は非殺傷能力に変更される。(約束された勝利の剣ならハリセンに変更など)要は殺人や破壊行為は不可能である。無論呪いの類も無効となる。
- 本来なら非業の死を遂げていたはずの人物が元気に生きていたり、別作品・別時代の同一人物が同じ空間に存在するというケースも。この場合、独立した別人という扱いになる。
- 例えばZeroから見たSNのキャラクターがこの制約を受ける。ただし、人間キャラならともかく、SNのセイバーとギルガメッシュは姿は全く変わっていない為、Zero版とも同一キャラクターという扱いになる。今の所、SNでは回想にのみ登場した衛宮切嗣に関しても同様である。
- 無論、遠坂凛と遠坂リンなどスターシステムを採用しているEXTRAシリーズのキャラクターはオリジナルとは別存在である。尚、男主人公と女主人公両方が存在する場合はどちらの主人公も独立したキャラクターとして登場する。
- 出典や活躍した時代についての記憶しか持たないという訳である。なので、同じ作品であっても違う時間軸のキャラクターであるならばこの制約を受ける(両儀未那を知らない両儀式など)
- キャラクターの姿が全く同じでも背景設定が大幅に違うパターンは不明。(ブリュンヒルデの場合本物と贋作英霊が別人として存在しているが、他のキャラクターにも同様の扱いが適用されるのかは不明。逆に、コンパチキャラであるため設定上の差異がほぼなく外見の差異もないが、4人全員が微妙にデザインの違う別人として存在する土水火風のアイリのようなパターンも。別人であるが使用している肉体が同じであり瞳の色以外で判別できないエルキドゥとキングゥの場合はキングゥのデザインと性格が変更されている。)
- ただし、蒼崎橙子は複数の作品に登場している上に、その都度デザインが変わるという非常にややこしい存在であるため、劇場版空の境界の時のものになっている。
- なお、カーニバル・ファンタズムなどの番外編で会っているという設定はめんどくさいので無かったことにするというルールを1話で設けている(一応本筋シリーズに当たるFate/Grandorderも原作の性質上、新規キャラクターなどを除いてこの縛りの影響を受ける。)
- ちなみにギルガメッシュは数多くの作品に登場している特性上、特にメインを張ったSN、Zero、Fake、CCCの記憶を所持しているようである。
- ギルガメッシュ(キャスター)は生前の姿である為アーチャー版とは別人だが、エルキドゥ視点でのみ同一人物として扱われるという特殊な扱いがされている。
- ただし、サーヴァントは英霊という制約上、生前に面識があるという設定があれば、この限りでない。(円卓の騎士など)
- 現在進行形で連載している作品や未完の作品からも問題なく登場する。(Fate/strangefakeやプリズマ☆イリヤなど)