略称は「ヒカ碁」。
概要
『週刊少年ジャンプ』にて1998年12月から2003年7月まで連載、全175話で完結している。
第一部「佐為編」と第二部「北斗杯編」の二部構成になっている。
TVアニメにもなり、テレビ東京系列にて、2001年10月10日から2003年3月26日まで放映されている。
少年漫画としては異色の囲碁漫画だったが、緻密で繊細な作画と熟考されたストーリーで人気を博し、囲碁を小学生・中学生を中心に浸透させ、囲碁ブームを引き起こした。1999年には小学館漫画賞を受賞、発行部数は2500万部以上に達した。
中にはこの作品をきっかけに囲碁を始め、プロ棋士になった者もいる。特に史上最年少で十段タイトル獲得者となった伊田篤史は、小学校3年のときに見たヒカルの碁に影響されて、本格的に囲碁を始めたことを公言している。
ブームは一段落ついたものの、ブームを体験した世代が保護者となったことで、子供の習い事として囲碁が定着する効果を生んでおり、また他競技と違い連載時とルールは変わっていないので、今も普通に楽しめる作品となっている。
あらすじ
平凡な小学生、進藤ヒカルは、小遣いをカットされたために祖父の家を物色していた際、蔵にあった古い碁盤に血痕を見つける。
その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊に取り憑かれたことで囲碁の世界に巻き込まれる。
登場人物
※本項では個別記事の存在するキャラクターのみを記載する。
主要キャラ
囲碁部編
- 藤崎あかり(CV:かかずゆみ)
- 筒井公宏(CV:津村まこと)
- 加賀鉄男(CV:伊藤健太郎)
- 三谷祐輝(CV:浅川悠)
- 金子正子(CV:ゆきじ)
- 夏目洋介(CV:川村拓央)
- 小池仁志(CV:重松朋)
- 津田久美子(CV:渡辺明乃)
海王中
院生・プロ試験編
- 和谷義高(CV:高木礼子)
- 伊角慎一郎(CV:鈴村健一)
- 越智康介(CV:松岡洋子)
- 奈瀬明日美(CV:榎本温子)
- 福井雄太(CV:水田わさび)
- 飯島良(CV:山口隆行)
- 本田敏則(CV:櫻井孝宏)
- 小宮英二(CV:河相智哉)
- 門脇龍彦(CV:高瀬右光)
プロ編
北斗杯編
その他
アニメ
原作の佐為編がTVアニメとして、2001年10月から2003年3月まで全75話が放送された。
その後、2004年1月にTVスペシャル「北斗杯への道」が放送され、北斗杯編前半までアニメ化された。
主題歌
- オープニングテーマ
「Get Over」(第一局 - 第三十局、北斗杯への道)
作詞 - 松室麻衣 / 作曲 - BOUNCEBACK / 編曲 - 矢崎俊輔・中尾昌史 / 歌 - dream
「I'll be the one」(第三十一局 - 第六十局)
作詞 - HΛLNA / 作曲 - 佐藤あつし / 編曲・歌 - HΛL
「FANTASY」(第六十一局 - 第七十五局)
作詞・歌 - 片瀬那奈 / 作曲・編曲 - 長岡成貢
- エンディングテーマ
「ボクらの冒険」(第一局 - 第十二局)
作詞 - Keiji / 作曲 - Keiji、朝三“Sammy”憲一 / 編曲 - Kids Alive、朝三“Sammy”憲一 / 歌 - Kids Alive
「ヒトミノチカラ」(第十三局 - 第三十局)
作詞 - 森浩美 / 作曲 - 高見沢俊彦 / 編曲 - 上野圭市 / 歌 - 観月ありさ
「SINCERELY 〜ever dream〜」(第三十一局 - 第四十六局)
作詞 - 松室麻衣 / 作曲 - 菊池一仁 / 編曲 - HΛL / 歌 - dream
「Days」(第四十七局 - 第六十三局)
作詞・歌 - shela / 作曲・編曲 - 原一博
「MUSIC IS MY THING」(第六十四局 - 第七十四局)
作詞・作曲 - John Sauli・Fonny De Wudi / 日本語詞 - 海老根祐子 / 編曲 - 冬野竜彦 / 歌 - dream
「Get Over(Special Mix)」(第七十五局)
作詞 - 松室麻衣 / 作曲 - BOUNCEBACK / 編曲 - 松藤由利+wonderwall / 歌 - dream
「Everlasting Snow」(北斗杯への道)
作詞 - dream+BOUNCEBACK / 作曲 - BOUNCEBACK / 編曲 - ats- / 歌 - dream
- ヒカルの碁セレクション
「最後のGAME」(2009年6月15日 - 9月7日放送分)
作詞 - 井上カノ / 作曲 - 北野正人 / 編曲 - 亀田誠治 / 歌 - Do As Infinity
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