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「秀策をバカにした高慢な棋士 そう思われるのもそれはそれで面白い」

「秀策を随分評価しているようだが、今ここでハッキリ言ってやる。彼など、もし今現れてもオレの敵じゃない」

概要

 韓国棋院所属の新進気鋭のプロ棋士。既に韓国の国内でタイトルを争っている、北斗杯の韓国代表の1人である。対等の力を持つといわれる塔矢アキラと対局してみたいと思っている。

 古瀬村が自身の調整不足で韓国棋院を電撃訪問した際、たまたま居合わせたことで已む無くインタビューを受けることに。古瀬村に本因坊秀策について質問され彼についての批評を述べるが、意味を正しく訳されなかった事で古瀬村の怒りを買い、彼伝いに内容を知ったヒカルに猛烈な敵愾心を抱かれるようになる。

 秀策に異様な執着を見せ、己に一方的に噛み付くヒカルを煙たがっていたが、自身に死に物狂いで食らいつき、勝利をもぎ取ろうとするヒカルにいつしか自身も本気にさせられていた事に気づく。結果は永夏の勝利に終わるも、永夏は内心でヒカルも「塔矢アキラに匹敵する棋士」と実力を認めるのだった。

人物

 高慢だがそれに違わぬ実力を備え、日々研鑽も怠らない努力家。秀英には先輩として、また優秀な棋士として尊敬されており、秀英が彼の自宅を訪ねるなど友人としても普段から仲の良い様子も見られる。

 明るい茶のハネ髪に長い睫毛に縁取られた目を持つ、作中屈指の美男子。その男振りの良さに北斗杯スタッフの相川も惚れ惚れしていた。

 嘗ては碁打ちの登竜門とされた日本の棋士の研究にも余念が無く、秀策だけでなく道策や丈和も学んでいる勉強熱心な一面もある。

 その一方、涼やかな佇まいに反して肝が太い一面もあり、通訳トラブルにも弁明せずに便乗して、ヒカルに挑発的な態度を取った。チーム関係者の男性に「碁界の頂点にはいつ立てる?」と問われた際も、「ご要望は?」と余裕の返事を返している。まさに囲碁大国・韓国に恥じない王者の風格を漂わせた、囲碁界の世界的ホープである。

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高永夏
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