曖昧さ回避
- 格ゲーストリートファイターのガイルの必殺技。→ソニックブーム(ストリートファイター)
- サイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』の登場人物。→ソニックブーム(ニンジャスレイヤー)
- ポケモンのわざ。→ソニックブーム(ポケモン)
- 1987年にセガが販売した戦闘機によるシューティングゲーム→ソニックブーム(セガ)
- カートゥーンネットワークで放送されているソニックシリーズのアニメおよびそのメディアミックスとしてSEGAから発売されたゲーム「SONIC BOOM(海外名)」→ソニックトゥーン
解説
物体の移動速度が音速に近づくにつれ、物体に押された大気が前方に集中・圧縮される。これがいわゆる音速の壁である。この壁はコンクリート壁に匹敵する硬度を誇り、その壁を突破したときに衝撃波が発生、それによって起こる爆発音がソニックブームと呼ばれている。
また音速の壁を突破すると物体の周囲に真空の膜が形成され、それによって周囲の大気を押しのけ、以後の音速飛行を安定させることができる。そしてその真空の膜によって押しのけられ大気が周囲に暴風となって襲いかかる現象も一般にはソニックブームと呼ばれている。
ちなみにこの空気の壁を突破するために音速戦闘機などには従来の強度を遥かに超える機体強度と、出来るだけ空気抵抗を抑えるためのスマート化が図られた。なぜなら空気抵抗が大きいとその部分を音速の壁に持っていかれるからだ。
格闘ゲームやRPGにはソニックブームという技がしばしば登場する。これを字面通りに受け取るならば、音速の壁を突破した衝撃波や爆音を飛ばして攻撃するということになるが、音速の壁は前述の通りかなりの硬度を有しており、もし人間が素手で(基本的に不可能だが)ソニックブームを起こした場合、まず肉体が耐えきれずにその部位が損壊する(例:漫画範馬刃牙の愚地克巳の技 真音速拳)。
なお、実在の生物では陸上棲の竜脚類でも特に尻尾の長い種類やキラーマシーンとして有名なシャコが、それぞれの攻撃の際にソニックブームを発生させられるというが、これがいかにヤバいことかご理解いただけるだろうか。