まぁ早い話がロボットアニメに出てきそうな二腕二脚の兵器全般なのだが。
敢えて重箱の隅を突く概要
そもそも、人型機動兵器とはなんぞや?
Q.リアルロボット代表格であるモビルスーツの時点で既に「ロボット」ではないよね?
A.人型じゃないモビルスーツもいるし、逆にどう見てもメカな金属生命体もいるのでは?
Q.じゃあパワードスーツ?
A.水着にしか見えないスーツや平成以降はあんまり改造されなくなったヒーローは機動兵器じゃないよね。
Q.じゃあ軍事用として使われる人型機械?
Q.スーパーロボットは正義の味方多いよね?
Q.機動じゃなく魔動してる兵器もいっぱいある。
A.中に糸とか歯車とか入ってれば機動?
???「任せろ、全員月ごとふっ飛ばしてやる!!」
結論
全てを説明しようとしても無理なのだよ
恐らく厳密に理解するのには永劫の時が流れてしまうのだ
何しろこのpixiv内のそれっぽい記事は下記の関連タグの十五倍はある
真面目な概要。
- そもそも「マジンガーZ」以降の搭乗操縦型巨大ロボは、ロボットという言葉の原義に照らすと微妙な存在である。また同時に本来「リアル」という言葉から程遠い、ガジェットとしてナンセンスかつ極めて馬鹿馬鹿しいロマンの塊でしかない。そもそもロボットアニメは本来はロボットの玩具を売る為の販促番組である。
- その為「機動戦士ガンダム」では、パワードスーツの亜種との意味を持たせたモビルスーツという単語が設定されたが、一般名詞として他作品に流用されるには至らなかった。
- より無機質な兵器を表す言葉として、機動兵器なる言葉が作られたが(この様な兵器カテゴリは現実には無い)、その一方で、リアルロボを標榜する「ガンダム」以降の作品群も、玩具・コンテンツ販促番組としての商業的収入及びファン人気を得る為に「人型だけど人間サイズではない」という、実用的には全く意味の無い枠組みを捨てる事は出来なかった。
- そこで、本来なら矛盾する「巨大な人型」と「リアルな兵器」を、強引に繋げて出来た言葉が、人型機動兵器である。まぁ商業主義と過度のロマン趣味が生み出した妥協の塊である。