概要
CV:田中秀幸
シオン・ウヅキの兄。
過去のミルチア戦役で両親を失ったシオンにとっての親代わりでもあり、唯一の肉親。
元星団連邦特殊作戦軍情報部大尉であり、ミルチア戦役後に軍を退役し、第二ミルチアの自宅で古書店を経営しているが、妹のシオン曰く仕事は半年以上続いた事が無いとの事(古書店の前は医者を開業していたとのこと)。
温厚な性格の持ち主だが、電子データが一般化する中で紙媒体の本を取り扱う古書店を経営し、人類の宇宙進出が進み既に形骸化して久しい過去の風習を復活させるなど、古い風習や知識に触れる事を喜びとするものの、それを理解しようとしない妹からは変人扱いされている。
U-TIC機関(オルムス)に所属するマーグリスとは、祖父オウガの下で剣を習い競いあった同門であり、同時に宿敵(彼の顔に傷を付けたのも、またジンである)。
加えて、マーグリスの補佐官であるペレグリーとはかつて恋仲であったなど、オルムスとは因縁浅からぬ間柄である。
戦闘に於いては祖父より教えられた剣術を駆使して戦うが、生身でA.M.W.S.を一刀両断するだけの戦闘能力を発揮するなど、その腕前は達人の粋にまで達している。
その立ち振舞や技、声などはゼノギアスのシタン・ウヅキを彷彿とさせる。
ただし、作中既に結婚し一子を儲けているシタンとは違い、彼は未婚者である。
基本的に周囲に対しては任務中は厳しく、日常的には慇懃な物腰で接しているが、彼の性格の本質は他人を本当に理解できない孤独であった。
ジンにはシオンに似通った部分があり、それらを理解しているのは古くから付き合いのあるマーグリスやペレグリーぐらいである。
更には他人を本当に理解できない自分も他人から本当に理解されない部分もあり、EP3の終盤でマーグリスとの一騎討ちに勝利したシーンでは…
ジン、貴様は大した男だ……。
だが、その強さのために貴様は常に孤独なのだよ。
自分で数少ない理解者を断って来たのだ。
もう、誰も貴様を理解するものはいない……
……と、マーグリスが自決する直前に言い残したセリフがジンの本質を端的に表している。
EP3終盤ではシオン達を生き延びさせるために殿となってグノーシスの大群に立ち向かって戦死した。