解説
辺境の村・ラハンで、主人公のフェイの面倒を見てくれている温厚な人物。
世界に関する様々な知識を持っていたり、格闘技も非常に強かったりと謎多き存在でもある。
フェイやファンからの愛称は『シタン先生』。
ラハン村郊外に居を構え、妻ユイ、愛娘ミドリと共に暮らしている。医者としてラハン村の人々からは尊敬を集めており、エンジニアとしても優秀。
古い作業用ギアで作った「ポンポコ風呂」を始めとした珍妙な発明品も開発する一方、ギアの調整・整備を軽々とこなし、ピーキーなじゃじゃ馬と評されたギア「ヘイムダル」も容易く乗りこなす。
物語の3年前、重傷のフェイがラハン村に担ぎ込まれるのと前後して家族で移住してきた。フェイの治療を行った縁で、フェイからは尊敬されて、家族ぐるみでつきあっている。
人物
長い長髪、暗めの緑系で纏まった衣装、そして眼鏡を着用する。
優しさと柔和さが滲み出た温和な性格。知的な外見通り非常に博識。ただ、あまりに落ち着いて29歳とは思えない程老練しており、若干老けて見えるのが玉にキズ。
妻のユイとは仲睦まじいが、娘のミドリがあまり懐いてくれないのが悩み。
隠された過去・現在
物語序盤より非常に重要な役目を持って登場し、劇中終盤までその暗躍は明かされない。
鬼畜眼鏡
シタンを語る上でかかせない点が、あらゆる面で「劇中最強」という事である。
全キャラと比較しても、ステータスが非常に優秀。
レベルアップによる伸び率こそ悪いものの、序盤から冗談のような高さのHPを持ち、非常に重要なステータスである「素早さ」も全キャラクター中堂々の一位(いわゆるATB式戦闘なので単純に強い)。
おまけに攻撃力は主人公と同等かそれ以上。とどめに劇中終盤では決戦に向け、殺人術として自ら封印した「刀」を解禁。これにより、手がつけられない凄まじい強さを発揮する。
極めつけに習得する特殊能力も非常に使いやすく、搭乗するギアも主人公機に匹敵する戦闘能力を誇る。
しかし、彼はそれらを鼻にかけることは一切せず、自らが信じた物を貫き、大切な物を守る為に最期まで主人公達を導き、戦いに身を投じていく。
…その異常なまでの戦闘力の高さ、(声優の田中秀幸氏のボイスも相まって)慇懃すぎて逆に警戒感を抱かせるほどの物腰の柔和さ、そして敵とみなされる存在と関わるシーンが存在する、などの面から「絶対こいつは途中で裏切る。だからあまり戦闘で頼りすぎると痛い目に遭う」と深読みしすぎて使わなかったことから、逆にいらない苦労を負ったプレイヤーもいたとか。
そんな彼を語る上で切り離せないのは、やはり缶詰めだろう。詳細は当該記事参照。
ORヴェルトール戦の罠
物語の終盤、グラーフ駆るORヴェルトールと初対決となるのだが、これは負けバトルとなっている。
やり込みプレイをすれば勝てないこともないが、負けバトルのためかこの闘いにシタンは参加できない。
うっかりシタンをPTに組み込んだまま戦闘に突入すると2人で戦わないといけなくなる。なのでこの戦闘ではシタン以外の誰かを入れなければ3人PTにはできなくなる。
余談
スタッフが共通しているクロノクロスにおいて、非常に似た立場の人物が登場している。
関連イラスト
関連タグ
ウォン・フェイフォン カーラン・ラムサス シグルド・ハーコート ジェサイア・ブランシュ
????:正体・ネタバレ注意。